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ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

[星野リゾート ロテルド比叡」。ゲストのための素敵な無料体験プログラム。ワインテイスティング講座など

2017-06-25 | 宿・ホテル

「なんかすごくリラックスするね~」と、比叡山にある「星野リゾート ロテルド比叡」に、一足早い夏休みを楽しんでいるミモロ。

チェックインの後、宿泊ゲストは、思い思いの時間を過ごしています。

「ミモロさんよかったら、近江発酵茶サロンが始まりますよ~」とスタッフの方に声を掛けてもらったミモロ。
「なに?それ?」と興味津々、目を輝かせています。

この「近江発酵茶サロン」というのは、午後のアフタヌーンティータイムの間に、スタッフの方により、滋賀県の名産である近江ほうじ茶の発酵の違いを体験してもらう講座です。

「お茶の飲み比べできるんだって~」とさっそくミモロは参加。

「星野リゾート ロテルド比叡」は、滋賀県の食文化をゲストに楽しんでもらいたいというコンセプトがあります。
ホテルから見渡せる琵琶湖は、まさに食材の宝庫。その周辺の地域は、日本でも屈指の農業地帯なのです。お米、麦、魚、野菜、果物・・・など、京都を始め、近畿、中部地方への食材の供給地が滋賀県です。

「え~お茶も滋賀県産地なんだ~」と、京都や静岡をイメージするお茶の産地。実は、滋賀県は、お茶発祥の地という説も。
比叡山の延暦寺の開祖、最澄が遣唐使として向かった唐から、お茶を持ち込んだともいわれているそう。

さて、滋賀県は、日本でも有名な発酵食品が発達している土地。近年、健康食材として発酵食品への注目度は、うなぎのぼり。
「お腹に優しくて、若返る食材なんだって~」とミモロも関心を抱いています。

ミモロが参加した「近江ほうじ茶発酵利き茶体験」。ゲストならだれでも無料で参加できます。
 
ここでは、緑茶の未発酵茶、ウーロン茶の半発酵茶、紅茶の発酵茶など、発酵の具合によって異なるタイプを、近江ほうじ茶で体験します。

ミモロの前には、3種類のお茶が並べられます。「え?これみんなほうじ茶なんだって~。でも色が違う…」
「どうぞ、ひとつずつゆっくり香り、色、風味などを味わって、その違いを楽しんでくださいね~」と。
熱心に近江ほうじ茶のお話を聞き、ミモロは、いよいよ試飲へ。「試飲とか試食って得意なんだ~」とミモロ。

まず、色の違いを確認・・・「同じ茶葉なのに、発酵の具合ですごく違うんだ~」と改めて確認。

次に、すぐれた嗅覚を使い、香りの違いを確かめます。

さらに舌で味の違いをじっくりと…。「ホントそれぞれ全然違う~」「ミモロちゃんはどれが好みですか?」と聞かれ、「う~ミモロとしては、半発酵茶が好き~」風味豊かなお茶でした。

試飲では、好きなお茶をはじめ、全部のお茶を存分に飲んだミモロ。売店では、ここオリジナルの焙煎発酵茶が購入できます。



続いて、次は、これまた無料体験プログラムへ参加。「ソムリエのワインテイスティング講座」です。
「あ、始まってる~」急いで席に着くミモロ。
ホテルのソムリエさんによるワインのお話が聞ける人気のプログラムです。

テーブルには、3種類のワインがグラスで並んでいます。
「なんかいい香りがする~おいしそう~」と今にも飲みそうなミモロ。まずはテイスティングのやり方を習います。
「最初に色の違いを見てください~。そしてグラスをゆっくりまわして、グラスにつくワインの感じを確認します」
「こうかな~」とミモロもやってみました。
グラスへのつき方でワインの濃さやアルコール度合などがわかるそう。ソムリエは、テイスティングで、ワインのブドウ、産地、年代なども見分けることができるのです。

「次に、香りを感じてください~」「は~い」大きく息を吸いこんでワイングラスに鼻を…。
そこまでしなくてもいいと思うけど…。「どんな香りのイメージが浮かびましたか?」と聞かれたミモロ。
「え~と、朝お散歩にいって、お花摘んだときの肉球の香り…」え?それってどんな香りなの?ネコならでは感じる香りのよう。

