monoろぐ

古典和歌をメインにブログを書いてます。歌題ごとに和歌を四季に分類。

桐の落葉

2011年09月13日 | 日本古典文学-和歌-秋

ひと葉づつ風におちゆく桐の葉のまれなる音の秋ぞさびしき(伏見院御集)

ひとしきり嵐はすぎて桐の葉のしづかに落つる夕ぐれの庭(風雅和歌集)

桐の葉もふみ分けがたくなりにけりかならず人を待つとなけれど(新古今和歌集)

秋の雨に桐の葉おつるゆふぐれのもののあはれをとふ人もがな(嘉元百首)

むらさめに桐の葉おつる庭のおものゆふべの秋をとふ人もがな(続千載和歌集)

袖にさへもろき涙をさそふなり桐のおち葉の夕ぐれの雨(延文百首)

(2009年11月8日の「桐の落葉」の記事は削除しました。)

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