コロナ6年1月26日(ウクライナ、ロシア戦争4年)
6月のある日、にわか雨が突然降り始めました。そのタイミングで、私は川の方へ足を運んでみることにしました。雨は次第に激しさを増し、川の流れも濁り始めました。すると、川の中にゴミがちらほら流れてきたのが見えました。ペットボトルや袋などのプラスチックゴミ、紙くずなどが雨水に乗って川へ流れていく様子を目の当たりにしました。
しばらく川を観察していると、流れてくるゴミの量は最初はどんどん増えましたが、時間が経つにつれ減っていくのが分かりました。これは雨が降り始めた時、地表に溜まっていたゴミが押し流され、川へ運ばれてしまうためです。言い換えれば、地表のゴミが雨水によって一掃され、川に集まった結果とも言えます。このゴミは最終的に海へ流れ着き、そこで新たな問題を引き起こすのです。
海へ到達したプラスチックゴミは、太陽の光や波によってさらに小さく砕かれていきます。そして「マイクロプラスチック」となり、目には見えないほど小さな粒子へと変化します。これらは海の中で魚や貝などの海洋生物に取り込まれ、さらにその生物を食べた人間の体内にまで入り込むのです。研究によれば、マイクロプラスチックは血管の中にまで侵入する可能性があるとされています。このように、地表にあったゴミが巡り巡って私たちの健康にも影響を及ぼす時代が来ているのです。
大量消費を前提とした現在の資本主義は行き詰まりを見せています。便利さを追求し、物を使い捨てにする暮らしは、長い目で見れば地球環境を破壊し、私たちの未来を脅かす結果につながります。このままではいけません。自然の循環を基本とした、新しい仕組みが必要です。それは「自然に帰る」ことを目指した資本主義とも言えるかもしれません。環境との調和を大切にした経済活動こそが、これからの時代に求められるのではないでしょうか。
雨が教えてくれるゴミの流れを目の当たりにしながら、私たち一人ひとりができることを考えるべきだと改めて感じました。たとえば、使い捨てのプラスチックを減らし、持続可能な暮らしを意識すること。自然の循環を大切にした行動が、未来の地球を守る鍵になるのだと思います。
Viva nature!
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