奈良県の最南端の「十津川村」の「果無集落」に午前中見学に行ったミモロたちは、その午後、奈良交通のバスに乗って、和歌山県の「熊野本宮大社」の参拝に出かけました。
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「十津川温泉」の「ホテル昴」前のバス停から、「熊野本宮大社」のバス停まで、約30分。「結構近いんだよね~」
バスの窓から見える川も、ゆったりとして、山も険しくありません。
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「やっぱりなんか和歌山と奈良は、雰囲気が違う…」とミモロ。幾分海が近くなりました。
「熊野本宮大社前」でバスを降り、さっそく参道へ。
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実は、ミモロは、以前も「熊野本宮大社」には参拝しています。
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「そう、熊野速玉大社も熊野那智大社も、那智の滝もお詣りしてるんだ~」。「熊野三山」には参拝したことがあります。そこで、初めて参拝するというお友達の裕子さんとデーブさん夫妻を案内するように、「こっちだよ~」と言いながら、ドンドン参道を進みます。
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石段を進み、社殿前に…。
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石段を上って乱れた息と心を整え、いざ、本殿に参拝します。
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「気持ちが引き締まるようだね~」と言いながら、しばしその場で時を過ごすミモロです。
「ここまで、なかなか参拝に来れないもんね~」というミモロですが、かつて京都からは、白河上皇9回、鳥羽上皇21回、後白河上皇34回、後鳥羽上皇28回と、平安時代から鎌倉時代にかけて、盛んに熊野詣が行われたのです。
「ここまで、京都から来るの大変だよ~」もちろん今のように車やバス、電車もなく、歩いたり、一部川を舟で下ったり。その道中は、360キロに及びます。「上皇様たちは、輿などに乗られるからいいけど、御付きの人たち大変だね~」と同情するミモロ。そして、さすがに熊野まで行くのは大変ということで、京都に「熊野神社」が勧請されます。以降、上皇の熊野への行幸はほとんど行われなくなります。
まぁ、行くのが大変だからというより、もっと身近で何度も参拝したいという思いからだと思われますが…。
「あ、八咫烏もマスクしてる~」嘴をすっぽり包むタイプのマスクです。
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ここのおみくじも八咫烏のものが…「どれにしようかな?」のぞき込んで選んじゃダメでしょ!
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「まだバスまで時間あるから、大斎原(おおゆのはら)にも参拝しよう~」とミモロ。
実は、この日は、近くのわたらせ温泉に宿泊するので、そこに行くバスの時刻表から行動を・・・。
「熊野本宮大社」が、かつてあった熊野川と音無川、岩田川の合流地点にある広大な中州です。
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上皇さまたちが行幸なさったのは、ここで、約1万1千坪の境内には、5棟12社の社殿や楼門、能舞台などがある場所でした。
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明治22年に大洪水が起こり、数多くの建物が流されてしまいます。そのため、水害を免れた4社を現在の場所に遷座。
今は、大きな鳥居がその場所を示しています。
境内に進むと…「ペットは、入れません」という看板が…
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ここは、聖地なので、犬のお散歩などをしてはいけない場所なのです。
「ネコはいいのかな?ミモロ、ペットじゃないし~」と言いながらも、バッグの中に入ります。
う~ミモロは、いいんじゃないかな?
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かつて社殿があった場所に、参拝します。
参拝を終えたころには、辺りに夕暮れが迫ってきました。
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かつて洪水を起こした川岸を歩きます。
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「ミモロちゃん、もうすぐバスの出る時間よ~バス停に行きましょ!」とお友達の声。「は~い、乗り遅れたら大変だね~」と、バス停に急ぎます。
「本宮大社」のバス停から、この日の宿泊先のある「わたらせ温泉」のバス停までは、約30分。
「着いたら、すぐに夕ご飯の時間だね」
夕ご飯を楽しみに、バスに乗ったミモロです。
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