花と緑を追いかけて

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いっぱいの主婦の日記です

「パース動物園」その2

2008年07月18日 | パース滞在記

この日は日曜日だったので、「パース動物園」にはたくさんの家族連れが訪れていましたが・・・
「上野動物園」を見慣れた私には「これが動物園?」と思うほど、日本の動物園とは趣が違っていました。

広大な敷地には自然に近い状態で動物と人間が触れ合えるよう、エリアごとに動物が飼育されています。
横浜の「ズーラシア」も、同じように広くてエリアごとに区分されている動物園ですが・・・
「パース動物園」では、緑の草や林の中にごく自然な姿の動物達がいて、人間の方が「おじゃましま~す」という感じなのです。



南国特有のお花もたくさん咲いていて、ピクニックエリアなどもありました。



こちらは代表的なワイルドフラワーの一つ「Red Flowering Gum」でしょうか。



「オーストラリアン・ブッシュ・エリア」のお隣は「アジア熱帯林エリア」で、林の中にゾウさんの姿が見えました。

若い飼育員の女の子が、棒やタイヤを使ってゾウと遊んでいました。
ロープが張られた柵の手前にはベンチが並んでいて、子供連れのファミリーが三々五々、目の前でゾウさんの素朴な曲芸を見学しています。
一日に何回かは園内を廻る「ゾウの行進」もあるようでした。
動物と人間との距離がとても近いように感じました。


こちらの写真は3年前の秋に、息子一家と行った我が家の近くにある「横浜市立金沢動物園」のゾウさんです
孫のハー君が一歳半の時でした。

円海山一帯に広がる市民の森の一角にあるこの動物園も、自然がいっぱいの中に動物達はいますが・・・
ゾウの居場所はすべてコンクリートの中です。
土や草は見当たりません。
この方がお掃除がし易くて衛生的なのでしょう。
そして見学者との間には、安全性を考えての大きな溝と生垣と鉄の柵が存在しています。

この時のハー君は、生まれて初めてみたゾウさんのあまりの大きさにしばらく固まっていました。
そしてその後にニコ~~っと


私たちは最後に鳥のコーナーに行きました。
周囲の国々と遠く隔たっているオーストラリア大陸は、独特の進化を遂げた動物や鳥がたくさんいます。
借家の庭にも聞き慣れない鳥の声が響いていました。

鳥の写真の一部をnon_nonさんのソースをお借りしてスライドショーで纏めましたので、小さな写真にマウスをあててご覧下さい。

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頭とお尻の先が黒い鳥はコウノトリにソックリですが、オーストラリア北部の海岸に生息する「PIED HERON」と標識には書かれていました。
カモは日本のカモと同じですが、やはり南国色が綺麗に見えますね。
もっと綺麗だったのはブルーのクチバシのカモ・・・
標識には「BLUE BILLED DUCK」と書かれていました。

一番右側の写真は水の中を泳ぐペンギン、体の小さな「Little Penguin」です。

水辺の脇に木道があり、私たちはその上を歩いていきました。
頭上には大きな網が適当に張られていましたが、あれでは外部の小さな鳥も入ってくるのでは?と気になったくらいです。
アバウトなオージー気質がそのまま表れていましたね。



「パース動物園」では動物も見ましたが、それよりもたくさんの森林浴を楽しんだ感じです。
大規模な動物園を見慣れた日本人には多少の物足りなさがあるかも知れませんが、ファミリーで楽しむにはこのような所の方がイイナァ~と思いました。
ほとんどの動物達が、子供の目線でも充分に見える設計でしたよ。



2月もそろそろ終りの頃でした。
パースにも秋の気配が・・・
こちらは何の実でしょうか?



コメント (22)
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