信濃川にかかる萬代橋は、新潟市のシンボルだと思います。現役の道路橋で有りながら、国の重要文化財になっています。2004年(平成16年)7月6日に指定となりました。
橋長は、306.9m、幅員は22.0mです。側径間を両側に持つ6連の鉄筋コンクリートアーチ橋です。1929年(昭和4年)8月の竣工だそうです。アーチの景観は、真ん中から、42.4m、41.5m、39.0mとなっており、当時としては、最大支間の鉄筋コンクリート構造物だったそうです。この支間の違いが美しさを生んでいると思います。また、御影石で化粧もしていることも美しさを際立たせていると思います。広幅員で造られたのは、路面電車が走ることを想定したからだそうです。なので、戦後のモータリゼーションにも、幅員も荷重にも対応できたのでしょう。
側径間部もなかなか素敵な形に収められています。
橋の上からはこのような景観が広がります。