友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

何か手伝おうか

2010年10月05日 22時15分02秒 | Weblog
 日本の会社員の平均年収は430万円だそうだ。これを男性だけに限定すると533万円になるという。それだけ女性の会社員は給与が低いということなのだろう。男女平等と言いながらもまだ実体はそうなっていないということだ。ところで、若い女性たちが憧れる年収1,000万円以上の人は4.9%だそうだが、会社員だけなのか企業家も含めた男たち全体なのか、それとも独身男性だけなのだろうか、分母がよく分からない。

 この特集では、年収1,000円以上の男性と結婚する女性は何が優れているかと質問していた(どういう誰にか、よくわからないけれど‥)。その答えは、1)は性格がよいから。僅差だそうだが、2)は外見だという。解説では、性格を挙げたのは若い人で、外見を挙げた人は年齢の高い人だった。年齢の高い人たちは「結局はそうだったのか」という経験に基づいて回答しているのだろうけれど、これは意外な感じがした。

 さて、それでは年収1,000万円以上の男性の妻にふさわしい人はどういう女性かというと、1)気配りが出来る 2)機転が利く 3)社交性がある 4)料理が得意である という順番だそうだ。ここまで読んできて、何も年収1,000万円以上と限定しなくても、結婚する男女のことでよいのではないかと思った。いかにも年収1,000万円以上を上げることで話題性を呼び込もうとしていると。

 ところで結婚する男女は、恋愛結婚で結ばれた場合はもちろん見合い結婚であっても、ふたりは「赤い糸」で結ばれている。結婚というものはそういうものだと思う。本当は誰でもよかったのだろうけれど、それでは自分たちの結婚に意味がなくなってしまう。いやむしろ、もっと意味のある、もっと尊いものと決め付けなければ、一生に一度の賭けの値打ちがない。だからこんな風に考えてみる。球上に65億人の人が暮らしているのだから、結婚できる相手は20億人くらいだろうか。そうなると20億分の1という宝くじなど比較にならない高確率で結ばれていると。

 そんな風にして結ばれた男女であるのに、いざ生活を始めると不満ばかりが先行する。今の若い人たちはそれほどでもないだろうけれど、私たちの世代なら、男は外で働き女は家を守る風潮が残っていた。次第に女性が社会進出し、共働き夫婦が多くなってきても、男たちの意識は妻に対して、「何か手伝おうか」である。自分としてはそれが精一杯の妻への思いやりのつもりなのだが、妻の側にすれば、「家庭は共同のものではないの。家事も子育ても、共有することなのに、あなたには“手伝い”なの!」ということになる。

 女たちが結婚にふさわしい相手はどういう男なのかと考えてみればいい。自分は果たして、その条件を備えているのかとなると、男たちのどのくらいの人が自信を持って答えられるだろうか。私自身も誠に心細い限りだ。受け入れてくれているカミさんに感謝しなければならないだろう。いや、この年齢になればお互い様ということなのだろうか。
コメント
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