ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

新緑の吉田山のお散歩。京都の歴史を刻む山。町中で楽しめる山歩き

2020-05-25 | 自然

京都のコロナ収束のための緊急事態宣言が解除された週末。ミモロは、お友達に誘われて、「京都大学」のそばにある小高い丘の吉田山に散策に出かけました。
お友達といっしょに、お散歩するのは、久しぶり…集合場所は、「吉田神社」の鳥居です。

「おはようございます~。ミモロちゃん、久しぶり~」とお友達の鈴木さんと陽子さん。「ミモロちゃん、ちゃんとマスクしてるんだ~」と。「はい、お出かけの時は、するようにしてます~」と。緊急事態宣言が解除されても、やはり注意は必須。麦わら帽子にマスクというスタイルは、今年の夏らしい姿です。

「まずは、吉田神社に参拝しましょう」と言われ、手水場でお清めをします。


世界中で今も感染が拡大しているコロナ。でも、なぜか日本の死者数が少ないのが、世界中で謎?とされています。確かに、EU諸国などに比べ、ロックダウンも、検査もろくにしてないのに…アベノマスクも一向に届かないのに…(ミモロには、まだマスクは届いていません)

でも、日本人は、お清めが大好きな国民。神社のお詣りでは、必ず手を水で清めます。日本は、清らかな水に恵まれていること…それは本当にありがたいこと。
汚れは、穢れといって運気を下げるものとしてお掃除もよく行います。昔から掃除が、暮らしの中に組み込まれているのです。「雑巾がけもよくやるよね~」と、ミモロ。
「おうちにも靴脱いで上がるし…」家に雑菌や汚れを持ち込まないように習慣づけられています。「おうちに帰ったら、まず手洗い…て、子供の頃から言われるよね~」。
さらに、日本の飲食店では、おしぼり必ず出るしね~。ほかの国では、出ないよね~」。食事前には、手をキレイにする習慣も日本では当たり前。
そう考えると、日本ほど、手をキレイにするのが、大好きな国民はほかにないかも…。

「抱っこやハグもしないしね~」と、ミモロですら、あまり知らない人には抱き着いたりしません。
人が公の場で、触れ合うことが、昔から少ない日本。「旦那さまの後を、昔は3歩下がって歩いたんでしょ?それ、ソーシャルディスタンスだね~」とミモロ。
う~そうかなぁ~

私たちの知らず知らずに身についた日本の習慣が、コロナ感染の拡大を抑えているのではないか・・・と思わずにはいられません。

さぁ、お詣りしましょ。吉田神社の本殿に続く石段を上がります。節分で賑わう「吉田神社」。ミモロも今年2月にこの石段を上がって、鬼さんに会いに来ました。コロナの影響で、節分以降、さまざまな祭事、イベントが中止になった京都です。
 

「また、みんなで安心して暮らせますように~」と本殿に願うミモロです。


そして、お友達と神社の神職さんと、山の上にある「大元宮社」にも参拝しました。


そこで神職さんとお別れして、ミモロたちは、山の中に進みます。


週に2回以上、散歩に吉田山を歩くという鈴木さん。熟知した道を案内してくださいました。
「今は、野イチゴがいっぱいあるんですよ~」と。「あ、ホント、あの~食べてもいい?」とミモロ。
 
「わ~甘い~」と、熟した野イチゴを1つ食べたミモロです。

しばらく歩くと、木が開けた場所へ。「キャ~京都の町がよく見える…」

「向かい側が、愛宕山ですよ~」と。「ミモロ、登ったことある~大変だった~」と、夏の千日参りを思い出します。

さて、「吉田山」は、標高105mほどの小高い丘という感じ。平安京の鎮守神として鎮座され、神楽を奏する場所であったことから、「神楽岡」とも呼ばれます。山の西側には、花折断層が通り、比叡山地の断層運動によって、隆起したと言われます。現在、風致地区に指定され、公園としての整備が進んでいます。「桜やいろいろな樹木を植えて、豊かな山に整備してるんですよ~」と、吉田山の自然を育てる活動をしている鈴木さんです。


「ここ山頂なんだって~」。そこには、標高を示す三角点が…


山全体が、歩きやすい散策路のような道が続き、山腹には、広場なども…「わ~大文字山よく見える~」
 
山の東側は、「五山の送り火」の大文字が眺められるポイント。その日は、大勢の人が山に上がるそうです。

広場には、方向を示す石造りのものが。訪れる人が、必ず立ちたくなる場所。
 

また、山を背景に、まるで野外劇場のような場所も…「ここで、コンサートしたいね~」客席は、石造り、「ソーシャルディスタンスが保たれてるから、ここいいんじゃない?」と、まさに今、コンサートを開くのに最適かも…「問題は、蚊やブヨに刺されちゃうかもね~」


最後に、「あ~これ知ってるもの・・・第三高等学校の歌でしょ!」
 
現在の京大の寮歌として明治時代に学生によく謳われた曲です。
「紅もゆる丘の花~早緑におう岸の色~」と、突然歌いだしたミモロにびっくりするお友達。「なんで知ってるの?」とビックリ。「あのね~おじいちゃんのおじいちゃんに教わったの~」と。

京都の町の中にありながら、散策には、ふさわしい場所。「大文字山や愛宕山より気軽に登れる…」と、久しぶりに訪れたミモロ。

「また、散歩に来よう~」「そう、足腰鍛えるのにちょうどいいんですよ~これくらいの山が…」と鈴木さん。

新緑の山は、今、散策に本当に気持ちいい場所。「ここなら、マスク外してもいい?」と…深呼吸をしながら歩くミモロです。



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