monoろぐ

古典和歌をメインにブログを書いてます。歌題ごとに和歌を四季に分類。

「山岸」用例

2016年06月01日 | 日本国語大辞典-や・ら・わ行

 「山岸」という単語の早い例として、日本国語大辞典・第二版では、釈迢空『春のことぶれ』(1930年)からの例が添えられていますが、さらに、457年さかのぼる用例があります。

山岸のしづくの露か氷室風さえぬ時なくこほるした柴(10・草根集、2929)130ページ
竹の樋にうけてぞむすぶ山ぎしの苔の雫のつもる流を(10・草根集、9735)242ページ
庵しむるそのの竹原しげからで巖あやふき上の山ぎし(10・草根集、9757)242ページ
(『新編国歌大観 第八巻 私家集編4 歌集』角川書店、1990年)


「竹原(たけはら)」用例

2016年06月01日 | 日本国語大辞典-た行

 「竹原(たけはら)」という単語の「竹がいちめんに生い茂っている原。」という語釈の用例は、日本国語大辞典・第二版では、俳諧『寛政句帖-六年』(1794年)からの例が添えられていますが、さらに、300年以上さかのぼる用例があります。

庵しむるそのの竹原しげからで巖あやふき上の山ぎし
(10・草根集、9757)
『新編国歌大観 第八巻 私家集編4 歌集』角川書店、1990年、242ページ