過ごしやすい秋になった京都。市内の神社仏閣では、文化財の特別公開が始まっています。
「建仁寺」「一休寺」「大徳寺」「高台寺」などの貴重な文化財と共に、ミモロが毎月「止観体験」に参加している「聖護院門跡」でも、特別公開が行われます。
ミモロが、この日、参加したのは、新聞社などの記者さんを招いたプレス発表会。
文化部や学芸部などの記者さんたちと一緒に、「聖護院門跡」の宮城執事長のお話を伺うことに。
「ミモロちゃん、今日は、記者さんなんですね~」と宮城執事長。
「はい、そう…」と、止観で訪れるときより、少し引き締まった表情で臨みます。
「聖護院門跡」は、平安時代、白河上皇の熊野御幸で先達を務めた贈誉大僧正が、その功績により創建した本山修験宗総本山です。
そばの山伏の人形を前に、説明が…
古代の山岳信仰を伝える修験道。「山伏さんの姿で、熊野や吉野の山へ修行に行かれたりするんだよね~」と小さな声で…
「実は、この人形の姿は、少し違うんですね~」と言われて、首をかしげるミモロ。「どこだろ?」
「それは、こんなにスラリとして頭の小さい修験者はいません」と記者さんたちの笑いを誘い、緊張感を和らげる宮城執事長です。
さて、今回の特別公開の見どころは、「修復後初公開となる書院、そして100余点の狩野派の絵師による障壁画です」と。
まずは、障壁画をご案内…
「ここの障壁画は、すべてオリジナルです!」という言葉に、「すごい!江戸時代、そのままの障壁画なんだ~。だって、最近、精巧なコピーが多いものね~」とミモロ。
「はい、そうですね~。でも、ここは、コピーを製作したり。オリジナルを保管する場所や費用がないので…」と。
そう、お寺の貴重な品々を守るには、相当な費用が必要。
「オリジナルの障壁画を、そばで拝見できるって、素晴らしいよね~」と思うミモロです。
玄関からずっと、雅な障壁画が続きます。
狩野永納・益信による松の景色。
続いて、孔雀の姿が…
「これ江戸時代のままなんだ~」じっと見つめるミモロです。
ミモロ、それ以上、近づいてはダメよ!
そう、貴重なオリジナルの障壁画ですから、鑑賞するには、細心の注意を払う必要が…
荷物などが当たったり、体が触れないように…それが鑑賞するマナーです。
金箔がまぶしい襖絵は、「太公望」の姿を描いたもの。
障壁画のテーマには、中国の故事に由来したものが多くあります。
「聖護院門跡」の建物の中心的な存在の宸殿に繋がる「上段之間」。
「ここは、天明の大火で御所が火災にあった時、光格天皇が仮御所とされ、ここでご公務をなさっていたんですよ」と。
「へぇ、ここに光格天皇がいらしたんだ~」
上の方に掛かるのは、後水尾天皇の筆による額です。
数ある障壁画で、ミモロの楽しみ方は、鶴や孔雀などの動物を見つけること。
まぁ、いろいろな楽しみ方ができる障壁画です。
「さぁ、次は、書院に行きますよ」と、
「は~い」
ミモロは、記者さんたちの後について、今回「修復後初公開」の「書院」へと移動します。
<ブログを見たら 金魚鉢をクリックしてね 応援よろしく!ミモロより
人気ブログランキング
ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら
いつも一緒だよ~ミモロオリジナルキーホルダー
ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@gmail.comまで
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます