花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

白州次郎・正子夫妻の愛した「武相荘」

2010年06月04日 | 美術館&史跡巡り

初夏の陽射しが眩しい6月3日、町田に住む高校時代の友人Mさんに案内されて
白洲次郎・正子夫妻が終の棲家として過ごした「旧白洲邸・武相荘」に行ってきました。

小田急線鶴川駅から歩いて15分(バス便あり)、鶴川街道から少し入ったところにあります。

白洲次郎さんは、GHQ支配下の日本で吉田茂首相の側近として活躍し、
貿易庁(通商産業省)長官や東北電力会長等を歴任。
マッカーサーにも「ノー」と言った男としてNHKのTVでも紹介されていました。

政界が混迷する今こそ、こういうブレーンが居て欲しいものですが、
彼のような気骨ある人間が日本からほとんどいなくなりましたね

正子さんも随筆家、そして骨董収集家として知られています。


白州次郎・正子夫妻の物語は昨年NHKドラマスペシャルで放送され、観た方も多いかと思いますが
入り口の看板に「武相荘」についての説明が書かれていました

更に詳しいことはホームページをご覧下さい。


現在は記念館・資料館として一般公開され、私たちは1000円を払って中に入りました。

武相荘の名の由来は「武蔵の国と相模の国の境に位置する」事と「無愛想」を掛けたものだそうです。


門を入ると、正面奥に萱葺き屋根が印象的な母屋が見えてきます。


靴を脱ぎ中に入るとそこには、ソファなどが置かれた居間があり、
2人が使っていた身の回りの品々が、生活していた時と同じ様に並べられていました。

ここは元々は土間で、その上にタイルを張って洋間に仕立てたそうで、
ナント、床暖房完備

前日から展示内容が夏模様に変ったとかで、置かれているソファーも籐椅子・・・
並べられているガラスの食器なども涼しげでした。

中はすべて撮影禁止で画像はありませんが、太い梁と大黒柱が印象的な昔の農家の家に
それぞれに学生時代を欧米で過ごしている白州夫妻のモダンな感覚が取り入れられ、
渋い和の美の中に、当時としては斬新な生活模様がそのまま再現されていました。

一番印象に残ったのは北側にある本に囲まれた正子さんの「書斎」

暗い部屋なのに、机の前の窓からはあふれんばかりの緑が煌いて見えました。
「これなら落ち着いて原稿が書けそう・・・」と思わず呟いた私です。

そして自然そのままの庭には四季折々の野の花々が楽しめるようでした。

ホタルブクロナデシコ

他にもドクダミの白いお花の中に黄アヤメが数本見られました。


竹林や広葉樹の林もある広い庭には散策路も整備されていて、都会の喧騒を忘れるような空間です。
たくさんの「ヤマユリ」の蕾が見られましたので、これから楽しめそうですよ。

裏の林の中には「武相荘」の館長を勤める白州夫妻の長女・牧山桂子さん一家の山小屋風の住居もあり
さながら軽井沢の林の中を歩いているような風情でした


見上げれば萌黄色だった緑が更に濃くなり、初夏の太陽の光を受けて眩いばかりに輝いていました。
梅雨の前のこの時期は、空気も乾燥していて、緑の中を吹きぬける風も爽やか・・・
気持ちの良い時間が過ごせました


戦況の悪化による空襲や食糧難を予測して農地の付いた鶴川の農家を買い取った白州夫妻は
1943年5月に正式に転居し、ここで自給自足の農民生活を始めます。

次郎41歳、正子33歳・・・
以後次郎は終戦まで専ら農作業に勤しんだそうで、当時使った農機具も保管されていました。
これらはみなヨーロッパ製、BBQセットも置かれています。

当時から次郎は「カントリージェントルマン」を自称。
これは地方に在住しつつ中央の情勢に目を光らせるという英国貴族の考え方で、
ケンブリッジ大学時代から終生の親友となったロバートの影響が大きいようです。

