monoろぐ

古典和歌をメインにブログを書いてます。歌題ごとに和歌を四季に分類。

ルミ・ド・グールモン

2009年07月18日 | 読書日記

  鎖 (ルミ・ド・グールモン)

あなたの思ひの鎖が、
願はくば何時(いつ)も、私の頸(うなじ)を巻いてゐるやうに。

  腕環 (ルミ・ド・グールモン)

あなたの手首のまはりを、私の手で握る、
容赦なくあなたの血の流れを堰く、
これ等二つの腕環の控子(とめがね)には、
二つの接吻の紅玉をちりばめる。

     (「月下の一群 堀口大學訳詩集」より)

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