「読み落とす」という単語は、日本国語大辞典・第二版では、狂歌『大団』(1703年)からの例を早い例としてあげていますが、247年さかのぼる用例があります。
何とて俊寛をば読み落し給ふぞ。
(「俊寛」)
『謡曲集2(日本古典文学全集34)』小学館、1987年、255ページ
「読み落とす」という単語は、日本国語大辞典・第二版では、狂歌『大団』(1703年)からの例を早い例としてあげていますが、247年さかのぼる用例があります。
何とて俊寛をば読み落し給ふぞ。
(「俊寛」)
『謡曲集2(日本古典文学全集34)』小学館、1987年、255ページ
「読(よみ)」という単語には、接尾語として、「機(はた)の筬(おさ)の数を表わすのに用いる。」という語釈があります。日本国語大辞典・第二版では、『名語記』(1275年)からの例が早いのですが、133年さかのぼる用例があります。
久しくおともせぬ人に
とよみあまり二よみ三よみ思へどもなどまどほなるきそのあさ布
(108・基俊集、127)
『新編国歌大観 第三巻 私家集編1 歌集』角川書店、1985年、470ページ