元馬小屋だったという休憩所には次郎さんの大きな写真が飾られていました

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見惚れるほどの男前で、私はそばに寄って見上げてみました
マウスオンでご覧下さい

寝言も英語で言うほどの語学堪能、日本で最初にジーパンを履いた伊達男

「風の男」と言われる次郎を、ドラマでは伊勢谷友介。
伯爵家の生まれながら「韋駄天お正」と呼ばれた正子を中谷美紀が演じていました。
私は時々チラリと見ただけでしたが、あまりにもピッタリの配役で、改めて感心している次第です。

この「武相荘」には数量限定の「洋風弁当」(要予約)が食べられる食事処がありますが、
長居が出来る雰囲気ではありません。

私たちはお食事はせずにお菓子とお抹茶を戴きました。
美味しかったですよ

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売店で新潮社から出ている白州正子さんの、野の花語りの本を一冊記念に買いました。
マウスオン・クリックでご覧下さい

        

普段の私のお遊びは、山仲間とアウトドァーを楽しみ、
ご近所仲間と映画や美術館巡りなどを楽しんでいますが・・・

その他に年に1~2回、学生時代やOL時代の友人達との近況報告を兼ねた「お食事会」などを催し
お互いの友情を繋いでいます。

今回会ったMさんは、私が父の転勤で山口県に移り住みそこで2年間通った高校の同級生です。
去年の今頃は横浜港の氷川丸を見学し、山下公園前のホテルでランチをしながらおしゃべりに興じました。

1年ぶりに会った今回は、武相荘を見てから町田の駅のすぐそばでお食事
ユックリと語り合いました。

昼食はチャンコダイニング「若」でランチのコース料理をいただきました
歩いた後のビールが美味しい♪チャンコも付いてボリューム満点のメニューです

デザートもタップリ・・・でも残念ながら6月末で店じまいです

週刊誌に「チャンコダイニング・若」の倒産話が出ていたような・・・?
あの話は本当だったのでしょうか
今月いっぱい閉店サービスが行われているようでした。

実はMさんとは4月に会うことになっていましたが、母の突然の救急車騒ぎで延期となりました。
そう・・・
彼女はあのアイスランドの火山噴火で「中欧旅行」に行きそびれた友人です。

その後、ご主人と2泊3日の京都旅行をして気分を落ち着かせたとか・・・
 

食後は町田の駅から歩いて10分のところにあるMさんのマンションで、
お茶と果物をご馳走になり、お喋りは更に続きます。
1年分のお話しが積もっていますものね。

6階のリビングから「丹沢の山々」が近くに見えました。
一番左側の尖った山は「大山」、右に連なる稜線は「塔の岳」「丹沢山」「蛭ヶ岳」ですね。

Mさん、昨日は色々ご馳走になりありがとうございました
お陰様で楽しい1日でしたよ。


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32 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
☆marriさんへ (naoママ)
2010-06-09 09:31:53
しばらくブログの更新がなかったので、心配していましたが、
ナント「宮古島」にご旅行だったとは驚きました
本当にフットワークの良いmarriさんですね。
再度ユックリ拝見にあがります。

この「武相荘」は厚木の息子さんのお宅からは近いと思います。
小田急線の町田より2~3駅新宿寄りの「鶴川」からバス便があります。
この駅は急行は止まりませんからご用心ください。

この白州ご夫妻に興味がある方なら楽しい所かと思います。
私は男前の次郎さんの写真をたくさん見られただけでも満足しましたよ
内部が全部撮影禁止なのは残念でしたが・・・
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☆紅さんへ (naoママ)
2010-06-09 09:18:54
紅さんが鶴川の空手道場に通われていたのですか?
想像するだけでもきりりとしたお姿が浮びカッコイイです

