想い続けることができれば、その想いはいつか成就する

その日その日感じたことを詩、エッセイ、短歌、日記でつづります。野菜も育ててます。

ご注意!ダークパターン、至る所に落とし穴?

2022年08月03日 | 消費者問題
コロナ3年8月3日(ウクライナ侵攻元年)
 
 今は、ネット通販が盛んに行われ、アマゾンや楽天でお買い物をするのが当たり前の時代です。そんな中で先日こんなことがありましたので、ダークパターン問題の1つとして紹介します。ご利用中の方はご留意願います。
 それは、アマゾンでプレミアム会員資格継続の変更をしようとしたときのことです。アマゾンはそれでも、世界一お客様を大切にしているのを売りにしているので満足していたのですが、NHKが先日、本人が亡くなってからの口座から会費が引かれているという記事を目にし、私も自分の年、75歳にもなると、考えさせられましたので、早速手続きを取りました。自動継続ではなくて、1年毎に契約を見直すのです。
 実際それを自分でやってみて、その変更方法の複雑さにびっくりしてしまいました。とにかく、変更画面に行くまでが4つの関所を通らなくてはいけない画面構成になっていました。また、そこまでにたどり着くのに場面、場面の文面を見て判断するのですが、どう考えても、日本語表記がおかしく、そこでリンクをクリックしたら、画面終了になってしまうか、とんでもないことになってしまうようなあやふやな表記になっていて、最終局面には、まともな解釈ではたどりつけないように設計されているようでした。
 普通は自動更新でやるのですが、1年限りに変更するだけで、4つの関所を通らないとそれができないなんて、詐欺的な画面構成だなと想いました。アマゾンの担当者にもそのことをお話したら分かってくれたようで、今後検討するとのことですが、これはもう、業界では当たり前の確信犯だなとぴんときました。最初から、そう、設計されていたとしか考えられないのです。
 自動継続か1年限りかを最初の画面で選択できていれば、二択ですのでお客さんもすぐ判断できるのですが、わざと1年限りの画面を奥へ奥へと押しやって、すぐ、1年限りのボタンは押させないような仕組みでした。
 常日ごろからアマゾンは「世界一お客を大切に」を合言葉にしている会社として、私なりに信頼していたのですが、今回は騙された感じです。その設計が実はダークパターンなのです。実に巧妙に設計されていました。
 明らかに最初からそれを意識して設計した画面構成でした。だから、アマゾン担当者は私との電話応対には、私に押させる代わりに「アマゾン側でやります。」と、いったのだという事も分かりました。
 その事を想うと日本でも早急にアメリカを見習ってダークパターン防止法でも作って消費者保護の法制化を急いでほしいと想いました。
 しかし、日本では、現状、その言葉すら知らされてないようで、消費者センターの方でも知っている方は、殆ど皆無のようでした。まだ、日本ではこのダークパターンという言葉を知らない人が多過ぎます。この言葉を国民運動として、広げて健全なネット通販ができる社会をつくる必要性を今回強く感じました。
 まだ、アマゾンはいい方です。特にひどいのがヤフー関連です。皆さんもペイペイ決済をしている方もいるかと想いますが、ペイペイの支払いとポイント付与、残高、請求書などの関連は誰が見ても分かりにくく、早急に改善が待たれます。なぜ、こうも複雑に作らなければいけないかと考えてしまいます。
 また、ヤフーにメールが知られると、沢山のメールが押し寄せ、それを解約するだけでも、大変な労力です。デジタルや社会を脅かすこのダークパターンを早急に防止しないと、だまされる人が沢山出るでしょう。特に、未経験な青少年に影響が多いと想います。お気をつけください。
 そのほかでも、クレジットなどを使っていると、やたらと、リボ払いに誘導してきます。ぼやぼやしていると、間違って、リボ払いボタンを押しそうになってしまいます。押したくなる場所にこのリンクが張られているからです。これもダークパターンの典型例です。日本でも早急に利用者保護の為にもダークパターン防止の法制化が急がれます。

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