2011年3月11日午後2時46分、巨大地震発生。場所は三陸沖。地震の規模はマグニチュード8.8、気象庁観測史上最大。全国的被害はニュースの報道されているが、我が館林市の状況は次のとおり。
①震度は6弱(群馬県南部)、②被災者は死者1名、公民館避難10家族以上、帰宅難民60人程度、③被害状況は家屋(屋根瓦など)1千件以上、④停電1万8千軒以上(翌日午前6時までに全世帯復旧)、⑤水道は第三浄水場の取水がストップ、⑥固定電話、携帯電話は殆どつながらない。
我が家の被害は次のとおり。
①家族は5人とも無事(野田市、八王子市、館林市(自宅と勤務先2箇所)に分散)、②被害は屋根ぐしの破損、車のキズ(車庫内での落下物と自転車の転倒によるもの)、食器の破損、③停電は翌日午前4時30分まで。
反省事項というか、教訓は次の3つ。
①電話は役に立たない、②停電を想定した準備をしておく、③物は固定しておく。
携帯電話も固定電話も殆どつながらない。我が家はひかり電話で、停電すると全く使えず、自宅の母とは連絡が取れない状態となった。
状況を把握するには、現地に行くしかない。待っていては情報は入らない。
ライフラインは複数の手段を用意しておいた方がよい。オール電化は停電すると全く身動きが取れない。我が家はガスが使えたので良かった。水も同じだ。本市の場合、利根川からの取水がストップしたが、地下水があったので良かった。自宅でも水道と井戸がある方が良い。しかも電動ポンプでなく手動のポンプ。
有効なのは乾電池式のラジオや懐中電気。火災の心配がなければ灯油式のストーブが良い。調理やお湯を沸かすことも出来る。そのお湯で湯たんぽも作れる。
幸いだったのは、買ったばかりの液晶大型テレビが倒れなかったこと。理由はキャビネットに固定してあったから。自転車は固定してなかったので倒れて車が傷に。物は固定した方がよい。
心の面では、1人でなく複数の人数で支えあうことが重要。母は近所がたずねて来て一緒にいたので良かったと話していた。
政府や自治体、東電、鉄道会社が全力で取り組んでも、直ぐに復旧できないことが多々ある。そんな時は、電気などに頼らずとも自給自足できる用意しておく必要がある。