この白州夫妻も素敵ですが、実物の紅さんご夫妻もセンスが良くて素敵でしたよ。

昨日はモカさんも行かれたそうで、とても賑やかだったようですね。
私もお会いしたかったけど、6月の火曜日は1日以外は時間がとれずに残念でした。

昨夜「鎌倉編」をUPしましたが、最後に遅まきながら「写真展」での様子も加えました。
目の負担が無い程度にご覧下さいね。

ところで「砂漠の砂」は漏れてはいませんでしたか?
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小田急線ですか! (marri)
2010-06-08 11:24:12
NHKの番組で見ました。
そのときは、奥様の視点からでした。
ご夫婦揃って、一線で活躍されていた方なのですね。
行って見たいなぁ~と思っていました。小田急線ならひとりで行かれそうです。
写真が撮れなかったのよね。見たい部分があります。
貴女の紹介でますます覗いて見たくなりました^^♪次回必ず出かけます。
返信する
Unknown ()
2010-06-08 07:05:24
おはようございます。
ご丁寧な紹介なのに短コメでごめんなさい。
先日だんだんさんの所で「自由民権資料館」へ行かれたお話をUPされてましたので
武相荘の事をお知らせした所でした。
思うが侭に生き通せるって素晴らしいですね。

余談ですが鶴川の道場に空手の稽古に通ってました。
一般男子の部紅一点(笑)
もう20年も前になるかしら、バリバリ現役の時、へなへな精神を鍛えていただこうと思って・・・。
成果のほどはどうかなぁ~(爆))))
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☆風のたよりさんへ (naoママ)
2010-06-08 04:50:25
古い農家の重厚な中に、正子さんが集めた骨董品や装飾品が展示され、
今回は「夏バージョン」なので一重の着物や身の回りの品々がさり気なく飾られていました。

家具や道具類などは私たちの祖父母の年代が使っていた懐かしさがありました。

「吉田首相や河上徹太郎、小林秀雄など著名人たちが座った椅子ね」と興味を覚えながら家の中を拝見した感じです。

住所は町田市ですが、アクセスは小田急線の鶴川駅から歩いて15分、バスもあります。
現地に行けば、案内板がありますから分かるかと思いますよ。
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☆ごん魔女さんへ (naoママ)
2010-06-08 04:17:45
白州次郎さんは晩年も農業をして過ごしていたそうです。
流石に使う農機具もほとんどが外国製でした。
ごん魔女さんのお宅にも同じものが・・・?

この「草つくし」という本は新潮社から出ているので書店でも購入できるはずです。

自然の草花を愛し、骨董の世界でも名を馳せた正子さんの「野の花語り」に私は初めてふれましたが・・・
「韋駄天お正」というあだ名が信じられないような、上品で素敵な内容でした。
返信する
☆ビオラさんへ (naoママ)
2010-06-08 03:51:40
「武相荘」がバスツァーに入っているのですか?
これは初耳でした。
平日のなので、見学者は圧倒的に我々世代の女性が多く、10名くらいのグループはいましたが・・・

皆、白州次郎・正子夫妻の生き方に興味を覚えてやってきたのでしょう。
ドラマの影響も大きいと思います。

それにしても実際の次郎さんが素敵でビックリしました。
たくさんのポートレートを見せて頂いただけでも、行った甲斐がありました(笑い)

返信する
☆maruさんへ (naoママ)
2010-06-08 03:41:47
昔の家はどっしりとして風格がありますね。
平屋で廊下が十字型にあり、部屋は田の字型に四つでした。
庭も広くて、とても個人では管理できず、このように町田市がやっているのでしょう。

白州次郎さんがとてもステキで、見ているだけで目が星になりました(笑い)

「ちゃんこダイニング」の若ちゃん、すっかり手を引いたのですか?
一時の羽振りは凄かったのに・・・

このお店での最初で最後のランチを楽しみました。
閉店出血セールで、通常なら3500円のコースが今月は2500円のようですよ。
ボリューム満点でした。
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武相荘 (風のたより)
2010-06-07 21:17:17
こんばんは。
この武相荘、私も一度は行きたいなと思っていたところです。
NHKでの放送も興味深く見ました。
白州次郎さんって本当に素敵な男性ですね。
第一線からではなく農業をしながら目は世界に
向けられていたなんて、生き方が素晴しいですね。
この武相荘、写真は一切ダメなのが残念ですが
naoママさんの説明で十分よくわかりました。
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ご無沙汰しました (ごん魔女)
2010-06-07 19:50:03
久しぶりにお訪ねしたら素敵な記事で引き込まれるように読みました。
特に白洲夫妻が使われたと言う農道具の部屋は興味深いですね。見たことがあるようなものもあり・・・

