群馬は北関東にありながら、放射線量の測定や開示が、栃木、茨城に比較し少ない。福島原発からやや離れているせいもあるが、大気や水の測定ポイントは前橋の1か所のみ。
東部の館林は前橋から離れ、福島に近い位置にあるので、放射線の測定と開示が必要と感じていた。
しかしやっと水については県内3か所のデータが公表された。
採水地点 |
測定値(Bq/kg) |
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放射性ヨウ素 |
放射性セシウム |
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(ヨウ素131) |
(セシウム134,137) |
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指標値 |
300(乳児100) |
200 |
県央第一水道浄水場 |
不検出 |
不検出 |
新田山田水道浄水場 |
15 |
不検出 |
東部地域水道浄水場 |
62 |
不検出 |
採取日時 |
平成23年3月24日(木)9時 |
結果は、放射性ヨウ素が乳児の摂取基準の100ベクレルに達していなかったのでホッとしたが、やはり前橋での不検出に対して、東部では62と高い値を示していた。
大気についても同様に東部に測定ポイントを設置し、データを開示すべきだ。
更に付け加えると、大気の表示方法は、時間単位になっているが、事故後の累積表示も併記するべき。上限の年間1,000マイクロシーベルトにどれ位近づいているか一目瞭然にすることにより、危険かどうか判断しやすくなる。