そしていよいよ楽しみな試飲です。フルーティーな味、酸味の強さなどを感じながら好みのワインを見つけます。

ミモロ、どれが好き?「う~全部・・・でもさらりとした味のワインが飲みやすくて好きかも…」といいながら、結局、全部のワインを飲みました。試飲だから、全部飲まなくていいのよ…。「え~せっかくだものもったいない~」と。


結局、ワイングラス1杯分は飲んだミモロ。「なんかいい気持~」と再び、琵琶湖を一望できる「山床カフェ」で、休みます。「また、お菓子食べちゃおう~」


自由に参加できる無料体験プログラム・・・滞在することで広がる世界です。
「楽しい体験しちゃった~」と嬉しそうなミモロ。普段、やったことがないことを体験できる楽しさは格別です。

午後18時…琵琶湖に夕陽がさしこみ始めました。「もうすぐディナータイムだって~」と、一度お部屋に戻って、着替えてレストランに向かいます。



*「星野リゾート ロテルド比叡」の詳しい情報は、ホームページで






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[星野リゾート ロテルド比叡」。一足早い夏休み。琵琶湖を見渡す「山床カフェ」

2017-06-24 | 宿・ホテル

夏休みを前に、ミモロは、一足早く避暑へ。向かったのは、比叡山にあるホテル「星野リゾート ロテルド比叡」です。
 
「一度ゆっくり来たかったんだ~」というミモロの願いが叶い、1泊することになりました。

ここは、平成11年に「ホテル京阪」の南フランスをイメージしたホテルとして、デートなどで訪れたことがある人も多いはず。そして2年前、その運営は、全国にホテルを展開する「星野リゾート」に託され、いっそうラグジュアリーなホテルとして生まれ変わりました。今回、ミモロは、新たに琵琶湖が見渡せる「山床カフェ」のオープンや滋賀県らしい発酵食品を使ったお料理を楽しみに出かけることに・・・。

まずは、チェックイン。「ミモロさまですね~。お待ちしておりました」と笑顔に迎えられながらチェックイン。
 

「では、こちらへ~」とスタッフの方に促され、まずはウェルカムドリンクを楽しみつつ、ホテルでの過ごし方を伺います。
 

ここは、のんびり思い思いの時間を過ごすホテル。京都の町中のホテルのように観光名所を巡るためのホテルではありません。
比叡山という京都の北東に位置する山の上にあり、夏は、町中とは3度以上気温が低く、避暑地としても人気の場所。
全29室の客室が、広々した敷地に…。ここで過ごすのは宿泊客以外いないので、リラックス度もいっそう。
「どこもゆったり~」
宿泊者以外いないので、どこも静かです。

そして、ゲストには、ホテルライフを楽しむための、さまざまな素敵な時間が用意されています。

「ミモロちゃんですね~。ようこそ・・・どうぞゆっくりお過ごしくださいね。いろいろなプログラムがありますから、きっと楽しんでいただけると思いますよ。なにに参加されますか?」と支配人さん。
「全部~」とミモロ。どうも参加できるものには、みんな参加したい好奇心旺盛なミモロです。

まずは、お部屋に行って、着替えましょう。「は~い」

ミモロのお部屋は、2階のスタンダードツイン(32㎡)。「わ~比叡山の山頂が見える~」と、山側の眺めも素敵です。

お部屋のアミニティーは、国産の「玉の肌石鹸」の品。
「う~毛艶がよくなりそうなシャンプーだね~」とミモロもお気に入り。(ネコ用ではありません、あしからず)

お部屋で着替えると、ミモロは、再び、部屋を飛び出し、向かったのはレストランがあるエリア。
時は、ちょうど15時「おやつの時間だ~」そう、ここではアフタヌーンティータイムには、いろいろな種類のお菓子や飲み物が用意され、自由に好きなだけいただけるのです。
 マカロンやクッキーなどをお皿にのせて…。