そして「草づくし」のご本、これはそこでしか売っていないのでしょうか?とても優しい素敵な本ですね。
武相荘・・・覚えて置いていつか行きたいものです。
返信する
白洲次郎 (ビオラ)
2010-06-07 17:27:19
白洲次郎・正子夫妻は名前は知っている程度でしたが
TVドラマを見てあの時代にこんな夫婦がいたのかとびっくりでした。
ドラマや映画では主人公は本人よりハンサムな場合が多いですが
次郎さんは本物もすごい男前、その写真と記念写真を撮るお気持ちも分かります(笑)
武相荘はこちらのバスツアーでも良く募集しています
ドラマ以降その人気も上がっているのでしょうか
素敵な所と知り私もお気に入りに入れておきます
返信する
ご無沙汰しています (maru)
2010-06-07 09:11:49
おはようございます。
夕べは、コメントありがとうございました。
久しぶりに、訪問しています。
白州ご夫妻、名前は聞いたことがありましたが、詳しくは知りませんでした。
大きな養蚕農家を移築されたのでしょうか、立派な「武相荘」ですね。やはり無愛想の意味もあったようですね。
いまでも、綺麗に保存され、資料館して公開、自分の見学しているようでした。内部は撮影禁止とは、残念ですね。
次郎の写真の前のお姿、スマートで端正な立ち姿に、うっとりしています。ちょっと星が気になりますが。
友達との楽しい散策のひと時、そしてお昼のランチが、「チャンコダイニング・若」でのボリュームにびっくりです。
若兄ちゃんは、今は関係無いらしいですが、閉店になるらしいですね。
貴重なお店になりましたね。
素敵な記事を拝見して、少しは勉強させて、頂きました。ありがとうございました。
返信する
地理佐渡さんへ (naoママ)
2010-06-07 08:36:52
白州次郎さんは第一線を退いてからも、農作業は続けたそうです。
外国製の最新式機械を取り入れるところが彼らしいですね。

「武相荘」の囲炉裏のある部屋や大黒柱を見たときは、S30年代前半に行った時の佐渡の伯母の家を思い出しました。

S30年代も後半になると行く度に変っていて、土間がダイニングキッチンに、囲炉裏の部屋は応接間になってビックリしたものです。

地理佐渡さんもお仕事をしながらのブログの管理、お忙しそうですね。
私も今週は仕事の週で遊ぶ時間はなかなか取れそうにありません
返信する
☆だんだんさんへ (naoママ)
2010-06-07 08:22:43
薬師池公園の大賀ハスは私も見たいと思っています。
咲き出したらお知らせください。

この「武相荘」は、白州夫妻が戦争で疎開をしそのまま終生住み着いたところです。
緑豊かな中にたたずむ古い家は何故か落ち着きますね。

ここを案内してくれた山口県出身の友人は、子供の頃に行ったお爺ちゃんお婆ちゃんの家が思い出されて「懐かしい!」と何度も言っていました。
「田舎」と呼べる古里が無い私は珍しさが勝りますが、だんだんさんはきっと友人と同じ様に「懐かしい」気持ちになるかと思います。
返信する
白州次郎 (地理佐渡..)
2010-06-07 07:36:18
おはようございます。

以前読んだ本にこの家の名が出てきました。
農機具の倉庫の風景が良いですねぇ。
乗り物好きの彼のことがしのべます。

さて、昨晩戻ったのが11時すぎでした。
今晩からブログ管理をぼちぼちとはじめます。
返信する
町田 (だんだん)
2010-06-07 00:34:02
この有名人夫婦の取り合わせは、ちょっと一般人とかけ離れてますよね。
TVではチラッとドキュメントを見ましたが。
たまたま、本屋で白州次郎の本があったので買って読みました。

