久しぶりに訪れた神戸。高台にある北野地区の洋館が点在する異人館街をお散歩することにしたミモロ。
「神戸北野美術館」を訪れた後、そのお隣りにある「ラインの館」を訪ねます。


ここは、大正4年(1915)に建てられたフランス人の「旧ドレウェル邸」。
「なんか素敵なお家~ここ入館無料だって…」と憧れのまなざしを向けながら、中へ。
「こんにちは~番してるの?偉いね~」と。庭に置かれた子犬のオブジェに近づきます。

1階の応接室には、ソファが置かれ、ここは撮影スポットで、マントや帽子を着て写真が撮れます。

2階に上がると、そこからは、異人館街の景色が広がっていました。


北野地区には、14軒の個性的洋館が公開され、内部はギャラリーや当時の様子を展示したスペースになっていて、有料で見学できます。

まぁ、1日ですべて回る人はほとんどいないとは、思いますが…。


「ラインの館」では、昔の写真の展示もあり、華やかな神戸の暮らしを知ることができます。


「同じ時期の京都と、雰囲気違うね~」と思うミモロです。明治になり、西洋化が進む日本において、横浜などと共に、まさに神戸はその先端を走った町のひとつです。
「よく遠いヨーロッパやアメリカから、日本まで家族で来た人たちって、すごいよね~」とミモロ。情報だって少ない時代、未知の国を訪れた外国人の勇気と志に改めて驚きます。
神戸の港を望む高台にある北野地区は、坂の町。「こんなに坂道多かったっけ~」と、細い坂道をひたすら上るミモロです。

住宅地である北野地区には、町を彩る花があちこちに。

「あ、風見鶏の館だ~」


ドイツ人貿易商のトーマス氏の邸宅で、レンガ造りの建物の尖塔の上に風見鶏がのっています。
薄緑色の洋館は、「萌黄の館」と呼ばれるもの。

素敵な洋館を見るたびに、「日本の大工さんってすごいね~」と思うミモロです。それまでの日本建築とは異なる形式の洋館。素材だって今まで使ったことがないものも多かったはず。
公開されている洋館以外にも、住宅などに使われている洋館も多く、明治、大正、昭和、平成と時を経た建物の多くは、阪神淡路大震災で少なからず被害を受けたそう。さらに歳月の流れでの老朽化は進み、その保全が課題になっています。
洋館が町の景観をつくっている北野・山本地区では、1976年に90軒あった洋館は、2003年には、半分近くにその数を減らしているそう。「なんか京都の町家と同じ状況だね~」とミモロ。
地震や洪水、台風と自然災害が過激化してる昨今、歴史的な建物の維持、保全は、本当に大変なのです。
「でも、今は、千葉の人たちが大変だよ~」とテレビを見るたびに心配するミモロです。
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