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けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

いくつ 生まれ年は 気になる人の齢

2014-04-06 12:03:32 | 随想

年は「いくつ」

定年とともに引きこもる男の人、齢とともに活発に食事会に集まる女の人。夫婦は齢とともに分かれます。講演会に行っても、美術館に行っても、音楽会に行っても、お食事処に行っても女の人ばかり(?)です。

定年で一息ついて「家の中でごろごろしたい」男の人、やれやれ「主人の世話もひと段落ついた。さあ羽を思いっきり延ばそう」と余暇を楽しむ女の人。夫婦も二つに分かれがちです。これは後者の女性の方が長生き出来るのは言うまでもありません。

さあて、女の人はこの時期から、ただ遊んでいてばかりいては脳がないとボランティアに出向いたり、自分でも出来そうな習い物に通いだしたりします。これはまた新しい人との出会いとなります。そうした中で女の人が一番気になるのが人の齢(年齢)です。聞くに聞けない言葉が「お歳はいくつなの?」です。女の人に「年齢は聞くものではありません」とよく言われますが、女どうしでも同じで、お互い一番気になるのが人の齢なのですが、聞くに聞けない言葉です。

そこで、遠まわしに「お子さんは何人ですか」「そお、お孫さんも3人ですか」とか「年金はもらっているのですか」。さらに親しくなると「血液型は?」と聞いて、ついでに「何どし(干支は)生まれですか?」などどとお互い探り(?)を入れたりします。

他人の齢が気になるのは女性の本能というものでしょう。自分と知人との比較が女性らしいというのことなのでしょうかね。他人の齢が気になるのは自分の年齢を気にしているということなのでしょう。

幼い子を連れたおかあさん(娘のような若い人もいます)に「お子さんは何才ですか」と良く聞きたくなります。家の孫と似たりよったりの子供を見ますと、ついつい聞いてしまいます。会話をする事が、そのおかあさんと親しくなった気にもなります。

「はい1才と3ヶ月と10日です。」と何日まで答えてくれる人もいます。

また、齢が老いても齢は聞きやすくなります。答えも「85才と3ヶ月です」とか、100才を超すと「102才と1月と3日です」とか、幼少の子とお年寄りは細かな日数まで答えたくなるのです。

若い時は小学校5年生とか、中学生3年とか、高校生1年とかはっきり答えが返って来ます。20才や25才未満の人(女性)には「歳は何才ですか」と聞きやすいのですが、30才を越すと見られる人に齢を聞いたりすると「セクハラだ」とかいろいろ問題が生じます。

最後の話になりますが、若く見える人(若づくりの人)は絶対に他人に年齢を言わない方がよろしいかと思います。60才位に見える女性がもし70才だったとします。齢を70才だと相手に明かすと、急に70才に見えてしまうからなのです。人は齢相応の様相として相手を見る(受け止める)からです。

ところで、あなたは何才でしたかね?・・・・・。