町田の薬師池公園に近いことが分かりました。
先日行った自由民権資料館もそばにあるんです。
一度はお宅を拝見しに行こうかな。
公園は、もうすぐ大賀ハス(古代のハス)が開きます。
その頃また行くので、調べておきますね。
返信する
☆magamikさんへ (naoママ)
2010-06-06 22:03:45
「武相荘と白州夫妻」のことは何となくは知っていましたが、現地で白州夫妻の人となりを知ると感慨深いものがありました。

何しろスケールが大きい
そして戦争が終わってもこの地を離れなかった自然派志向・・・
ライフスタイルに関しては一致したお好みだったのでしょうね。
日本人離れしたご夫婦でした。

「ちゃんこ・ダイニング若」、やはりかなぁ~とも思います。
最後に味わえて良かったです。
今月いっぱい、今までの三分の二のお値段での出血大サービスでした。

私の父は転勤族でしたので、あちこちに友人ができました。
女の姉妹がいない私・・・
友人は大事にしようと思っています。
返信する
☆おみやさんへ (naoママ)
2010-06-06 21:44:28
この「武相荘」、おみやさんの所からもそう遠くないと思います。

1000円を払う価値があるか無いかは、この白州夫妻の生き方に共鳴できるかどうかだと思います。
私はそこまで心酔していなかったので、「正子さんが好んだレシピ」のお弁当は頼みませんでした。

でも疎開とはいえ日本古来の家に住み、終生そこを離れなかった行き方と自然を愛する姿勢は同調できる物がありました。
そして何より「白州次郎さん」がステキで、1000円も全然惜しくはありませんでしたよ。

返信する
白州夫妻 (magamik)
2010-06-06 16:24:43
こんにちわ~

白州夫妻は日本人の誇りですね!
生活ぶりも自然派には憧れとなりますよ。
「武相荘」というネーミングも納得できました。
今の不安定な政局を思うとこのような方があらわれてほしいですね。

「チャンコダイニング・若」閉店ですか?
いつまでもつのかなと思ってました。

noaママさんは幅広い友を持たれ、とても良い人生を歩いておられますね。
いつまでも続きますように。







返信する
☆ラッシーママさんへ (naoママ)
2010-06-06 16:14:25
町田はラッシーママのお宅からもそう遠くないでしょうね。
私は逆に「薬師池公園」にはまだ行っていません。いつか「大賀ハス」を見たいと思っています。

この「武相荘」は内部は全部撮影禁止ですから、どのように紹介すればいいのか迷いましたが・・・
このご夫婦のことを語ったエピソードがたくさんあり、長い長い文章になってしまいました

白州次郎さんの口癖は「プリンシパル(原則)」
激しさの中にも柔軟さがあったようですね。

一方、小林秀雄と青山二郎の友情に割り込むために、お酒を覚え、3度も胃潰瘍で倒れた正子さん。
一見破天荒な行動に見えるけど、何事にも手を抜かない性格だったのでしょうね。

今回買った「草づくし」という野の花語りの本が素晴らしいです。
写真も綺麗で上品で、とても気に入りました。
返信する
☆山小屋さんへ (naoママ)
2010-06-06 15:44:39
ナデシコには、カワラナデシコ、シナノナデシコ、タカネナデシコ、ハマナデシコとあるようですが、
詳しい知識が無かったので、平地で見たものはひとくくりに「ナデシコ」としました。

この「武相荘」で買った白州正子さんの本が素晴らしく昨夜読みました。
ナデシコの事も書かれていて
「私たちに親しい河原撫子は別名を常夏とも大和撫子ともいうが、それは唐撫子に対して大和といったので、
後にしとやかな日本女性の形容となった。唐撫子とは石竹のこと・・・」と紹介されていました。

毎年高峰高原にお花を見に行っていたという白州正子さん。自然のお花が大好きという正子さん。
イメージがぐんと私好みとなりました。ご夫婦ともども魅力的な方々のようですね。

