しなしなの記録

 しなしなの趣味の記録です。洋楽カラオケ、郵便局訪問、川、猫など

吊り革が教えてくれたこと

2009-08-24 21:33:56 | Weblog
 今年の3月26日に、青森県三沢市、十和田市の郵便局を訪問しました。その際、十和田観光電鉄で、三沢市と十和田市を往復しました。帰りの電車で吊り革の文字に目が行きました。トップの写真です。
 「Bunkamura」と書かれています。「こっちにも文化村があるんだ。そんなわけないな。これは東急線の車輌がそのまま使われているんだろう。」と考えました。札幌に帰ってきて調べたところ、そのとおりでした。
 平成12年8月に東急目蒲線がダイヤ改正となり、余剰となった車輌が地方譲渡になりました。十和田観光電鉄でも受け入れ(東急グループ?)、平成14年9月から運行しているそうです。車体に書かれている名称等は変更されたことと思いますが、吊り革は変更されず、そのままにされたようです。

 札幌市には札幌市交通局が運営する交通資料館があります。そこで、展示されている古い路面電車の吊り革には、コマーシャルが付けられています。私も子供の頃、よく眺めた記憶があります。千歳鶴(日本清酒 札幌の酒造会社)、壽みそ(福山醸造 札幌の味噌・醤油醸造会社)のほか、ハイ・ミーが有りました。下の写真です。なにせ古いので、写真では読み取りづらいのですが、薄っすら見えます。

 味の素で造っているハイ・ミーは今でもあります。かつては化学調味料といっていましたが、原材料はさとうきびから取れる糖蜜やでんぷんです。現在では、うま味だしと呼ばれています。昆布・鰹・椎茸のうま味が含まれているそうです。
 下の写真はカゴメ成吉思汗たれとなっていました。

 成吉思汗はジンギスカンと読みます。羊肉の北海道料理です。今でこそ、ジンギスカンは全国的に知られていますが、40年近く前は、北海道のローカル料理でした。そのようなローカル料理のたれをカゴメのような大手メーカーが造っていたとは驚きです。でも、私はカゴメのジンギスカンたれで食した記憶がありません。ベル食品(札幌のメーカー)のたれ以外を食べた記憶がありません。
 現在はカゴメ成吉思汗たれは製造・販売されていないようです。

 今後とも、電車等に乗ったりしたときは、吊り革に注目しようと思います。何かおもしろいことを教えてくれそうです。
コメント
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