ミモロ、そんなに食べるの?「うん、だって美味しそうなんだもの…」

さて、おやつを食べるのは・・・屋外にあるウッドテラス。



「そこじゃないの~」と、ミモロが向かったのは、琵琶湖を望むテラスの先端部分です。

そう、ここが、今年の春にできた「山床カフェ」の人気席。
この「山床」は、京都の鴨川に設置される川床をイメージしたもの。ここでは川ではなく、雄大な琵琶湖の景色を眺めながら、のんびりお茶やお菓子が味わえます。

この場所は、ゲストにも大人気。到着すると、ミモロのようにここで過ごす人がほとんどです。

「気持ちいいね~」爽やかな風がミモロの体を吹き抜けます。

刻々と変わる湖の景色…「なんか別世界にいる心地・・・」

ミモロは、その景色をいつまでも眺めていました。


実は、ミモロの住む下鴨エリアから、このホテルまでは、車で30分以内に到着できます。距離では12キロくらいしかないのです。「比叡山って、遠いって思ってる人多いけど、すごく近いんだよね」と。京都駅からは、無料送迎バスもあります。(時間などを確認。予約を)

のんびりリゾート気分に浸っているミモロ。「そろそろ近江発酵茶の試飲講座が始まる時間だ~」と、急いで、館内へと戻りました。

*「星野リゾート ロテルド比叡」の詳しい情報はホームページで


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二条麩屋町にあるカウンターバル「Agri」。美味しいワインと料理を楽しむ京都の夜

2017-06-23 | グルメ

ある日、ミモロは、お友達に誘われて二条寺町にあるカウンターバル「Agri」というお店を訪れました。
 
ここは、カウンターだけのお店。「なんか大人の洒落た感じ~」と思うミモロです。


オーナーシェフの野々村哲也さんとは、お友達は顔なじみ。
以前、有名なお店で、腕を振るっていた方だそう。

頂いた名刺には、「agriculture & foodcultre」という文字が・・・。オーナーのお眼鏡にかなった食材が、美味しく調理されます。特に、野菜は北海道産のものが…野菜のおいしさが存分に生かされた品々が人気です。

ミモロは、友達とカウンターの席に着きます。
 お友達がまず注文したのは
水ナスを使った一品。「へぇ~ナスって生でも美味しいんだ~」

「ミモロちゃん、何が好き?」とお友達。
「う~なんでも食べるよ~。ここ何が美味しいの?」「そうねえ~。パスタもおすすめかな?」と、すでに何度も訪れているお友達。「じゃ、それ・・・」とミモロ。

やがてミモロの前には、パスタが…
 
この時期は、筍のパスタがありました。アスパラカスやホタルイケなども入ったパスタも…。
「美味しいね~」と口のまわりをオイルで光らせながらミモロ。「そうでしょ!」

ここでは、どろ豚を使った炭焼きや煮込みなど、お肉料理も評判です。

「このハム、ワインと合うんだよね~」
チーズやハムとのワインの組み合わせは、ミモロも大好物。

気軽に美味しい料理とワインが楽しめるバルは、若い人を中心に今、人気のスタイル。

「このキャベツも美味しいね~バリバリ」

野菜もたっぷりいただけるお店です。

「また、ひとりでも来ちゃおうかなぁ~」とミモロ。「どうぞ、お気軽に…」とオーナー。

久しぶりに会ったお友達と、美味しい料理とワインをいただきながら、夜が更けるまで過ごしたミモロでした。


*「Agri(アグリ)」京都市中京区麩屋町通二条下ル 尾張町208  075-223-0040 夕方から夜の営業 不定休





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奈良「大神神社」へ、夏至詣り。雨の中の参拝。森の緑は、いっそうみずみずしく

2017-06-22 | 奈良、近畿

久しぶりの雨に恵まれた近畿地方。一部では、土砂災害の懸念もされるほど、激しい降りになりました。
この日は、夏至。「明日から、昼間の時間が1分ずつ短くなるんだ~」とミモロ。なんか寂しい気がします。

ミモロは、いつも夏至と冬至には、奈良の「大神神社」にお詣りにいきます。1年の区切りの日で、参拝は、もう何年も続けています。

この日、午前中、京都は激しい雨に見舞われ、「行けるかなぁ~」とちょっと心配に。ところが奈良県に入ると、地面は乾いているではありませんか。「あれ?雨降ってないのかな~」と。梅雨といえども、最近は局地的なのでしょうか?

