風来庵風流記

縁側で、ひなたぼっこでもしながら、あれこれ心に映るよしなしごとを、そこはかとなく書き綴ります。

新型インフル

2009-10-17 01:45:32 | 日々の生活
 ここ暫くブログを書く頻度がペース・ダウンしています。下の子がA型インフル(恐らく新型インフル)に感染したため、私自身も体力維持のため、無理をせず、珍しく早寝を励行しているためです。
 熱が出たのは先週木曜日で、その時点では、医者に連れて行って検査してもA型とは判然としなかったのですが、私の会社の方針で、家族にA型感染者が出た場合には自宅待機を強要されるため、翌日、再度、医者に連れて行って検査したところ、A型と判明しました。結局、熱は38度まで上がらず、前日から投与されていたタミフルのお陰で、既に下がって軽く済んだのが不幸中の幸いでした。点滴も効果があるようなので、やはり早目の治療が良さそうです。
 会社の周囲にも同じようにお子さんがA型インフルに感染したため自宅待機に入っている人が出始めており(何故か本人が感染したという話はまだ聞きません)、後から聞くところによると、医者によっては、家族がどう対処すべきか明確に助言してくれない場合もあるようです。私の子供の場合、割り切りの良いお医者様で、本人の熱が下がった後も2日間は感染の可能性が高く、更に感染した場合の潜伏期間が3日あるので、合計5日間は自宅待機が望ましいと言って下さって、私は今週木曜日から出勤再開しました。そこまで時間をあければ、その後は仮に感染したとしても感染源を特定出来ない(子供から感染する確率はそれほど低くなる)と言い切ってくれたからです。それにしても感染した当の子供は火曜日から元気に登校するという、妙な状況でした。
 医者からのアドバイスがない場合、会社規程では、感染者・発熱者との接触後、最低7日間の自宅待機を命じられます。然るべき筋のWebサイトによると、患者の他人への伝播可能期間は発症の前日から始まって、発症日から5~7日後まで続き(CDC)、潜伏期はおよそ1~4日、最大7日程度(CDC、WHO)と言いますから、家族に発症者が出た場合、最も安全サイドに見れば発症から丸二週間、動かない方が良いということになります。企業によっては、社会インフラとの関わりが深くサービス停止が社会機能マヒなどの深刻な影響を及ぼす懸念がある場合もありますので、対応に差が出るのはやむを得ませんが、専門家による個別の行動指導は有難いですし、ある割り切りが必要だと感じます。
 直接の社会的影響が少ない小・中学校の話を聞いていると、A型に感染して熱が下がった翌日には登校したり、家族に感染者が出ても必ずしも強制力をもった(出停等の)規制はしていないなど、通常の季節性インフルと同じで、広まらない理由はありません。そういう意味でも、自らの身を守るだけでなく、他人に感染を広めないという一人ひとりの心がけ、すなわち手洗いやうがいを励行し、睡眠や栄養をたっぷりとって体力を維持するとともに、調子が悪い時には行動を控えたり咳エチケットを行なうといった、ごく当たり前の習慣を続けるしかありません。大事に至らずに乗り切れると良いですね。
 上の写真は、バリ島で、毎朝夕、習慣として行なわれる「チャナン」と呼ばれる供え物(バナナの葉や椰子の葉で編んだ小さな入れ物にお菓子やコーヒーなどを入れる)で、家にある祠や店先で地の霊に捧げます。ごく日常的な風景ですが、なんとなく病も遠ざけそうな神々しさを感じます。
コメント
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