「あれ?また増えてる?」とミモロが見つめるのは、手水鉢に浮かぶ小さなアヒルたち。
このアヒルが浮かぶ手水鉢があるのは、東山の「粟田神社」です。
昨年10月ごろに、ミモロのお友達である氏子のお兄さんが、宮司さんの許可を得て、柄杓がコロナでなくなった手水鉢に浮かべたのが始まり。
短期間のつもりが、SNSなどで話題になり、現在も浮かんでいます。
「どうして増えるの?」と不思議がるミモロ。
そう、当初は、訪れた人が持っていくのでは…と思われていたのですが、減るどころか、その数は増えています。
「え~ここで繁殖してるのかな?」と思うほど、いろいろなアヒルが登場してます。
どうも、いろいろな方の寄進もあるとか…。
佐々貴宮司様に伺うと、「持っていかれることはありませんね~。バランスを崩す子は、引き上げて、休ませることもありますけど…」と。
初めは、氏子の方々も「神社の手水にいかがなものか…」という意見もあったようですが、今やその姿を温かな目で見守っていらっしゃるそう。
そして、このアヒル手水は、訪れる人に笑顔をもたらす場所に…どうも定期的にアヒルの交代が行われることになったよう。
そもそも東海道の京都の入口「粟田口」に位置する「粟田神社」。旅へのスタート地点として旅立ちの守護として崇敬を集めます。
「アヒルが巣立つ…っていう感じして、この神社には、ふさわしいんじゃないの?」と思うミモロです。
冬は、手水に氷がはり、アヒルたちは、スケート状態。雪が頭に積もる姿も…。「ちょっと冬は寒そうだね~」と、アヒルを気遣うミモロです。
最近のSNSの投稿ブームで、京都各所の神社では、手水に花を飾ったり、「映える」ポイントづくりが盛んに行われるように…。
このアヒルたちも、訪れる人が、必ず撮影するポイントになりました。
本殿での参拝の前に、この手水でお清めをします。
昨年、境内の一角に、新たな建物が登場しました。それが「宝物殿」。
神社の拝観時間内なら、無料で見学できます。
ここに収納されているのは、神社に伝わる剣鉾や錦の旗など、祭事に関わる歴史的な神具と共に、粟田地区の歴史を物語る貴重な品々が展示されているのです。
粟田地区は、かつて「粟田焼」という日本の陶芸に大きな影響をもたらした陶芸の工房が三条通沿いにあった地域です。
また、刀剣女子が憧れる刀剣を生み出した名工が、工房を構えたエリアでもあります。
「ここに来ると、その歴史がよくわかるんだよね」とミモロ。
境内には、「出世えびす祭」ののぼり旗が…。
境内の一角にある「出世えびす社」は、まだ源義経が牛若丸だったころ、源氏の再興を祈願して、旅立ったと伝えられます。
いつもは、非公開のご神像の日本最古と言われる木造の笑顔のえびす様は、伝教大師最澄の作とも言われるもの。
毎年、1月9~11日には、「出世えびす祭」が行われます。今年も、密を避けて行われる予定です。
「また、その時お詣りに来ないと~その時しか、えびす様にお目にかかれないから…」とミモロ。
今年の初詣は、コロナ禍での外出自粛もあり、例年に比べ静かです。
「なんか空気澄んでる感じ…」
車も少ないため、そう感じるのも当然かもしれません。
参拝を終えて、清々しい笑顔で境内を後にするミモロでした。
*「粟田神社」の詳しい情報はホームページで
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