「カワラナデシコ=ヤマトナデシコ」と言うのは知りませんでした。
ええっ~?「上野で見た?」
「大和撫子」という言葉自体がもう死語となっているようですよ。

現在は「男は愛嬌!女は度胸!」の時代ですからね~
返信する
☆横浜のおにいちゃんさんへ (naoママ)
2010-06-06 14:51:39
マイブログは長すぎて、読んでくださる方々にご迷惑をかけているのでは・・・
と反省しているのですよ。

写真なら1枚、文章なら1行ですべてを語れたら最高だと思います。
が・・・
どちらも自信がなくて、ダラダラと長くなってしまいます

ましてこの「武相荘」は内部が全部撮影禁止
どう表現してよいのやらと迷い、いっそう長くなってしまいました。

でも、白州夫妻の魅力あふれた生き方が分ればそれで良いかなぁ~と・・・

同じ丹沢でも、横浜南部から見た姿と、町田から見た姿とでは全然違っていました。
町田の方が断然丹沢に近いことが良く分りますね。



返信する
武相荘 (おみや)
2010-06-06 14:47:37
こんにちわ
何時訪れてもnaoママさんのブログは読み応え
がありますね。武相荘のことは友達から話を来たことがあります。薬師池公園の近くということなので今度行って見たいと思います。
白州夫妻のことは一度テレビで見ました。
素敵なご夫妻でしたよね。
返信する
武相荘! (ラッシーママ)
2010-06-06 12:17:45
naoママさん、こんにちわ!

今日はお天気で、気持ちの良い日曜日になりました。

武相荘の紹介、ありがとうございます。
以前行った町田の「薬師池公園」から近いと
どなたかが言ってましたので
一寸の時間で行って来れます

私の友達が既に行っていて、良い所よと言って
おりましたが、
このように細かく写真を載せて頂けば、雰囲気も伝わって参ります。

私もTVを見て、日本には凄いご夫婦がいたんだと感心しました。
元小泉首相は言った事はやったので、好きでしたね。
本物の白洲次郎さん、魅力的ですね。
俳優の伊勢谷 友介さん、似てますね。

1年ぶりのお友達とは、話しが尽きる事はなかったでしょう
楽しかったであろうのが目に浮かびます。

返信する
カワラナデシコ (山小屋)
2010-06-06 10:51:35
naoママさん、再訪です。
昨日は奥多摩の御岳山~大岳山~鋸山~奥多摩駅と
歩いてきました。
新緑がきれいでした。

ナデシコとある花はカワラナデシコです。
ナデシコより花びらが深く切れ込んでいます。
セキチクのことをカラナデシコというのに対して
これをヤマトナデシコとも呼んでいます。
高山で出会うタカネナデシコはもっと切れ込みが
深いです。

最近、なかなかヤマトナデシコに出会いません。
先日、上野で久し振りに「ヤマトナデシコ」に
出会いました。
やっと夢が叶いました。(笑)


返信する
☆夢路さんへ (naoママ)
2010-06-06 09:56:29
この日も私たちと同じ様な年代の女性達のグループが、三々五々訪れていましたね。
ドラマの効果も大きかったと思います。

白州正子さんは1998年まで現役で活躍していましたから、その破天荒な生き方はそれなりに知っていましたが、次郎さんのことはあまり知りませんでした。

育ちの良さを背景にした骨のある「ツッパリ」が何とも素敵
チョイ悪オヤジとは雲泥の差です。

吉田茂に可愛がられ、良きブレーンとなり、その気骨ある動きが戦後日本の国際政治にも生かされました。

今の時代のお坊ちゃまたち(特に鳩山・麻生・安倍さん)は軟弱過ぎましたね。
嘆かわしいです。
返信する
☆モカさんへ (naoママ)
2010-06-06 09:10:21
40年以上も昔、鶴川に友人がいて時々訪ねた思い出があります。
今ではすっかりベットタウン化して、周辺は住宅地となり驚きましたが・・・
この「武相荘」のある一帯だけは深い緑に囲まれていました。

