「え~この西陣織…ペットボトルの再生繊維でできてるの??」と、ミモロはビックリ。
きらびやかな輝きを放つ豪華な西陣織の布が、なんとペットボトルから作られた繊維で織られているのです。
西陣織で表現した再生ペットボトル繊維織物の素材開発を手掛けたのは、西陣にある「フクオカ機業」の社長であり、伝統工芸士の福岡裕典さん。
開発したペットボトルの再生西陣織を、京都で活躍するさまざまな分野の職人さんや工房と共に製品開発を行うプロジェクト「リペリック」を立ち上げました。
このプロジェクトの目的は、従来の先染めの絹織物である西陣織のイメージに留まらず、その優れた織物技術を新たな素材で展開し、未来へと技術を継承しようというもの。なんでも絹織物の西陣織は和服がメインで、その需要は減少。このままでは若い世代の職人が育たないという危機感もその背景に…。
つまり豪華でデリケートな絹織物から、ペットボトルの再生繊維を使うことで、西陣織の魅力であるゴージャスさそのままに、丈夫で汚れにくい新しい西陣織が誕生したのでした。
「え~絹織物だと思ってた~」と、その新たな西陣織を前に、信じられない様子のミモロです。
限りある資源を有効活用するペットボトルの再生事業…そこに京都らしい伝統の技を融合。その可能性を提示するイベントでした。
会場となったのは、世界遺産の二条城の「香雲亭」。今回のイベントには、京都府、京都市をはじめ、京都産業21、京都市産業技術研究所など多くの後援とさまざな工房や企業、職人さんが協力しています。
ミモロをこのイベントに誘ってくださったのは、足にやさしい靴づくりなどで評判の「ネーカーズ」の三上社長。
「このスニーカーも、再生ペットボトルの繊維を使った西陣織でできてるんですよ~」と。
「わ~ピカピカでゴージャス…しかも丈夫で汚れにくいでしょ!すごく個性的なスニーカーだよね」とミモロ。
そこにはスリッパも作られていました。
絹の西陣織では、履く部分がすぐに擦れてしまいます。「使うのもったいない~」となるのですが、この繊維なら汚れも拭けます。
「結婚式の花嫁さんの着替えの時に使うといいかも…」とミモロ。「うん、それいいかもね~」と三上さん。
「あ、これも豪華なテトラになってる~」と、以前、取材に伺った座り心地抜群のプライベートなソファの「大東寝具工業」の品。
「こちらもすごく豪華…外国の方、好きかも…」と座ってみるミモロでした。
「なかなかゴージャスでしょ!」と大東社長。
バッグなど、様々な縫製雑貨を手掛ける「ヤマウチオリジナルアート」の山内社長。
「濡れても大丈夫ですから、袋物などにこの繊維は使えますね~軽いし、おしゃれな雰囲気もありますね~」と。
ペットボトルの携帯用のバッグもありました。
「わ~表具や表装も、この西陣織でできてる~」
「なかなか素敵でしょ!」と表具師の小野澤さん。
屏風は、「弘誠堂」の田中社長の作品。
ほかにもさまざまな京都の誇る伝統の工房や職人さんが、このプロジェクトに協力なさっています。
「え?これも…車のシートカバーも西陣織だ~京都っぽい!」
観光客が喜びそうなシートです。
いろいろな可能性を感じさせる今回のイベント…「楽しかったです~ありがとうございました。」と三上さんにお礼を言って手を振って別れます。
「今度、いろいろな職人さんや工房見学させてもらう約束しちゃった~」と、ものづくりに興味津々のミモロは、その日を楽しみに。
今、二条城には、たくさんの修学旅行生の姿が…。
若い人たちに京都の伝統の技をもっと知ってほしいと思うミモロでもありました。
<ブログを見たら 金魚鉢をクリックしてね 応援よろしく!ミモロより
人気ブログランキング
ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら
ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@gmail.comまで
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます