「さぁ、ミモロの番だって~」と、じっと火床の火を見つめ、集中するミモロ。
ここは、滋賀県の北部、高島市にある古い鍛冶屋さん。9年前に復活し、鍛冶職人の堀田さんが、作品づくりや鍛冶屋体験などをなさっている工房です。
古い建物には、冬でも暖房はありません。
でも、火床に燃える火を見ていると、温かい気分に…。「でも、他の部分はちょっとさすがに寒いね~」と。冬になると、ミモロの住む京都の町中より気温も低く、雪も降ります。この日も、「温かい服装で…また、夕方になると一機に気温が下がるので、それまでに作業を終えましょう」と堀田さん。
バターナイフづくり体験に参加したミモロ達は、休む間もなく、作業を…。
「さぁ、ミモロちゃんもやってみましょう…」
「はい!」
火床のそばの作業位置に…。
渡された鉄の棒を火床の火の中に入れ、赤くなるまでそばで見守ります。
火床から出した鉄の棒を金槌で叩き、形を整ていきます。「鉄は熱いうちに打て…!」まさに、その言葉通り、冷えると硬くなって曲げたり、伸ばしたりできません。トントン…
大きな金槌なミモロにとって重いモノ。手伝ってもらいながら作業を…
バターナイフのナイフの部分の形ができたら、次は持ち手を作ります。
「いろんな形にできるんだ~」硬い鉄ながら、熱いうちに作業すれば、さまざまなデザイン性が高い持ち手ができるのです。
「ミモロちゃんは、どんな持ち手にしますか?」と言われ、「うん~ちょっとワイルドな感じかな?」と。
今度は、持ち手の部分を火床に入れて、熱します。
そして、握りやすいように、トントンと金槌で叩き、少し平にして、表面に凹凸を付けて、握っても滑らないように…
叩いては、また火床で熱する作業を繰り返します。
次第に作業に馴れて来たミモロです。「ミモロちゃん、注意して~あんまり熱心に作業すると、ミモロちゃん自身が焦げちゃうから…」とみんなを心配させるほど、作業に熱中。
「もういいでしょう~どれどれ…」ミモロのバターナイフの作業を確認する堀田さん。
「う~ここの部分、もう少し整えましょう…」と。
ミモロは、あまりに熱心に作業を長時間しすぎたため、ミモロが初めに思い描いていたバターナイフのシェーブより、かなり持ち手が長くなってしまいました。「なんかバランス悪くなっちゃったなぁ~」と、なんでもやり過ぎはいけないよう…。
ほかの人のものより、長く細くなってしまったミモロのバターナイフです。
「でも、大丈夫…仕上げの時に調整しますから…。なんかやって欲しいリクエストありますか?」と堀田さん。
「あの~長くなっちゃったから、「鰻のバターナイフ」にします。だから、ナイフの部分に目を入れて、持ち手の端は、尻尾にしてください~」とお願いします。
「うーできる限りやってみますね~」と堀田さんの頼もしい言葉に、ホッとするミモロでした。
さぁ、参加者の作業も終了。仕上げは、堀田さんがしてくださり、後日、郵送したくださいます。そこで住所を記入。
「2週間ほどで、送れると思います~」と。到着する日を楽しみにするミモロ達です。
「作る、楽しかったね~こういう経験初めてだもの…」と、笑顔のお友達…
堀田さんお世話になりました。「みんなを誘ってよかった~」と思うミモロでした。
「さぁ、早く駅に行かないと…電車来ちゃう…」と、すでに夕暮れ時となり、寒さもいっそう厳しくなってきました。
挨拶もそこそこに、急いで「JR新旭駅」へと急ぎます。
電車に乗る頃には、周囲には、夜が迫り、車窓からは、琵琶湖の姿も見えません。
さて、クリスマス前に、ミモロ達のところには、スマートレターが届きました。中には、堀田さんのお手紙とバターナイフが。
「わ~こんなにかっこよくなってる~スゴイ!」と大喜びのミモロ。想像以上の姿のバターナイフに感激しきり。
お手紙は、「世界でひとつのバターナイフ」という文字が…。
そう、これはミモロだけのバターナイフです。
ミモロの希望通り、ピカピカ磨かれたナイフ部分は、顔になっていて、そこに小さな眼が繰りぬかれています。「ここが鰻のお顔だね~」。そして長い柄の先には、尾びれが刻まれています。
「わ~い!鰻だよ~」と、まぁ、そんな変わったバターナイフは、まさに世界でひとつでしょう。
大好物のサツマイモを蒸かした日。さっそくバターナイフの登場です。
「たっぷりバター付けちゃおう~!」と、冷蔵庫にあった固めなバターを切ってお芋の上に…。
柄が長いので、混ぜたり、切ったりもできそう…。
「錆びないように、洗ったら、よーく水気を拭かないとね~」。それだけは、注意が必要。
ミモロだけの鰻のバターナイフです。
*鍛冶屋体験 バターナイフづくり体験などに興味がある方は…鍛冶職人である堀田さんに直接ご連絡を…reefzoro@gmail.comへ
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ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@gmail.comまで
