「ここも梅咲いてるんじゃない?」とミモロが出かけたのは、世界遺産である「元離宮 二条城」です。
京都の町中にある城は、徳川家康が京都御所の守護と将軍上洛時の宿舎のために築城したもの。
グル~と囲まれた外堀の内側には、二の丸御殿や本丸御殿という立派な建物があります。
「でも、ここって、三代将軍の家光がお泊りしてから、ずっと十四代将軍の家茂まで、将軍誰もお泊りに来てないんだよね~もったいない~」とミモロ。そう、なんと130年間、将軍は京都に来なかったのです。
二の丸庭園も見事なお庭…昭和28年に特別名勝に指定されています。
あまり将軍を迎えることがなかった城ですが、歴史のターニングポイントには、大きな役割を果たしています。
慶長16年(1611)、家康は、ここで豊臣秀頼と会見。秀頼の堂々とした姿に、徳川家の将来を思い、豊臣家の滅亡を決心したとも…。
また、慶応3年(1867)ここで十五代将軍になった慶喜が、大政奉還の意思を表明し、江戸幕府の終焉へと進みます。
つまり、二条城は、江戸幕府の始まりと終わりに深くかかわった場所なのです。
広い城内…本丸御殿から内堀にかかる西橋を進むミモロ。え?どこにいるの?
「ここだよね~見えないの?」と橋を歩くミモロですが…小さくて…。
コロナの前には、外国人観光客がいっぱいで、この橋もとてもミモロが真ん中に立てるような状況ではありませんでした。
でも、この日は、訪れる人の数も少なく、広い城内がいっそう広く感じられます。
本丸の南に位置する梅林エリアも人影はほとんどありません。
「なんかここまで人が少ないと寂しいね~」と梅林を独り占め状態。
ほころぶ梅の蕾をゆっくり眺めるミモロ。「いい香りだね~」春らしい穏やかな日差しがミモロに注ぎます。
この時期は、椿と梅がいっしょに眺められる嬉しい時期。
梅を見つめるミモロの視線の先に…
「あ、だれかいるよ~」と。そこには、ひなたぼっこをしている鵜の姿…
城の堀は、鳥の楽園でもあるのです。「いろんな鳥に泳いでるよね~」
「あ、これ、溺れた人を助けるのかなぁ~」
堀のそばに常備されてる浮き輪。「ミモロが溺れても、これで助けてくれるね~」と。う~ミモロの場合は、網で掬われるんじゃない?
人の少ない城内をのんびりお散歩した後は、休憩所へ。そこには、どこか懐かしい雰囲気の土産ものが並んでいます。
また、最近、ロケをしたというNHKの人気番組「チコちゃんに怒られる」。その記念パネルが…
お店の人に伺うと「チコちゃんは来なかったんです」と。「あ~そうなんだ~きっとCGチームが忙しかったからかな?」と思うミモロでした。
現在、二条城では、本丸御殿の修理が行われています。それに続き、二の丸御殿も修理がされるそう。築城以来の大規模な修理で、その費用は11億円に達するそう。そこで、訪れる人に募金が呼びかけられています。
200円以上で、缶バッチかステッカーがもらえます。
「もっとだと、しおりももらえるんだ~」ミモロは、お小遣いから200円を寄付しました。
「お好きなのを選んでください~」と言われ、「う~どれにしよう~」と迷います。
「これにする!」と選んだのは、徳川家と皇室の紋がデザインされたもの。
さっそくマフラーにつけて…。「200円でこんなのもらえるんだよ~。みんな寄付してくださ~い」
また、さらに大口の寄付を募っているのが、「一口城主募金」です。
「お城を支えるってかっこいいかも~」と思うミモロです。
*「二条城」の詳しい情報はホームページで
さぁ、次は、お友達が待つ「ホテル ザ 三井」にアフタヌーンティを頂きに行きましょう。
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