ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

やっと食べれた~上賀茂神社そばの創業明治5年の「神馬堂」のやきもち。

2021-01-15 | グルメ

「あ、今日は、お客さんがいない~もしかしてやきもち買えるかも…」とミモロが嬉しそうに目を輝かせたのは、上賀茂神社門前にある「神馬堂」です。


趣ある建物は、明治5年創業の歴史を物語るよう。


ミモロが、上賀茂神社に参拝するのが、いつもお昼ごろになっていたためか、いつも売り切れ。
なかなか味わうことができなかったのです。
「食べたいなぁ~」と、お店に飾られたやきもちを眺めるミモロです。


「ここで焼くのかな~」中を覗くと、すでに作業は終わっているのか、お餅の姿はありません。


以前、お店は営業していても、予約のお客様だけで、ふらりと立ち寄ったミモロは買うことができませんでした。

この日も、恐る恐るお店の中へ。

「あの~やきもち買えますか?」とお店の人に尋ねます。
「はい、いつくさし上げましょう…」と。「わ~買えるんだ~。あの~5つください」とさっそくお願いしました。

買えると知って、落ち着いたミモロは、店内を見渡します。

「ここで、座って食べられるのかな?」と、椅子があるイートインスペースのような場所もあります。

さて、ミモロが憧れたやきもちは…

明治時代からの昔ながらの方法で作られている、素朴な美味しさが魅力の餅菓子です。
やわらかな餅の中に、ほんのり甘い粒あんが入っていて、それを香ばしく焼いたもの。「大福をあぶったみたいなお菓子だよね」とミモロ。
このタイプのお餅は、全国各地の神社の門前に見ることができます。大宰府天満宮の名物「梅が枝餅」も似たタイプです。

「でも、それぞれのお店でお味違うんだよ」というミモロ。シンプルな餅菓子ですが、確かにお味は異なるよう。
それぞれのお店には、ご贔屓がいるのです。

神社仏閣のそばにお餅などを売る店が多いのは、昔から参拝そのものが、人々にとって楽しみであり、そのひとときをいっそう楽しいものにするために、茶店ができ、そこで名物と言われるお菓子が作られることになったのだそう。餅菓子が多いのは、そもそも神社仏閣のあった場所の周辺には、農家が多く、餅菓子は農家にとって馴染みの深いものであったことから作られるようになったとも。

「あ、あれ、ミモロのやきもち包んでくださってるんだ~」と店員さんをじっと見つめるミモロです。


包み紙は、「神馬堂」の名を表す神馬が描かれたもの。

「なんか素敵な包み紙…」とミモロ。

この包み紙のモデルは、もちろん「上賀茂神社」の白馬です。

「この子の何代も前の神馬がモデルかな~」とミモロ。う~どの子ということはないと思うけど…。

うちに帰るとすぐにお茶を煎れて、やきもちを頂きます。

「わ~モチモチの皮が美味しい~あんこもいいお味~」と目を細めるミモロ。
「やっぱり美味しいね~」と…。なかなか買えない品だけに美味しさもいっそうというところでしょうか。

「本日中にお召し上がりくださいって…書いてるよ」というと、ミモロは次々にパクパク。
そんなに急いで食べなくてもいいんだけどなぁ~

さて、「神馬堂」は、売り切れることが多いので、お早めに…。

*「神馬堂」京都市北区上賀茂御薗口町4  ☎075-781-1377  水曜休み
営業時間 午前中 




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