ここは、滋賀県の北部、高島市にある古い鍛冶屋さん。9年前に復活し、鍛冶職人の堀田さんが、作品づくりや鍛冶屋体験などをなさっている工房です。
古い建物には、冬でも暖房はありません。
でも、火床に燃える火を見ていると、温かい気分に…。「でも、他の部分はちょっとさすがに寒いね~」と。冬になると、ミモロの住む京都の町中より気温も低く、雪も降ります。この日も、「温かい服装で…また、夕方になると一機に気温が下がるので、それまでに作業を終えましょう」と堀田さん。
バターナイフづくり体験に参加したミモロ達は、休む間もなく、作業を…。
「さぁ、ミモロちゃんもやってみましょう…」
「はい!」
火床のそばの作業位置に…。
渡された鉄の棒を火床の火の中に入れ、赤くなるまでそばで見守ります。
火床から出した鉄の棒を金槌で叩き、形を整ていきます。「鉄は熱いうちに打て…!」まさに、その言葉通り、冷えると硬くなって曲げたり、伸ばしたりできません。トントン…
大きな金槌なミモロにとって重いモノ。手伝ってもらいながら作業を…
バターナイフのナイフの部分の形ができたら、次は持ち手を作ります。
「いろんな形にできるんだ~」硬い鉄ながら、熱いうちに作業すれば、さまざまなデザイン性が高い持ち手ができるのです。
「ミモロちゃんは、どんな持ち手にしますか?」と言われ、「うん~ちょっとワイルドな感じかな?」と。
今度は、持ち手の部分を火床に入れて、熱します。
そして、握りやすいように、トントンと金槌で叩き、少し平にして、表面に凹凸を付けて、握っても滑らないように…
叩いては、また火床で熱する作業を繰り返します。
次第に作業に馴れて来たミモロです。「ミモロちゃん、注意して~あんまり熱心に作業すると、ミモロちゃん自身が焦げちゃうから…」とみんなを心配させるほど、作業に熱中。
「もういいでしょう~どれどれ…」ミモロのバターナイフの作業を確認する堀田さん。
「う~ここの部分、もう少し整えましょう…」と。
ミモロは、あまりに熱心に作業を長時間しすぎたため、ミモロが初めに思い描いていたバターナイフのシェーブより、かなり持ち手が長くなってしまいました。「なんかバランス悪くなっちゃったなぁ~」と、なんでもやり過ぎはいけないよう…。
ほかの人のものより、長く細くなってしまったミモロのバターナイフです。
「でも、大丈夫…仕上げの時に調整しますから…。なんかやって欲しいリクエストありますか?」と堀田さん。
「あの~長くなっちゃったから、「鰻のバターナイフ」にします。だから、ナイフの部分に目を入れて、持ち手の端は、尻尾にしてください~」とお願いします。
「うーできる限りやってみますね~」と堀田さんの頼もしい言葉に、ホッとするミモロでした。
さぁ、参加者の作業も終了。仕上げは、堀田さんがしてくださり、後日、郵送したくださいます。そこで住所を記入。
「2週間ほどで、送れると思います~」と。到着する日を楽しみにするミモロ達です。
「作る、楽しかったね~こういう経験初めてだもの…」と、笑顔のお友達…
堀田さんお世話になりました。「みんなを誘ってよかった~」と思うミモロでした。
「さぁ、早く駅に行かないと…電車来ちゃう…」と、すでに夕暮れ時となり、寒さもいっそう厳しくなってきました。
挨拶もそこそこに、急いで「JR新旭駅」へと急ぎます。
電車に乗る頃には、周囲には、夜が迫り、車窓からは、琵琶湖の姿も見えません。
さて、クリスマス前に、ミモロ達のところには、スマートレターが届きました。中には、堀田さんのお手紙とバターナイフが。
「わ~こんなにかっこよくなってる~スゴイ!」と大喜びのミモロ。想像以上の姿のバターナイフに感激しきり。
お手紙は、「世界でひとつのバターナイフ」という文字が…。
そう、これはミモロだけのバターナイフです。
ミモロの希望通り、ピカピカ磨かれたナイフ部分は、顔になっていて、そこに小さな眼が繰りぬかれています。「ここが鰻のお顔だね~」。そして長い柄の先には、尾びれが刻まれています。
「わ~い!鰻だよ~」と、まぁ、そんな変わったバターナイフは、まさに世界でひとつでしょう。
大好物のサツマイモを蒸かした日。さっそくバターナイフの登場です。
「たっぷりバター付けちゃおう~!」と、冷蔵庫にあった固めなバターを切ってお芋の上に…。
柄が長いので、混ぜたり、切ったりもできそう…。
「錆びないように、洗ったら、よーく水気を拭かないとね~」。それだけは、注意が必要。
ミモロだけの鰻のバターナイフです。
*鍛冶屋体験 バターナイフづくり体験などに興味がある方は…鍛冶職人である堀田さんに直接ご連絡を…reefzoro@gmail.comへ
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