monoろぐ

古典和歌をメインにブログを書いてます。歌題ごとに和歌を四季に分類。

春暁

2010年01月17日 | 日本古典文学-和歌-春

山の端もそらもひとつに見ゆるかなこれやかすめる春のあけぼの(新勅撰和歌集)

かすみゆくさかひも見えぬ雲ぢかな春のながめのあけぼのの空(正治二年初度百首)

天つそらひとつにかすむ山の端のかぎりやいづ く春のあけぼの(明題和歌集)

よもの山かすみのころもすそ野までたちかさねたる春のあけぼの(快明詠百首和歌)

春はただかすむばかりの山の端にあかつきかけて月いづるころ(拾遺愚草)

月かげを 霞にこめて山の端のまだ明けやらぬしののめの空(続千載和歌集)

梅が香はまくらにみちてうぐひすの声よりあくる窓のしののめ(風雅和歌集)

コメント
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