令制国(りょうせいこく)とは、日本の昔の地方行政区分で、平安時代から江戸時代まで長い期間大きな変更なく続いていました。
五畿七道(ごきしちどう)と呼ばれ、京と周辺の五つの国(畿内)と、東海道、東山道、北陸道、山陽道、山陰道、南海道、西海道の七道からなりました。道の中に国がありました。(北海道は戊辰戦争後に加わります)
今、私の住んでいるのは、山陽道播磨国です。
「播州(ばんしゅう)」と呼ばれていました。
明治以降、兵庫県として統合されましたが、まだ「播磨○○」「播州○○」と名がつくものが多いです。
兵庫県は歴史が浅いためか、範囲が広すぎるためか、「兵庫○○」というものが思いつきません。
その名前が残っている「播州ラーメン」をいただきました。
発祥のお店と言われている西脇市にある『西脇大橋ラーメン』さんです。
醤油ベースのスープですが、塩味の鋭さがなく、まろやかな甘味があるのが特徴です。
これには、これまた「播州」の名前が残っている「播州織」の女工さんが好んで食べられるように、甘い味付けになったという説があります。
女性に優しいのが「播州人」の特徴です(※個人の見解です)