震災6年5月6日
赤い宝石、今年はイチゴがどっさり採れました。我が家ではイチゴミルクにしたりデザートに出して、食べました。ただ、私がどういう訳か、イチゴ、スイカ、リンゴ等、果物を多く採りすぎると、夜に寝られなくなることに昨年気づきました。ですので、量を加減して食べています。果物は大好きですが、これも、神様のいいつけのような気がしています。何でも、程々に、過ぎたるは及ばざるが如しなんだと思います。たかが、果物、されど果物です。彼らから、いいことを学びました。
※一袋600Gありました。これが8袋ぐらい採れましたので、4.8Kgです。妹の所や近所におすそわけです。種類は紅ほっぺが主になります。
食は薬だといわれます。私自身もそう思います。三食三度毎日食べますので、食べ物には気を遣っています。殆ど、好き嫌いをせずに何でも食べます。ただ、苦手な物もあるのですが、食べるうちに愛着がわいて、何でも好きになっていくのです。ですので、あなたの好きな物は何ですか?と、いう問いには、はたと、返答に困ります。好きなすしでも毎日食べていると飽きが来ます。やはり、本来の体がそうなっているのかもしれません。
何でも食べますので、自分にはあまり偏見というのがないと思っています。また、そうならないよう努めています。人様が一生懸命丹誠込めて作ってくれた物は、何でもおいしく感じます。
まあ、自分の野菜作りも、同じようなスタンスで何でも、植えたり作ったりしています。そして、試行錯誤で育てるようにしています。
今の畑では、昨年は、ソラマメがうまくできませんでした。それは、土壌の酸性にあると思い、次回から苦土石灰を多く入れるようにしましたら、アルカリ化したのかよくできるようになりました。また、ほうれん草も作る前に、たっぷり苦土石灰を入れ、アルカリ化するようにしたところできるようになりました。
今、よくできないのが、トウモロコシと、トマトです。今後、無農薬でどうすれば、よくできるようになるか、考えてみたいと思います。
多分、土作りが大切だと思います。まあ、素質と環境の両面も大いに関連しているだろうとも思います。トマトは収穫間際になると、枯れたり腐ったりしてしまうので、苗が強く育つような土作りや品種選びが肝要かと考えています。
昔から、その土地で育てられている強い種を手に入れるのも一考かと思います。今、それが、ブームになっています。
今の苗は、温室用にはいいのかも知れません。多分工場で大量生産されている関係上、純粋過ぎて、菌の耐性がないのだと思います。耐性の遺伝子が削がれているのでしょう。
菌がいても感染しないような体力作りを考えたり、病気に強い品種を植えたりする工夫です。ちょうど、学問は学問であり、実践で鍛えてないと、その学問が実践化されないのと同じことだと思います。
このように考えていると、生物はいかに環境に影響されているかだと思います。そして、それに立ち向かう種の持つ免疫力を高めるかです。人間も生物ですので、同じようなものではないかと推察してます。
それにしても、最近、アレルゲンが問題となっています。ある幼稚園ではアレルギーのある子供の給食を以前は個別で作っていたのですが、最近では、給食センターが手が回らず、個別対応を保護者に任せる地域も出てきていることを聞きました。こう、アレルギーが増えると、学校ももう、限界です。一人一人に合ったものをつくるなど現実では無理でしょう。
人のアレルギー問題も文明の進歩と共に大きな問題になってきています。生物界に人為的な変化が顕著に表れて来ている時代になったなと、つくづく感じます。このままでは、アレルゲンが増えて食べるものがなくなってしまう事態にもなりかねません。
生物とは何か、自然循環型社会とはどういうものかを、グローバルに考えていかないと、大変な時期に来ている気がします。
科学は自然を理解するものに使うようにし、自然の生態系を破壊するようなものに使わないようにするのが一番だと考えています。石油製品が色々できていますが、これも、徐々に減らして行くことが大切です。それから、自然界に存在しないものを作ることもやめていった方がいいのではと思います。
薬も程々にしておかないと、自然治癒能力を下げてしまいます。
そういう意味で、今後はより、里山的な感覚が大切だと思います。里山というイメージは、人と、自然がほどよく調和している状態だと考えています。そのような方向に世の中が進んでいってくれたら、人々はもっと、幸せになれるような気がします。その点、医学や化学の世界では大切なことではないでしょうか。