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けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

冬芽観察会 モエレ沼公園

2014-03-06 08:54:46 | 樹木
晴天に恵まれて冬芽観察会

 

モエレ沼公園(札幌市東区)恒例の「冬芽観察会」が3月2日(日)に行われました。冬芽と書いて何とよむのでしょう。いままでは冬芽(とうが)と呼んでいましたが、どうやら冬芽(ふゆめ)と呼んだ方が多くの人に分かってもらえるように思い、これからは冬芽観察会(ふゆめかんさつかい)と読むことにしました。

当日は晴々とした気持ちの良い日で、スノーシュ―を付けて「桜の森の中」「その周辺」を巡りました。参加料が一人100円ですが、スノーシュ―は無料で貸してもらえるので半日の野外観察としては最高な催しです。一般参加者の他にモエレのサポーターのモエレ日だまりの会会員がサポーターしていますので、冬芽を見ながら木々についての話がはずみます。もうすぐ春です。木々も春の準備におこたりありません。蕾みが膨らんできておりました。
 

この日の参加者の中に親子づれ一組が来ていて、樹木の芽の図鑑を持って一生懸命に観察している子がおりました。「その図鑑はお父さんが買ってくれたの?」と聞くと「お母さんです」という答えがかえってきました。
「ふむふむ、感心なお母さんもいるものだ、末は植物園の学芸員か、いや植物学の学者になるのではないか」と、その母親の子に与える影響なるものに感心したのでした。その子は冬芽の姿から結構な木の名前を言えるので、カムイラピットもその知識に舌をまきました。
母親はケースを持参していて、見本の小枝をその中に入れ持ち帰るようでした。この姿にも感じ入りました。この頃の子供の知識は優れた者も育つものだと感心するばかりです。親の与える環境と言うものが大事なのですね。
 

ところでこの子供は何才くらいか関心があり、「何年生?」と聞くとなんと小学2年生だそうで、この齢でこれだけの学習が進んでいるとはと驚きでした。

観察会が終わり、サポートの部屋に戻り、またこの子供の話になりました。「あの子の知識には驚きましたね」という話になり、「将来は樹木医にでもなるね」「植物園の学芸員に成るかもね」などの話もでたりしました。
「あの女の子はすごいよね」と、女の方たちが口をそろえて言います。男のサポーターからは「あの子は男の子でしたよ」と見方が違うことが判明しました。
「小学生の時は女の子が知識力も旺盛だし、体力も優れているのだから、あの子は女の子です」と断言する女性群、それに反論できずにいる男性群とふたつに分かれたのです。「女の子、男の子と言う」事はどちらでも構わないのですが、子供のときは女の子が優勢などと聞くと納得しがたくなりました。
その後「モエレ沼公園の担当のSさん」が来られましので、とうとうこのことについて確かめたたくなりました。
その答えはカムイラビットが見ていた「男の子」ですよというした。「男の子もやる気持十分な子もいますよね」と話は落ち着きました。
 

少年と別れる時「更に勉強して来て、また教えて下さいね」と声を掛けましたらにこっとしてくれてわかれました。
この少年の親子が今回来ていただけで、冬芽観察会が和やかな雰囲気の中で終わることが出来たのです。少年よ、また来年も来て下さいね。