monoろぐ

古典和歌をメインにブログを書いてます。歌題ごとに和歌を四季に分類。

「みなぎる」用例

2016年06月05日 | 日本国語大辞典-ま行

 「みなぎる(漲)」という単語の「①流れがはげしくて、水しぶきが立つ。」という語釈の早い例として、日本国語大辞典は1069-77年の狭衣物語の用例をあげていますが、もっとさかのぼる用例があります。

川のせの漲るあわの流れても人の憂き瀬は消えて恨みむ
(古今和歌六帖、第三、瀬)
『校註国歌大系9』国民図書、1929年、373ページ

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