雪降る街 カムイラピットの楽園 こな雪 ぼた雪 あられ雪

けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

冬至は21日 カボチャでビタミン補給

2012-12-20 17:20:17 | 
ラビ妻の友達のO子さんから、「冬至」用の「アズキ」を先日頂きました。家庭菜園で作ったアズキだと言います。わずかの広さの菜園で作ったアズキなのに申し訳ないと思いながら、ご厚意に感謝です。
さて今年の冬至は何日でしたかね。
調べて見ると、なんと明日「21日(金)」ではないですか、アズキは頂いたし、カボチャは我が家の菜園で作った物がいまだに味が落ちない美味しいカボチャとしてありますで、明日は美味しい「冬至しるこカボチャ」が食られます。縁起かつぎかもしれませんが、「無病息災」の言葉にひかれて食べています。
むかし(戦時中)は家の中も寒かったためか冬至までカボチャを保存するのがなかなか難かしかったのですが、近年は家の中も保存に良い温度の部屋もあったり、長持ちする「雪化粧」というカボチャもあったりで、冬至にはガボチャはなんなく確保されています。
冬至カボチャを食べると「ビタミンBやC」が豊富なので「風邪の予防」にも良いと言われており、我が家ではむかしから冬至カボチャを欠かしたことはありません。
カボチャは煮豆にぴったり合って(アズキが良いようで)なかなか、満足な味になります。
カボチャのことについて少し紹介します。
内地(四国)のいとこに毎年ジャガイモとカボチャを送っています。お礼の電話では「ジャガイモは一部種イモに取って置きます。」「なんきん」は「やはり、北海道の方が美味しく嬉しいです」と言われます。北海道は寒暖の日中の差があり、気候が美味しさを育てるのでしょうね。
カボチャは、日ごろから「なんきん」と言うらしく、カボチャの言葉は聞かれません。
「南京(なんきん)」と呼ぶのは「ん」が多いので、運がつくという縁起担ぎであったといいます。

じゃんけんホカホカ ほっかいどう

2012-12-20 16:53:02 | 風土
終戦間近なカムイラビットの小学校二年の年、こどもたちのゲームに変わった「じゃんけん」がありました。
食べる物も少なくなり、こどもたちはジャガイモやカボチャを、副食ではなくどちらかと言えば主食にしていました。カボチャを食べると当然黄色の色素が身体に貯まります。そこで表題の子供たち独特の「じゃんけん」がなされることになりました。
じゃんけんはグー、チョキ、パーのどれかを出して勝負しますが、この時は皆が「じゃんけんホカホカほっかいどう」と声を張り上げて手を開いて「パー」を出すのです。勝負に勝てる子供は手が黄色に一番なっている者でした。
より黄色に見せる為に、手に唾を付けてきつく握って「じゃんけんホカホカほっかいどう」のじゃんけん勝負をするのです。この時ばかりは農家の子には勝てませんでした。食べ物がなくてもカボチャが食べれる自慢が嬉しかったのです。
この話を、後年同じ様に年を取った仲間に話しますが、そのじゃんけんはしたことがないといわれてしまい、私の経験話になってしまいます。このように戦時中は生活は苦しかったのですが、子供達には面白さのあった時代であったかもしれませんね。