白州夫妻の生き方はとにかく破天荒なのに、何故か?カッコ良いですね。
自然いっぱいの住まいも、そのポリシーに貫かれていました。
次郎さんの顔写真がアチコチに飾られていましたが、どれも素敵で憧れます。

山小屋さんとは同年代、小学校時代に机を並べていたような感じがしましたよ。
冗談がお好きな楽しい方でした。
返信する
こんばんは (横浜のおにいちゃん)
2010-06-06 01:12:19
久しぶりにお邪魔させていただきました。
白洲次郎さんは、本当に、男が見ても、
あこがれの、男前だと思いますドラマも見てましたし、
その以前から、いろいろなもので見聞きしてました。
すごい人だと思っていました。
町田で、公開もされているんですね。
親父の家が、多摩なので、今度、行く途中に
寄ってみようかなんぞ考えました。
イングリッシュガーデン、箱根、鎌倉と、
沢山のきれいな写真を見せていただきました。
ブログって、こういう風にまとめれば、
他の人のためになるんだなー
って、
さすがだなー、と、
勉強させていただきました。
ためになるし、眼の保養にもなるし。
また、寄らせていただきます。
丹沢の見え方が、、我が家の近くと違うので、
そういう写真も、楽しいです。
返信する
武相荘 (夢路)
2010-06-06 00:21:22
私も行きたい行きたいと思いながらまだ訪れておりません。
以前中学時代の友が上京したおり、誘うと企画しましたが、
なんと彼女は既に訪問済みでした。
意外と地方の方のほうが、東京近郊をよく知っているものですね。

NHKのドラマは観ていましたが、最後の回だけ見逃しました。
白州正子伝を読み、彼女の自由奔放な性格、生活に驚きを感じました。
白州正子にして白州次郎あり、という気がしますね。
確かに今の政界に白州次郎のような人物がいればと思ってしまいますね。
それにしても伊達男、カッコイイです!
返信する
「武相荘」行ってみたいです。 (モカ)
2010-06-06 00:04:47
naoママさま~こんばんは~♪

武相荘のことは知っておりましたが、
いまだに行っておりませんので・・・、
いつも嬉しいご紹介ありがとうございます。
HPも拝見いたしました。
TVで見ましたが、白州次郎という人、
とても魅力的な生き方をしてきたのですね。

いちだんと濃くなった緑にホタルブクロやナデシコが綺麗です。
丹沢の山々の景色もありがとうございました♪
は~い!ひと言で~す。。。
もう~山小屋さまとnaoママさまのやり取りがとっても面白いです~。
返信する
☆山小屋さんへ (naoママ)
2010-06-05 15:56:21
「武相荘」は白州夫妻の生き方のポリシーがそのまま表現された家でした。
私も憧れますが、所詮人間のスケールが違っている上に、生まれも育ちも庶民では「夢」の世界ですね。

>10年前の雑誌に載っていた私の写真よりも今の私の方が若い?<

「天狗岳頂上」で撮った写真の私は汗と埃にまみれたスッピンに近い姿です。
そして先日紅さんの写真展に行った時はしっかりメークをして化けた私です。

何せ未だに「花のお江戸に出る時は、きちんとしなくてはいけない」という観念にかられます。

山小屋さん、騙されてはいけませんよ~
返信する
武相荘 (山小屋)
2010-06-05 04:51:17
先月末にここを歩くプランがあり、ブログ仲間から
誘われていたのですが、急な用事ができて参加でき
ませんでした。
立派な萱葺き屋根があったそうです。
白州次郎・・・テレビのドラマで少し見たような
気がしますが、真面目に見ていなかったのでよく
覚えていません。

先日、上野でお会いしましたから、もう目の「キラ
キラ」は必要ありません。(笑)
10年前の雑誌の写真より若く感じました。
食事でもと思ったのですが、初対面だったので
恥ずかしくて?遠慮しました。
もっと山の話をしたかったです。
今思うと残念です。
返信する

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