雪降る街 カムイラピットの楽園 こな雪 ぼた雪 あられ雪

けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

然別峡 かんの温泉

2012-12-14 22:22:03 | 温泉
「秘湯・かんの温泉」の名を知っておられる方も多いと思われます。
カムイラビット夫婦も15年ほど前の初夏に一泊したことがありました。新聞でその後閉鎖になったと聞きましたが、おしい事だと思っておりました。2011年になり鹿追ホットスプリングス(勝海敏正社長)が回収し再開されると報道されました。
訪れた当時、「かんの温泉」は秘湯の言葉にぴったりな温泉でした。ラビ妻は夜に温泉に入るのが気持ち悪いと言うほど、暗い階段をおりて潜り込むような場所にある薄暗い温泉場を気持ち悪がっていました。泊まり客が少なく、そのためか襲われる錯覚に陥るらしいのだと言います。こうした温泉は秘湯と言うのでしょうが、異様な感じでした。

猿の軍団

2012-12-13 19:53:27 | 随想
「カムイラピット」も年の瀬は(12月13日)忙しくなってきました。机の上を片付けていましたら、以前にメモした自由詩が出てきました。
むかしはけったいな物(おかしな物)に興味を持ち、頭を使っていたことだとおどろきです。
今日はその中の一つを載せて見ます。自分でもおかしなものだと思いながら・・・。言葉遊びです・・・ お笑いください。

   赤尻・赤顔猿

   猿の軍団 北の国 
   急な斜面を 尻で滑って人里へ
   尻皮剥けて 尻赤く
   街に出てきて 札幌ラーメン
   フーフー息かけ 食べている
   熱いラーメン 顔赤く
   街に出てきて 人気増す

冬道は スタッドレスタイヤです

2012-12-13 19:09:17 | 風土
むかしの札幌の雪は、灰色に濁っていました。当時はタイヤにピンの滑り止めのついたもの(スパイクタイヤ)で、アスファルトを削り取って、その粉塵が雪に交じって汚い雪となっていたのです。
今ではスパイクタイヤの使用は禁止となり、みなスタッドレスタイヤの使用が定められ、札幌の雪も綺麗になりました。雪が白くなる景観の上からばかりでなく、健康上にも粉塵が影響していたと思わます。
しかし、峠越えを通例とするバスやトラックは事故につながるとして例外扱いされている聞いております。
札幌雪まつりの雪は白くなった雪を使用しそうですが、それでも綺麗さ(白さ)はいまいちで、定山渓などの奥の方から自衛隊のトラックで運んできています。雪まつりも大変な労力と費用がかかっているのです。
カムイラビットの家では、毎年12月1日を目途にスタッドレスタイヤに履き替えますが、今年は早めに履き換えたので楽になりました。タイヤ履き替えの季節には業者も忙しくなります。タイヤ4本で2500円前後です。
わが家では経済的に自分でタイヤの履き替えをします。タイヤ取り換えは春と秋の一つの大仕事です。

オンネト―湯の滝(足寄町) 貴重なマンガン鉱床地 

2012-12-09 22:35:47 | 自然
十勝管内足寄(あしょろ)町にあるオンネト―(湖)の美しさを知る人は多いことでしょう。阿寒湖に近いので足寄町にあると思っていない人が多いかもしれません。歩いて回れるほどの湖です。カムイラピットは二度回ったことがあります。
湖水が緑や青がかっていて美しく、山も身近かにあってなかなかの風景です。
この沼の奥に「オンネト―湯の滝」があります。ここには露天の温泉もあり湯は透き通っています。ここから流れる温泉水が川を温め、誰が放流したのか「ナイルテラピア」と「グッピー」が生息するようになりました。ザリガニも生息していたそうですが、外来魚に追われて(食べられて)見ることができませんでした。
さて、この外来魚が藻類を食べ二酸化マンガン生成を妨げていると言われます。オンネト―は風景明媚な土地ばかりでなく地表でマンガン鉱床が成長する世界唯一の場所とされています。真っ黒な岩のマンガン鉱床も見応えがあります。外来魚がその生成の妨げになると言われ、足寄町や環境省阿寒湖自然保護官事務所などが連携し、毎年外来魚駆除に乗り出しています。
今年10月の駆除では「テラピア」が1200匹、「グッピー」も3千匹以上が駆除されました。驚きの大変な数です。
捕獲だけでは一掃するまでになかなかならず新しい方法が今計画されています。それは温泉水の流れを変えて冷たい水を川に引き、水風呂作戦で外来種の熱帯魚を一掃しようと言うのです。
水風呂作戦がうまくいくことを願ってやみません。

