友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

不定期刊行物が届きました

2008年09月20日 19時59分28秒 | Weblog
 年老いても元気な人はたくさんいる。大和塾の塾生の先輩方は知的好奇心が極めて旺盛だ。読書家でしかも行動的だ。家にいて本ばかり読んでいる生活とは全く無縁で、興味があればあちらこちらへ出かけていく。近いところならば自転車で、京都や東京なら新幹線で、さっさと出かけている。話題は豊富で、常に新鮮だ。

 そんな先輩のひとりから、不定期刊行物が届いた。私が生まれた昭和19年に小学校を卒業したというから、昭和6年生まれの77歳。この方から届く不定期刊行物はA判4ページの本格的な冊子の形をなしたものだ。文字は細丸ゴチの10ポイントではないかと思う。とにかく文章がぎっしりと詰まっていて、読み甲斐はある。

 1ページ目は、「今月の詩」で、俳句が1句掲載され、その解説が書かれている。もう一つは「私の視点(耄碌老人のひとり言)」。いわばこの冊子の「主張」あるいは「社説」に当たるが、決してお堅い話でないところがこの人の人柄である。

 今月のテーマは「皮」。「化けの皮はかぶるときはかぶる当人のみの秘密の作業であり、剥がすのは他人の手によるものになる。昔からよく使われることによって、益々厚く強靭になっている皮であるらしい。(略)一方ボケの皮もある。この皮をかぶるには多少の条件と修練がいる。この皮をかぶって見せるのは、ある程度の年齢に達し、対象となる相手との年齢が大きく離れていなくてはならない」。

 そして、「化けの皮」と「ボケの皮」の違いをこんな風に解説している。「化けの皮をかぶることは下手をすれば罪を犯すことにもなりかねないが、ボケの皮をかぶるのは、ちょっとお洒落なご愛嬌ともなるであろう」。そして最後に、「昨年の参議院選挙で『姫のトラ退治』で有名になった某女性議員」を取り上げ、「ボケの皮をかぶるつもりだったとしたらややお粗末である。(略)だいたいボケの皮をかぶるには色気がありすぎる」と書いた後、「福田首相の突然の辞任劇で、このニュースは吹っ飛んでしまった。なんじゃ、こりゃー」と結んでいる。

 2ページ目は自分史。3ページ目は「俳句への問い」と「書物の森でみつけたことば」。4ページ目は「つれづれの記」と「編集後記」。その「つれづれの記」を読んでいたら、3人の孫たちの書道展が写真付で載せてあった。その3人の孫の名前が面白かった。「丈路」「留圭」「鈴音」。読み方は左より、「じょうじ」「るか」「すずね」とあった。私は「ひやー、なんじゃ」と笑ってしまった。

 失礼しました。ごめんなさい。〈わからない人のために解説します。カタカナですとジョージ・ルーカスとなりますよ〉
コメント
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