「もう満開だってよ~」とミモロが、夕暮れ時に出かけたのは、京都の桜の名所として毎年大人気の「円山公園」です。
「ホント、満開だね~。でも今年、ライトアップしてないんだ~つまんないの~」
コロナの影響で、今年も「円山公園」では、桜のライトアップおよび夜のお花見は中止です。
夜の闇が、桜を包み込み、その姿は、シルエットでしか見ることができません。
「毎年、すごく艶やかでキレイな桜なの…夜はいっそう魅惑的なんだよね~」
ライトアップは、桜の木にとってはいいことかもしれませんが、人間にはやはりないのは寂しいこと…。
「ここも寂しいね~前なら桜の木の下で、たくさんの人が宴会したり、お好み焼きやたこ焼きなんかの露店もずら~と並んでたのにね~」
昼間の暖かさから、急に夜は空気が冷たくなるからでしょうか、ほとんど人影がありません。
「円山公園」から、ミモロは、ねねの道へと進みます。そこにも人の姿はありません。
「なんか怖いくらいだれもいない…」野良猫の姿もありません。
いつもは観光客で賑わう「ねねの道」から、石段を上がります。
「この石段、結構キツイんだよね~」目指すは、石段の上の「高台寺」です。
ここでは、今、ライトアップが行われています。
「ここの枝垂れ桜も満開なんだって~」とお友達からの情報。毎年訪れる「高台寺」の夜です。
受付でアルコール消毒を済ませ、境内を進みます。
「わ~ここの桜、華やかだね~」京都の町を一望する山の中腹にあるお寺からは、町の光がキラキラと見えます。
そして、方丈の前の庭園では、ライトアップが行われていました。
「わ~わ~」とミモロは感激。以前は、桜のライトアップと共に、さまざまパフォーマンスが行われ、またプロジェクションマッピングのように、庭の白砂にいろいろなライトが眩い世界を作っていました。
「なんか今年は、地味だね~」とミモロ。桜は、常に明るくライトが当てられず、時間によって照らされるようになっています。
「この曲、日本昔ばなしのテーマだよね~」と、ライトアップのBGMに流れる曲。しばらく桜を眺めていたミモロは、「やっと曲の後半になったから、桜明るくなるね~」と、すっかり曲の流れとライトアップのタイミングを把握してしまいました。
方丈で、見物する人も、それほど多くありません。「座らないでくださ~い」と係の方が見物人に注意します。
「ゆっくり見ちゃいけないんだ~」と、そろそろミモロも移動の時…。
境内の中の夜の散策の始まりです。ライトアップの時期だけしか夜のお寺には入れません。
境内の「臥龍池」の周囲は明るく照らされ、木々や建物が池の面に映り込み、幻想的な世界がそこに…
「なんか吸い込まれちゃうみたい~」と、池を眺めながら、あとずさりするミモロです。
怖くなるほど美しい…そんな夜の景色です。
「開山堂」や「霊屋」など、豊臣家ゆかりの場所を参拝。
そう、ここ「高台寺」は、慶長11年(1606)に豊臣秀吉の菩提を弔うために正室だった北政所ねねが祈願し、徳川家康が酒井忠正などに命じ、この地を整備し創建されました。
「敵方の奥方の頼みで、お寺作ってあげるなんて…すごくねね様って、リスペクトされてたんだね~」と思うミモロです。
拝観コースは、山にある茶室「傘亭」と「時雨亭」に続きます。
伏見城から移築された茶室で、いずれも利休好みと言われます。重要文化財です。
そこから出口に向かい、山を下ります。
ミモロ、足元気を付けて…転ばないようにね~「え?大丈夫だよ…ミモロ、ネコだから夜でもよく見えるから…」とスイスイ歩いてゆきます。
途中、竹林を通ったり、夜の散策を楽しむミモロです。
「桜、キレイだったね~」と、ミモロ。あ、マスクずれてますよ~
「あ、誰にも会わなかったから、マスク本当は必要ないかも…でも、寒いからマスクちょうどいいの~」と。
誰にも会わなくても、マスクするのが当たり前になっている今、まさにマスクは、お出かけの必須アイテム。
「さぁ、もうひとつライトアップのしてるとこ行こう~」と、また石段を下りて、ねねの道へと戻ります。
*「高台寺」の詳しい情報はホームページで
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