永々翁でございます。ドラマ「VIVANT」面白かったです。ドラマを観たたくさんの視聴者の「考察」がSNSで話題になりました。今年の流行語に選ばれるかも知れません。本日の感想は「VIVANTにおける考察の考察」です。このドラマは緻密に「考察」を狙って構成されていました。つまり視聴者がいろいろと考察するように最初から脚本されていたと思います。特徴的な脚本はゴールが示されていなかったこと。これまでのドラマは何らかの謎があり、それを解決するために視聴者にフラグを提示していました。一方、このドラマは登場する組織がどのような目的で動いているのかわからないまま進行していきます。それが「考察」を発散させるための仕掛けと思われます。最後の2話くらいで一気に伏線回収に走りましたが、最後の最後に余韻を残して「考察」が続くようにしています。これからは「考察」の広がりがドラマの人気を左右するようになりそうです。