花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

赤い大地を駆け抜けて⑦・「ジェラルトン」から「ニューノーシア」へ

2008年07月12日 | パース滞在記

インド洋に面したジェラルトンの人口は約2万人、パースの北400kmの所にある中核都市です。
パース近郊のフリーマントルに次ぐ西オーストラリア第2の港町で、ロブスター漁が重要な産業のひとつ。
オーストラリア西部最大のロブスター漁船団がここを母港にしているとか・・・

ここのロブスターは「伊勢えび」として、日本にも出荷されているそうです。
ありゃりゃ~~、私たち、食べ損ないました

トップの写真は市役所の斜め前に建っている「大聖堂」です。



こちらは「ジェラルトン駅」
今ではもう路線も廃止されていますが、中々風格のある建物です。

周辺地域では羊毛や小麦の生産が行われ、広大な農場や牧場主たちの家族がこの街に住んでいるのでしょうね。
立派な病院も2つ並んでありました。

私たちが泊まった宿はこの総合病院のすぐそばの「ホスピタリティー・イン・ジェラルトン」
後で知ったのですがレストランもちゃんとありました。

2月22日
宿のレストランでコンチネンタルスタイルの朝食をとっていると、ナント今まで3度も顔を会わせたあの外国人ご夫妻が
ジェラルトンの街には多くの宿があるにも関わらず、ここでの4度目の再会は奇跡です。
奥様と抱き合ってご挨拶をしました。

あちらもビックリして、感激のジェスチャーを繰り返していましたが、私たちの拙い英語が相変わらず全く通じません


オージーのガイドさんがやって来たので聞くと、彼らはフランス人でした。
唇をすぼめるような発音で自分達の住んでいるフランスの街の名前を教えてくれましたが、こちらもフランス語は全く聞き取れませんでした



こちらがその時の記念のショットです。
英語の筆記なら会話よりは得意な主人ですが、フランス語となると手も足も出ません。
住所の交換が出来ずに残念でしたが、旅の良い思い出となりましたね



9時過ぎに宿を出発し、ガソリンを給油してから国道1号線に入りました。
流石に今までよりは車の数が多い感じです。
多いといってもこの程度ですが・・・



雲も切れてきて青空が広がってきました。
およそ200km行ったところの「Badgingara」という村でトイレタイムを取り、ここから1号線を離れて内陸の「Moora」の町に向かいます。



運転を交代して私がハンドルを握ります。
道の両側は果てしなく続く大規模牧場が広がっていました。

「Moora」の町は3年前の9月に、鎌倉の友人ご夫妻とワイルドフラワーを見るために寄った事があります。
牧場には黄色いお花が絨毯のように咲き乱れ、道路は黄色のアカシアの花のトンネルが出来ていました。
この道は「ワイルドフラワー・ロード」とも呼ばれているのです。

あの頃はオーストラリアの広さに圧倒されて声も出ませんでしたが、大分慣れましたね。



110kmのスピードが出ていますから、大型の連結車とすれ違う時は緊張します。
運転が苦手な私には冷や汗ものです



工事現場のおじさん達がかぶっているのは、黒い網で顔をすっぽりと覆う帽子・・・
ハエの大群が襲ってくるのです。
牧場には動物達の糞尿がありますから仕方がありませんね。



突然緑の中に教会の建物が現れて、どうやら目的地の「ニューノーシア」に着いたようです。



19世紀に突然タイムスリップしたような・・・
ここだけ違う空気が流れているような・・・
そんな雰囲気の町を散策する事にして、車を停めました。

教会の写真は↓で別途UPしていますので、そちらをご覧下さい。

叉、この回のコメント欄は閉じさせていただきます。下の欄で一括受け付けておりますので宜しくお願い致します。

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「ニューノーシア」の教会

2008年07月12日 | パース滞在記

パースの北東120kmの所にあるニュー・ノーシアは、スペイン人の修道士ドン・ロセンド・サルバドによってキリスト教の普及と、農業の伝承により、19世紀に作られた農業を中心とした町です。

ガソリンスタンドで給油をし、そこの売店でハンバーガーとコーラで簡単な昼食を済ませてから、私たちは教会巡りをしました。



こちらの銅像が修道士「ドン・ロセルド・サルバドル」でしょうか・・・?



礼拝堂や修道院等、歴史的な建物を散策しながら見学できます。
ビサンチン様式やゴシック様式が交じる町は、不思議な雰囲気を感じさせてくれます。



ツァーで来れば中に入れるのでしょうが、個人で勝手にドァーを押す勇気はありませんでした。


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マウスオンでご覧下さい

1846年に入植が始まったニューノシアには、オーストラリア唯一のカソリックのベネディクト修道院があります。
ただ、仏教徒の我々にはどの建物が修道院なのかが分りません


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門が閉められているこちらが「修道院」かな?
マウスオン・クリックでご覧下さい



門の装飾のアップです。



こちらの建物からは賑やかな声がして、テニスラケットを持った少女達が出てきました。
どうやら学校のようです。



そんな少女達を見守る古い銅像・・・

他にも「博物館」などがあり、開拓当時の耕作道具や当時の生活用品などが並んでいました。

ふと、パースに来るちょっと前にTVで観た「北の零年」という吉永小百合主演の映画を思い出しました。
歴史的には「北海道の開拓」と同じ頃ではないでしょうか?
よく似ています。

旅の最後の日になって真っ青な空が広がり、眩しいまでのカンカン照りとなりました。
ここからパースまではグレート・ノーザーン・ハイウェイを通って約2時間・・・
もう荒野というよりは郊外の風景が続いていました。

こうして私たちの、3泊4日のアクシデント満載の「冒険旅行」は何とか無事に終わりましたが・・・
親しい友人達には「歳も考えずに無茶して」とあきれ果てられました。
もうこのような旅も今回で最後かもしれません。
そう思うと一抹の淋しさがよぎります。


コメント (12)
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