「コーヒーの木も実が付けば、園芸にもよろし」
コーヒーの原産地は、アフリカの「エチオピア」の高山地です。
それが今では他の大陸の熱帯・亜熱帯に広がり、プランテーション形式で広大な面積に作られています。
コーヒーの木も実が付けば見事です。
コーヒーと言えば、ブラジルのサンパウロ州やパラナ州で作られ「サントス」から出荷されていました。今では生産地が拡大し思わぬ国でも栽培されています。
ブラジルはコーヒー栽培に適した気候(特にサバナ気候地区)とテラロッサという赤紫色の土壌の排水に適したことにより生産が盛んだったのです。
栽培条件は、降水量(1800~2500mm)が多く、日当たり(温度高く)の良く、土質が問題です。
写真は北海道医療大学の薬学教室の温室のコーヒーの木です。実った実の肉質部を取り除き、その中の豆がコーヒー豆です。
実の成長時期には雨季で、実の収穫時期には乾季になる気候が良いのです。
同じ南米のコロンビアが世界第三位の生産国です。近くのグアテマラ、コスタリカ、ホンジュラス、メキシコ、ペルー、ジャマイカでも生産されています。ジャマイカは「ブルーマウンテン」コーヒーで有名です。
コーヒー原産地のエチオピアは「モカ」コーヒーで、タンザニアでは「キリマンジャロ」コーヒーで知られています。
コーヒー産地はアジアにも広がりました。インドネシアのジャワ島の「ジャワロブスタ」が有名です。
世界第二位の生産国はアジアのベトナムで、第四位はインドネシアです。
この頃ではインドやパプアニューギニアもコーヒーの重要な産地に成長しています。