風来庵風流記

縁側で、ひなたぼっこでもしながら、あれこれ心に映るよしなしごとを、そこはかとなく書き綴ります。

過剰反応

2009-10-26 12:08:58 | 日々の生活
 明らかに過剰反応でしょう。新型インフルにまつわる話ですが、電車に乗っていて、咳をする方角をつい振り向いてしまいますし、咳エチケットをしない人が視界に入ると、つい迷惑そうな顔をしてしまいます。先日、電車の中で、隣の見知らぬ人に咳を浴びせられた人が、一顧だにせず咄嗟に鼻をつまんで、それでも変わらずに隣の知人と話し込んでいるのを見かけました。これも一種の過剰反応でしょうが、その反応の素早さが見事で、マナーが足りない相手に気づかせるには良い対応かも知れないと感心しました。
 ここ暫く喉がガラガラしていたのですが、週末、気が緩んだか、時折り鼻水と咳が出るので、今朝、町医者に診てもらうために半休を取りました。元々医者嫌いですし、これまでの自分であれば、この程度の風邪ではとても医者にかからなかったはずですが、今回ばかりは、こんな私を見て周囲が気にするだろうと思ったのもまた、過剰反応なのでしょう。結局、熱が37度5分以上にならない限りインフル検査をしないと言われ、ごく当たり前に抗生物質と咳・鼻水止めの薬を処方してもらって、すごすごと帰って来ました。今日は関東地方は肌寒い雨模様で、そのまま一日休暇にしてしまいました。今は、ズル休みをしたような後ろめたさがちょっぴりと、あと半日以上の自由時間がぽっかり出来たワクワク感で幸せ気分です。
 件のお医者さんによると、熱が上がらない新型インフルのケースが報道されているのは間違いで、夜寝ている時などにやっぱり熱は38度とか39度まで上がっているのだそうです。そこは自分で見極めができるはずで、過剰反応は戒めようと、ズル休みしながら、心を新たにしたのでした。
 上の写真は、ちょっとひと休みのウォンバット。ずんぐりした体つきの夜行性の動物で、一見、タヌキの仲間のようですが、カンガルーと同じ有袋類です。どことなくトトロに似ていますね。ブリスベンの動物園で。
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