ことわざ 日本人の知恵

2012-12-09 22:07:58 | 紹介
「ことわざ」には生活に役立つものも多くあります。今回は三つのことわざを紹介します。
 先人の言葉から学ぶことも多くあります。

○「一つ年上の女房は、金の草鞋(わらじ)を履いてでも探せ」 主婦の役目を果せるしっかり者(一家の食事と健康、家計を預かる主婦)。金の草鞋とはいくら歩いても減らない草履のことです。

○「ご飯を全部たいらげなてから、お代りするのはよくない」 縁を大切にする日本人の奥ゆかしい作法。

○「火遊びをする子供は 寝小便をする」 火遊びをする子供たちを戒める言葉。

〔間違った風習〕
○「二日良い酔いには迎え酒」 迎え酒をすると二日酔いを軽くしますが、楽になるつもりで飲んだ酒によって気分が悪くなる悪 循環になる事も注意が必要です。


さっぽろホワイトイルミネーション 魅力満点

2012-12-08 21:13:30 | 観光
札幌の冬の魅力は、「ホワイトイルミネーション」です。今年は、大通公園、駅前通、南一条通の三会場で行われています。時間は午後4時から同10時までです。
カムイラピットは先日ラビ妻のお友達の展示会の帰りに、大通公園を通りイルミネーションを楽しみました。
また、何日か後には藻岩山の夜景を楽しんだ後に、車でススキのから大通公園まで通ってみました。いつもこの時期に見るのですが、なかなかの良いイルミネーションでした。特に大通公園会場では、バイオディーゼル燃料を用いた「エコ・イルミネーション」を実施しています。
南一条通りのイルミネーションは何年か見ていなかったのですが、円型のイルミネーションで別な趣きを持っていました。
以前は、駅前からススキのまでの駅前通りは見事なイルミネーションが飾られていましたが、地下歩行空間設置によって、地上のの木が切り倒されて、駅前から大通公園までの飾りが無くなり、むかしの長い距離の見事さがなくなってしまいました。
大通り公園は12月25日、駅前通りは来年の2月11日までです。夜の中心街のホワイトイルミネーションも見応えがあり、是非とも出向いて見て下さい。

お漬物 お新香 我が家には欠かせない

2012-12-07 20:12:06 | 
秋はラビ妻は大忙しです。
その分けは、冬に欠かすことが出来ない「お漬物」を漬けこむ季節だからです。カムイラビットは特にお新香が大好きで、せがまれて毎年お新香を漬け込むことになるのです。
カムイラビットの一番の好みのお漬物は「ニシン漬け」です。
材料は「大キャベツ・ミガキニシン・大根・ニンジン・昆布・ナンバン・こうじ・しょうが・塩です。長年漬けていますので手間はかかりますが、手慣れたものです。塩の量はと聞かれるそうですが、はかって漬けた事はありません。「ミガキニシン」のかわりに「カスベ」や「スルメ」または「シャケ(秋味)」で漬けこむ家庭があったりします。寒くならないとすぐ酸味酢が来ますので、早くから漬け込むことができません。
12月上旬から食べることが出来ますので、今年の出来はどうかなどと封切が楽しみです。漬けてから1週間もすると食べ始める事が出来ます。今年は美味しく漬かりました。ラビ妻がボランティアに行っている先に、毎年届けて美味しいと評判になっています。
むかしから冬の野菜の無い季節にそなえるのが「お漬物」ですが、塩分を取り過ぎる原因ともなり、ラビ妻から食べる量の制限がかかります。
二番手に食べるのは、「大根のカボチャ漬け」です。もちろん材料は半乾し大根にカボチャ・砂糖です。カボチャが発酵して美味しくなります。塩はした漬けの時に使っていますので、本漬けの時は使いません。二斗樽に漬け込めば二人の食にはあり余ります。実においしいですよ。
むかし、お菓子も無かった時代にはこのお漬物がお客様の接待に使かわれました。
我が家でもむかしはいろいろ漬物を漬けました。白菜のカスミソ漬け、玄米漬け、おから漬けなどですが、現在は先に上げた「ニシン漬け」と「カボチャ漬け」にしています。

