札幌芸術の森美術館では、「浮世絵師 歌川国芳展」が開催されていました。前編が4月25日(土)から5月26日(火)まで、後編が5月30日(土)から明日、6月28日(日)までです。
前編は連休中に行きました。後編は、忙しかったことからなかなか行けず、本日、6月27日(土)に行ってきました。
芸術の森は、なかなか素敵な所です。
公園としても楽しめます。
案内看板が掲げられ、美術館へ導きます。トップと下の写真です。
歌川国芳は、猫好きの浮世絵師でした。そして、反骨精神旺盛な浮世絵師だったようです。役者絵が禁止になれば、猫で描く。亀の顔を役者の顔にする。
役者絵は迫力があります。構図がすごいです。そして緻密です。
人で人の顔を造り上げる。猫で文字とする。上下で違う人物にするなと奇想天外な絵も有ります。
後編では、水滸伝の豪傑を描いた作品が多かったです。迫力がありました。私は水滸伝は読んだことがあるので、登場人物がわかり、絵のイメージも納得です。しかし、私には歌舞伎の知識はほとんどないので、役者絵はあまりピンとこなかった(迫力や構図のすごさは感じました)です。本日、仮名手本忠臣蔵は、江戸時代でなく、室町時代になっており、吉良上野介が高師直に、大石内蔵助が大星由良助になっていることを知った次第です。
芸術の森には、旧有島武郎邸も移築されています。
1908年(明治41年)外国留学から帰国した有島武郎や、札幌に戻り、北大で英語を教えるかたわら、文筆活動をしたそうです。1913年(大正2年)、有島武郎自身が設計したのがこの家だそうです。ここには、1年も住んでいないそうです。その後は北大の職員寮、学生寮としてつかわれていましたが、1986年(昭和61年)にこの地に移築、保存されているそうです。
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