ミモロは、JRのみやこじ快速に乗って、まず奈良駅を目指します。
「わ~木津鉄橋~」
京都から奈良に入るには、JRや近鉄ですが、三輪にお参りに行くには、奈良駅から和歌山線に乗り換えるので、JRが便利。
それと、一部単線になるJR奈良線は、鉄道好きのミモロにとっては、楽しい路線のひとつです。
特に、木津駅そばの木津川にかかる鉄橋は、いつもワクワクするポイント。これ鉄道ファンじゃないとわからないかも…。

さて、奈良駅で2両編成の和歌山へむかう「まほろば線」(和歌山線)に乗り換え、目的地の三輪に到着。
駅の向こうに見えるのが、「大神神社」のご神体の三輪山です。別名「みもろ山」とも・・・。

雨が降り始めた中、ミモロは、「大神神社」の参道を進みます。
 
日本最古の神社ともいわれる「大神神社」は、いつ訪れても、清々しい気に満ちた場所。ミモロのパワースポットのひとつです。

まずは、お浄めをして・・・

「あ、サカキの苗売ってる~」ご神体のお山で実から芽吹き、育ったサカキで、1鉢500円で授与されています。
 
実は、ミモロは、すでに何年か前にこのサカキを求め、家で育て、すでに1メートルを超えるまでに成長しています。

夏至のこの日。飴のためか、参拝者はまばら。「静かでよかった~」

本殿の前には、6月30日の「夏越祓」という暑い時期に備え、厄払いをして健康を祈る神事のために、茅の輪が用意されています。
「やってみよう~」
京都各所の神社にも用意される茅の輪。「大神神社」は、3つの輪を八の字のように巡ります。
3つの輪が連なる茅の輪は、ここの神社の鳥居が「三ツ鳥居」という形をしているから。それにちなんだ姿です。
「ヨイショ~」
  
草の香りがする茅の輪・・・ミモロは、よじ登るようにくぐります。

「御祓いしていただこう~」と、厄払いのご祈祷をお願いしたミモロ。
「身が引き締まるね~」
ご祈祷の行われる祈祷殿に入るまで、タスキをかけてお座敷で待機。ご神体となる「大物主命」は、大国主命ともいわれる神様。「物」とは、万物のエネルギーを表しているそう。つまり大きなエネルギーを持っているという意味なのだそう。

「京都市のミモロさん・・・祈祷殿にお入りください」とのアナウンスで、ミモロは、ご祈祷に向かいます。
その後、ご神体のお山に近い拝殿で、御幣をご神体に奉じます。「なんかスッキリした感じ~」と、厄払いを済ませたミモロの顔は晴れやかです。

「雨だけど・・・狭井神社にも参拝しなきゃ~」と、祈祷殿から山道を進みます。

「狭井神社」は、病気平癒の神様としてのご神徳が崇められています。

そこには、万病に効くというお水が湧く井戸があり、ミモロは用意したペットボトルにお水をいただきました。
「これで、食べすぎてもお腹こわさないね~」と。

帰り道に立ち寄ったのは池の畔にある「市杵島姫神社」。芸能や財宝を司る弁天さまです。
 
「素戔嗚尊の娘さんなんだ~」と解説を見て…。

「雨でもお詣りに来てよかった~」とミモロ。また半年、無事に過ごせますように…、



*「大神神社」の詳しい情報は、ホームページで





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「鞍馬寺」で行われた千年の古儀「竹伐り会式」。大蛇に見立てた竹を伐る勇壮な姿が見もの。

2017-06-21 | 祭事・神事・風習

7月20日午後2時から「鞍馬寺」で行われる「竹伐り会式」を参拝するため、ミモロは、お友達と鞍馬へと向かいました。
 
この日、「鞍馬寺」には、大勢の参拝者が訪れ、叡山電車も、ケーブルカーもいっぱい。

「鞍馬で、何か祭事が行われると、いつも電車いっぱいになっちゃうんだよ~」と、お友達に説明するミモロです。
12時半に出町駅で待ち合わせして、鞍馬寺の本堂の前に到着したのは、会が始まる直前。「よかった~間に合って~」とミモロ。「竹伐り会」に奉仕する方々が入場するところでした。