雪の商品化 早来の雪ダルマ 全国販売

2012-12-04 13:54:17 | 紹介
暖かい土地に住む人の中には「雪」も見たことが無く、「雪」にも触ったことも無い人もいるでしょう。そのような方に「雪ダルマ」(雪)を送りましょう、という企画が胆振管内安平(あびら)町の「早来(はやきた)」で行われています。珍しい企画だと感心しています。郵便局の名もユニークで「早来雪だるま郵便局」と付けています。
「雪を売る」とはなかなかの良いアイデアではないですか。早来に出向いた時、町の主要施設の建物の上に雪ダルマの像が乗せられており、早来は雪だるまの町として宣伝しています。
今季の注文受付もはじまりました。雪だるま型の発砲スチロールに「雪」を詰めて送るのですが、
 ○高さ45センチの物が送料込み4千円。
 ○高さ56センチの物が送料込で5千円。の2種類です。
前述の郵便局で12月20日から来年3月末まで行い、全国発送されます。
 雪だるま送りは、1980年から始められ、これまでの計は6万9944個の雪だるまを発送しています。今季は12月17日から雪詰作業を行い、20日から順次発送されていきます。暖かい土地の子供たちに北国からの夢が送り届けられるのです。

根雪宣言 とうとう雪の季節がやって来た

2012-12-03 07:45:59 | 自然
12月ともなれば土地の人は根雪到来にあきらめています。各家庭ではすでに冬にそなえた準備が出来ているのです。
暖房の準備、畑の後始末、保存野菜の貯蔵、庭木の雪に備えた縄かけ。さらには車の冬タイヤ(スタットレス)の履き替えなどと、秋は忙しく準備をします。
今年は木の落ち葉の様子を見ているうちに、葉が落ちないうちに雪が降り積もり、冬がやってきました。
今年の秋は我が家では少々仕事が遅れ、今になってあわてて冬にそなえています。まだしていない仕事には「秋に植えるニンニク」をいまだに植えておりません。あわてて今日(12月3日)雪を取り除いて畑を起こし、ニンニクを植えることにしています。
いつも12月1日を目途に行う冬用タイヤ交換は、今年は早めに11月20日に行ったので楽でした。来年も早めに取り替えたら良いと思っています。
忘年会は、12月に目白押しとなりますが、12月1日に「札幌地理サークル」と「花族会議」とが同一の日となり、やむなく花族会議の忘年会の方を欠席させてもらいました、残念な事でした。この日、1日は忘年会の時間帯に雪が大降りとなり、寒さも増して帰路は大変でした。次の日(2日)は早くから車を出さなくてはいけないので、雪で車が動けなくなるのではと、せっかく飲んだ酒がさめる中、夜中に車の屋根の雪除けと、車の周りの雪除けです。
次の日は何とか車も動かせて良かったのですが、この雪の多さではもう雪は融けず、「根雪」は必至です。
根雪とは年を越して解けない状況をいいます。温かい地方では「根雪」の言葉を使わない(知らない人もいる)でしょう。

啄木の詩には 郷愁がある 歌碑全国に170基

2012-12-03 06:43:05 | 紹介
「啄木の歌碑」は全国に170基が建てられているといいます。啄木の詩には魅力があり、人を魅了してやみません。
26年2カ月の人生、10年あまりの文学活動を考えると、詩の素晴らしさに感動し、さいたけた詩人であったと感心します。
今年は4月13日が「啄木没後100年」にあたり、北海道新聞でも何度か啄木について特集が組まれていました。詩を読む度に啄木の詩の素晴らしさを感じます。今日は全国に設置されている歌碑の中のいくつかを紹介します。

○ふるさとの山に向(む)かいて/言ふことなし/ふるさとの山はありがたきかな
○東海の小島の磯の白砂に/われ泣きぬれて/蟹とたはむる(函館・立待岬に碑)

○かにかくに渋民(しぶたみ)村は恋しかり/おもいひでの山/おもひでの川
○ふるさとの訛(なまり)なつかし/停車場の人ごみの中に/そを聴きにゆく

○潮かおをる北の浜辺の/砂山のかの浜薔薇(はまなす)よ/今年も咲けるや(函館・啄木小公園に碑)
○霧ふか好摩(こうま)の原の/停車場の/朝の虫こそすすろなりけれ

○新しき明日の来(きた)るを信ずといふ/自分の言葉に/嘘はなけれど
○神のごと/遠く姿をあらわせる/阿寒の山の雪のあけぼの(阿寒湖畔に碑)