感性 センス 直感 言葉では言い表せない感覚が根本では支配していると考えてます。教育できるものではない。もう、生来のものだと思います。教育しようと意図すると逃げてしまうもの。それが、感性であると思います。人生はパッションだ。と、岡本太郎はいったかどうかわかりませんが、多分そんな感覚で彼は生きてきたのではないでしょうか。よの芸術家はみなそのような感覚を持っているのだと思います。
さて、私が先日文化展で見た作品ですが、
「これだ。」
と、ひらめいた作品があります。色といい、まとまりといい、何となく私を虜にしてしまった作品でした。私のうちなる感覚ととけあうといいましょうか。何ら違和感がなく私の中に入って来ました。気がついて見ると私のなかにいつのまにか居座っていたという感覚かもしれません。こんなとき、素敵な出会いがあった。これが、邂逅なのか、と、思います。人生には色々な邂逅があります。その一つ一つが私の人生を作っているのかもしれません。
この世界は自己満足の世界かもしれません。しかし、このようなことをバネとして毎日の生活が充実もしてくるのです。理屈では言い表せない世界。この世界こそ生きている自分がそのことを実感する世界ではないでしょうか。やはり、芸術は全てのものを包含する奥のふかいものだと思います。だから、人生は芸術であるという先哲の言葉も心に響いて来ます。久しぶりに自分の分身に出会えたようか気分でした。
下の作品は池坊ですが、淡いパステルカラーの色がとてもまとまっています。構図と言い、色遣いといい、アクセントといい、空間の使い方といい、全体的な調和と言い申し分のない作品だと思いました。
下のは私が育てている大文字草です。
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