過去にもご紹介しましたが、姫路市内の郵便局訪問をしていて、廃止されたモノレールの跡を見つけました。


その先には、かつて大将軍駅としても利用されていた10F建てのビルがあります。トップの写真です。UR都市再生機構の所有です。新聞報道によるとそのビルの解体が決まったそうです。

姫路のモノレールは市営で、開業は昭和41年5月17日、姫路大博覧会に合わせ、開業したそうです。姫路、大将軍、手柄山の3駅、わずか1.6kmという路線でした。姫路と大将軍はわずか、500mしかなく、大将軍駅は利用する人が少なく、昭和43年1月31日には、廃止されてしまいました。

このビル、1F~4Fを市が買い取り、1~2Fはテナントが入り、3Fが軌道、4Fがホームになっていたそうです。5F~10Fのマンションには、77戸のうち2/3が、現在も入居しているそうです。
建築当時は「画期的なデザイン」のビルだったそうです。しかし、現在、耐震診断をすると「震度6~7で倒壊・崩壊の危険あり」となるそうです。所有するUR都市再生機構では、補強も検討しましたが、コストがかかることから、取り壊すことになったのだそうです。
また、ひとつ昭和が消えていきます。

