
その後、お天気は良いものの冷たい北風が吹き、桜の咲き具合が気になる所です。
春到来の暖かい日和に恵まれた27日(金)に、中学時代のクラスメートが住むマンション近くの
桜の名所「千鳥ヶ淵」に行ってみました。
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ソメイヨシノは全体的にはまだ3~4分咲き・・・
所々5~6分咲きの木も見受けられました。
下の画像はすぐそばに建つ「イギリス大使館」です。
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50代で未亡人になった中学時代のクラスメートのOさんが、横浜の戸建ての家を売って
このイギリス大使館から歩いて5分、東京メトロ「半蔵門」駅から歩いて3分の所に建つ
マンションに引っ越したと聞いたのは3年前でした。
卒業以来ずっと親しくしている同じクラスメートのTちゃんが、今年届いたOさんの年賀状に
”千鳥ヶ淵のすぐそばに住んでいるので、桜の季節に遊びに来て下さい”と記されていたとかで
「行ってみない?」と誘ってくれました。
「都心のマンション生活も興味があるしね」
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オフィスといった感じの8Fの角部屋を、1LDKに改装して住んでいるOさんの部屋で
賑やかにお喋りしながら頂きました。
明るくて広いリビングには、彼女独特のセンスが光る骨董家具が並び・・・
仕事に必要なミシンや着物地が収められていました。
Oさんはこの春10冊目の本を出した、着物リフォームデザイナーなのです。
詳しいことは

食後は千鳥ヶ淵を散策(3月27日)
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20度を越えた暖かい日差しに、5~6分咲きのソメイヨシノも見られましたが・・・
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千鳥ヶ淵と言えば皇居の石垣とお濠に垂れる薄いピンクのソメイヨシノが有名なショットですが
あいにくまだ殆ど咲いていなくて、撮影できませんでした。
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代わりに満開だったのがピンクの濃い「寒緋桜」と白い「大島桜」
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父の転勤で中学時代は新潟市で過ごした私・・・
中2の時に「ソフトボール部」を仲間達と立ち上げ、私はサウスポーのピッチャー
Oさんはキャッチャーでバッテリーを組み
雪の季節以外は白球を追っていた1年でした。
でもその頃からOさんは美術担当の先生に絵の才能を認められ
市の展覧会で特賞を取ったとか・・・
昔話に花が咲きました。
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私とTちゃんが訪ねると聞いて、急きょ新潟からOさんの親友のKさんも前日に上京
Oさんのお部屋に2泊していくそうです。
旧近衛師団司令部庁舎
芸術家のOさんが案内してくれた所は、桜道の先に建つ「近代美術工芸館」
一般は210円ですが、シニアは無料で入れました。
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中村ミナトの「ジュエリー:四角・球・線・面」展をやっていたので入りましたが
凡人の私にはとうてい身に付けられない作品ばかり

Oさんに言わせると「ファッションショーなどで使われるのでは?」とのことでした

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明治43年(1910)に陸軍技師田村鎮の設計により完成した司令部庁舎は赤レンガ造り、二階建て
スレート葺、簡素なゴシック風で、明治洋風建築としては代表的な存在となっています。
関東大震災や第二次大戦をくぐりぬけ、ほぼ完全な姿をとどめています。
昭和52年に一部を改装して東京国立近代美術館工芸館として生まれかわりました(パンフレットより)
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千鳥ヶ淵のお花見は30代の時に両親と息子と来ています。
50歳前後の頃にはご近所仲間と3人で、新宿御苑とここのハシゴのお花見


そして主人と10年くらいに前に帝劇でミュージカル「エリザベート」を観賞した後
ここまで足を延ばしました。
過去3回来ていますが、この重要文化財指定の旧近衛師団司令部庁舎は初めてでした。
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2時間ほど散策して再びOさんのマンションに戻り、コーヒーを飲みながらお喋りです。
話題はもっぱらOさんの経験を聞きながらの、これからの私の生き方

ご主人は11ヵ月間のガン闘病の果てに亡くなったというOさん
「気持ちが立ち直るのには3年かかったけど・・・」
「私は着物のリフォームの仕事が具体化していたので、ずいぶん助けられたわ」
「あなたは50代だったから飛べたのよ」と私が言うと
「70代だって飛べるわよ。諦めることない」
「3年後には好きな趣味で輝きなさい。いつまでもめそめそしていてはダメ」と
叱咤激励されました。
「まずは3年かけて生活をスリム化して、マンション住まいを勧めるわ」と
助言を頂きました。
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どうもTちゃんも私も長女でヌクヌク育っている分、芯が弱いところがあって
若かりし頃の苦労を語るOさんの迫力には叶わないと感じましたが・・・
たくさんの刺激をいただいて、5時過ぎには失礼しました。
渋谷で軽くディナー
半蔵門線で渋谷に出て、Tちゃんは井の頭線経由で八王子
私は東横線経由で横浜に帰りますが、渋谷で軽いお食事をしていくことにしました。
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渋谷の様変わりには驚き、しばしウロウロ

完全なオノボリさん状態でした、
ようやく見つけた「イタリアン」での、桜エビのパスタとビールが美味しかったです

刺激がありすぎた1日に、二人して思わずタメ息をつきました。
9時半頃帰宅したら、点けて行った覚えのない玄関ドァー脇の電気が灯っている

今の私が一番怖いのは突然の孤独死と、押し込み強盗
主人が生きていた頃は点けたことがない電燈ですが、自動的に灯る門燈とは別に
今は防犯上夜から朝まで点けています。
ご近所の友人ノンちゃんのご主人が毎日犬の散歩で我が家前を通るので
日中もこの電気が点いていたら、ピンポーンを鳴らして確認して欲しいとお願いしています。
ですから起きるとすぐにこれを消すのが私の日課ですが・・・
元神奈川県警のご主人に今朝聞いたら「昨日は点いていなかったはず」との答え

「じゃぁ~いったい誰が点けたの

一軒家はとにかく無用心で怖い

他にも摩訶不思議な出来事が多々あって・・・
「やっぱりマンションの方が安心かな~」と呟いています。