でも、境内には、すでに大勢の人がいて、ミモロはウロウロ。「どこから、見えるかな~」なかなか本堂が見えません。
ミモロの目の前には、スマホやタブレットを高くかざす人たち。「カメラだと、シャッタースピード速いから、すぐ手を下げてくれるけど、スマホを遅いし、ビデオ撮影する人は、ずっと掲げたままで、よく見えないよ~」と。

「あ、竹伐ってる~」でも、伐る人しか見えず、どのような状態なのか、よくわかりません。

ミモロは、大勢の人のいる正面を諦めて、本堂の横へ。
こちらは、人がいなくて、見通しがききます。会全体は、よく見えませんが、竹をかざす人の姿は見えました。

大蛇に見立てた太い竹を、刀で伐る「竹伐り会」の起源は、平安時代の宇多天皇の世にさかのぼります。
解説書によると・・・初夏のある日、鞍馬寺の中興の祖、峯延上人が、護摩の秘法を施している際に、大蛇が現れ、上人を飲み込もうとしたのだそう。そこで上人は、ヒミツの真言を唱え、一心に祈ったところ、たちまち霊験があらわれ、大蛇は死んでしまったとか。その後、もう1匹大蛇が現れ、こちらは、本尊などにお供えする水を絶やさないことを誓ったので、「閼伽井護法善神」として本堂の東に祀られたのだそう。

初めに退治された大蛇は、オス。あとの大蛇はメスだったので、会では、はじめに太い竹をオスの大蛇に見立て、5段に伐ります。また、メスの大蛇に見立てた細い竹は、本堂に飾られていて、それには根があるので、後に山に植え戻すのだそう。

この「竹伐り会式」は、竹を勢いよく伐ることで、邪気を祓う意味があります。

さて、舞楽の奉納に進みます。
 
胡蝶の姿の子供が、見事に舞楽を舞います。「ちらちらとしか見えないけど…」とミモロ。

さて、竹刈りの儀のクライマックスは、竹の産地の近江と丹波の二手に別れ、竹を伐る速さを競い、その年の豊作を占う行事です。
  
「なんか勇ましい音がするけど、よく見えないね~」とミモロ。

これで、会は納められます。

結局、「竹刈りの儀」は、あまりに人が多くて、ミモロは、よく見えなかったのでした。

会が納められたので、ミモロは、諦めて、本堂の西側に移動しました。
「あれ、さっき、竹を伐っていて人たちが並んでる~。なにしてるんだろ?」と、ミモロは、近づいてみていました。
「あの子なんだろ?」と勇ましい姿の大惣法師仲間といわれる方々。「なんか弁慶みたい…」とミモロ。
思わずミモロの姿に笑みがこぼれます。この方々は、竹伐りの儀で速く竹を伐ることができた勝者です。

その方々の手には、鋭い刀と伐った竹が…。

「道をあけてくださ~い」という声で、ミモロは、その場を離れ、脇に…。すると、会を行った皆さんが、戻ってきました。
 
「あ、あの方、もしかして導師さま・・・」
ありがたいお姿を拝見し、思わず、手を合わせるミモロです。

その後には、僧が続きます。

「竹刈り会の様子は、よくわからなかったけど、導師さまのお姿に出会えて、感激~」とミモロ。


帰りは、ケーブルカーには、乗らず山道を下ります。


帰り道、境内にウロウロするミモロに、ちょっとでも見える場所を教えてくださったカメラ愛好家のおじさまに出会いました。「あのね~導師様に会えたの~」と感激するミモロ。「え~それはよかったですね~。めったにお姿見られませんから…。昔は、こんなに大勢の人が来なかったんですが、最近は、すごいですね~」と。
そう、最近、どこに行っても、大勢の観光客。見物も大変です。

この日、会が始まったとき、ご高齢の方が、突然、倒れられ、警備の人たちが救護活動を…。
熱中症でしょうか。夏の見物には、十分の備えと、注意が必要。会が終わるころには、その方は、回復なさっていました。

さて、「お腹空いた~」ということで、叡山電車に乗る前に、門前で大好きな甘キツネのおそばをいただきました。


「全くよく見えなくて、リポートできずにごめんなさい」と、申し訳なさそうなミモロです。どうぞ、お許しを…。






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