どこの温泉に出向いても「温泉まんじゅう」と名のつけられたお土産があります。まんじゅうの名に親しみやすさが受けて、ついついお土産に買ってしまいます。まんじゅうだけに値段も手ごろなところが良いのです。
定山渓にも「温泉まんじゅう屋」があって、温泉街に流れる川の橋のたもとに店を構えています。私などはいつもついついこの店からまんじゅうを買って帰ります。まんじゅうは一口サイズなので、家に帰ってすぐに売り切れ(食べられ)てしまいます。
以前札幌方面から定山渓の白糸のトンネルを過ぎて、すぐ右手側に「黒い温泉まんじゅうの旗」が立つ「温泉まんじゅう屋」がありました。このごろは見落としているのか、営業を止めたのか旗がみつからなくなりました。この黒旗の温泉まんじゅうは大人気で、午前中には売れてしまっていました。
ところで、この頃温泉まんじゅうの名に泥を付けたまんじゅうが売り出されたのを御存知でしたでしょうか。この「泥まんじゅう」は名前も面白く早速試食したいと皆さんもお思いでしょう。泥はあんこを思い浮かべ、なるほどネーミングも面白く、売り上げも伸びそうなまんじゅうの名です。
ところがどうでしょう、この「泥まんじゅう」はれっきとした泥のまんじゅうなのです。種をあかしますとニセコ(蘭越町)の「雪秩父」(温泉)で作った変わり種のまんじゅうで、食べる物ではなく肌(顔)に塗り付け美肌の効用があると云うしろ物なのです。
「雪秩父温泉」(後志管内蘭越町営の温泉「国民宿舎雪秩父」)のすぐ傍の「大湯沼」から取る天然湯の花を団子状に丸めて販売している物で、女性方には肌がすべすべになると今評判の温泉団子なのです。食べものではなく美肌効果抜群のまんじゅうなのです。
売り出してから3ヶ月で1,000個も売れたとの事です。今では人気が出て売り切れてしまっているかも知れません洗面器で団子を溶かし顔に塗るのですが新たな名物になっております。一個100円ですので、雪秩父に出向いたおりには是非買って試されてはいかがでしょうか。
家庭のお風呂に入れると硫黄分が多く含まれているので、浴槽や配管施設が腐食のおそれがあるとの事で、美顔つくりだけにご使用願います。