京都のものづくりの現場を公開するイベント「DESIGN WEEK KYOTO]。 コロナによる緊急事態宣言ギリギリで開催することができました。
ミモロは、2月末に、宇治エリアの工房を巡るファクトリーツァーに参加しました。
「日本太鼓って、こうやって作るんだ~知らなかった~」と、訪れた伏見の「三浦太幸堂」の工房で、感激しきり。
江戸時代から太鼓製作を行う「三浦太幸堂」。京都だけでなく、全国から太鼓の注文や修復が依頼されています。
大きな胴長太鼓の胴と革の製作現場を見学した後は、革を胴に張る作業現場へ向かいます。
胴のサイズに合った革をのせ、それを紐で縛り、張り具合を調整します。
時々、大きな木づちで革を叩き、音を調整。
熟練の職人さんたちの呼吸もぴったり。
「わ~太鼓の革張れた~どんな音がするのかなぁ~」とミモロは興味津々。
革の張り具合が決まったら、それを固定するために、革の周囲を釘で止めます。
口に含んだ釘を次々に打ち付ける職人さん。「釘、飲んじゃったら大変だよ~大丈夫?」と心配そうに見つめます。
「大丈夫ですよ~」と笑顔の職人さん。「口の中に何本も釘を入れて、すごいね~」と感心しきりのミモロ。
変なところに感心するミモロなのでした。
「わ~もうすぐ釘打ち終わる~」。規則正しく整然と打ち込まれた釘は、太鼓の縁のアクセント。
「どんな音するの?」と太鼓を触るミモロ、
「叩いてみますか?」と言われ、太鼓のバチを構えます。「わ~いいなぁ~太鼓の音…なんか心が弾んじゃう~」
神社のお祭りには欠かせない大太鼓・・・その音を聞くと、誰もが心弾みます。
工房には、完成し、納品されるまで、しばらく時を待つ太鼓が…。
さまざまな工程をへて完成される日本太鼓。その音色は、日本人の心に響きます。うれしい時、悲しい時、そして励ます時…神様に届くように打ち鳴らされる太鼓です。古代より、人々に寄り添ってきた太鼓・・・すでに縄文時代には、祭事だけでなく、情報手段として使われていたとか。
時代を超えて、スマホやコンピューターに夢中になる若者でも、太鼓の音を聞くと、心が弾むもの。今も、全国では、和太鼓の演奏コンテストやパフォーマンスが盛んに行われています。
ミモロも以前、和太鼓のパフォーマンスを見たことがあります。ホールに響く和太鼓の迫力ある音に、ただただ感激するミモロ。
太鼓には、人々の心を鼓舞するパワーがあるのです。
「今年の夏、盆踊りあるかな?」と、太鼓を眺めながらポツリ。そう、櫓の上に据えられた大太鼓がリズムを刻む盆踊り。
コロナが収束すれば、きっと8月ごろには盆踊りができるかも…。
「みんなで、少し距離を開けて踊ればいいんじゃないの?」と、開催に意欲的なミモロ。
「でも・・・浴衣にマスクするのかな?ちょっとカッコ悪い…」とも…。
ともかく、どんなカッコでも、みんなで、もし盆踊りができればうれしいこと。第2波を撃退するためにも、太鼓でパワーをもらいたい気分です。
その日のために、まだまだみんなで気を引き締めて、ご用心ご用心…。
*「三浦太幸堂」の詳しい情報はホームページで
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