花と緑を追いかけて

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映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

「明月院」のナツロウバイ

2012年05月28日 | 鎌倉散策
ゴールデンウィーク明けから梅雨入りまでの3~4週間は、緑がいっそう濃くなり
晴れると爽やかな風が気持ち良い初夏のような陽気が続きます。

私は1年中でこの季節が一番好きなのですが、今の怪我をしている身では中々遠出もままならず・・・
でも昨日の日曜日は紫陽花寺で有名な北鎌倉の「明月院」に行ってきました。


「明月院」と言えばこの丸窓ですね。


あちらの「庭園」側にピントを合わせて見ましょう。
6月の花菖蒲と11月の紅葉の時期には有料で開放され、今年も6月1日から入園できるそうですが
まだ花菖蒲の鮮やかな色は全然見られませんね。


今度はレンズを引いて、畳にピントを合わせて写してみました。
こちらのお座敷側と、あちらの庭園側が同じように明るくハッキリと写すには
どうしたらよいのか?と、迷いました


すぐ後ろ側、本堂の前にある庭園・・・
禅寺らしい趣です。

この日は日曜日でしたが、まだ「紫陽花」が咲いていないので、人出もさほど多くなく
カメラ撮影もラクでしたね。


茅葺屋根の「開山堂」の右手には鎌倉十井の「瓶の井」があり
そして左側には「明月院やぐら」と呼ばれる、鎌倉最大のやぐらがあります。

詳しい事はこちらでどうぞ
雪の「明月院」が見られ、丸窓からの風景も綺麗です。

おそろいのバンダナを首に巻いた、賑やかな子供達のグループがやって来ましたが
足早に戻って行きました。


私がまだ紫陽花も咲いていない「明月院」にやって来たのは、このお花を見るのが目的です。
今年も「夏ロウバイ」に逢うことができました


このお花を知って6年になります。

最初はご近所仲間の3人で、6年前の5月22日に「鎌倉お寺巡り&お食事会」と称して
この明月院を訪ねた時でした。

静かな境内でこの白いお花を見つけ、作業中の庭師さんに何のお花か聞きました。
そうしたら和尚様を連れてきてくれて・・・
和尚様みずから教えてくださいました。


「竹林」の周りにたくさんの「夏ロウバイ」の木があり咲いていました。


陽の当たる側で咲いている「夏ロウバイ」を写してみます。
花びらのフチがピンク色


蕾はもっと濃いサーモンピンク

例年は「東慶寺のイワタバコ」が咲きだす頃に合わせて、このお花を見に来ていましたが
その頃ではちょっと遅くて、最後の「夏ロウバイ」が辛うじて残っているだけで・・・
蕾は初めて撮影しました。


6年前の和尚様のお話では
「私が京都から持ってきて植えました。鎌倉ではこの明月院にあるだけです」
「ここには冬に咲くロウバイ、5月中旬に咲く黒いアメリカロウバイ、そしてこの夏ロウバイの三種類があります」
とのことでした。

黒いアメリカロウバイを探してみましたが、もう終ったようでした。


逆光気味に撮ると、このお花の優雅さがいっそう引き立つ感じですね。
竹林の近くが工事中で、余計人の姿も少なくて心行くまで撮影ができました。

山門前の紫陽花の奥にも数本の「夏ロウバイ」が咲いていましたが、訪れる人は殆んど気がつかない・・・

「紫陽花はまだ全然咲いていなくて残念ね」という言葉ばかりが聞こえてきました。


入り口のそばの、お茶席の前にも「夏ロウバイ」は咲いていました。


カメラを向けていると、「ナツツバキですね」という声がたくさん聞かれました。
「いえいえ葉っぱが全然違いますよ。これはロウバイ科のお花です」
「冬のロウバイとは全然違いますね」と・・・

まだまだ知られていないようですが、私はこのお花に会いに毎年のように通っています。
今年も片手を骨折して不自由ながらも、元気に逢いにこれて嬉しい限りですね

今はまだ静かな「明月院」ですが、あと2~3週間もすれば駅前からの行列が始まることでしょう・・・


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30 コメント

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Unknown (ちゃぐまま)
2012-05-28 23:04:26
丸窓の定点撮影。すばらしいですね~。
バック、バック、バック。
撮る方も楽しいでしょうが、見る方はもっと楽しいです。
技がさえているので、怪我をされていることを忘れていました。
ロウバイって夏椿のことですか?
それならいつも霊園で見て、心惹かれている
花なんですが。
返信する
良い所です。 (地理佐渡..)
2012-05-29 07:04:04
おはようございます。

もう5年ほど前かなぁ。ブログ仲間と
鎌倉で会いまして、ここにも訪ねた
のです。
今はその時の仲間の一人は他界し、
たった一度の出会いが最初で最後の
出会いとなってしまいました。
そんな思い出と共にかつて訪ねた風
景を眺めさせていただきました。

返信する
ナツロウバイ (山小屋)
2012-05-29 07:06:38
清楚な感じがする花です。
こちらにも咲いているところがあります。
もうそろそろ咲いているのではないでしょうか?
時間があったら行ってみたいと思います。

今年、雪の鎌倉を歩きました。
最後はこの明月院に下りてきました。
この丸窓から雪景色を撮るというカメラマンに
会いました。
四季を通して楽しめる窓のようです。

怪我は順調に回復していますか?
大きなカメラを持てるようになればもう
大丈夫だと思います。
返信する
夏ロウバイ (だんだん)
2012-05-29 11:52:22
その後、少しは手の動きに回復が見られるでしょうか?
花好きのnao♪さん、ムズムズして、思うようにならない苛立ちもあるでしょうね。
明月院は数回行きましたが、ちょっと御無沙汰すると忘れてしまいます!
ナツロウバイを、一瞬沙羅と間違えそうになりました。
詳しく見れば、違いは明らかでしょうが。
言われなければ分からない…情けない~

昨日は日本晴れだったのに、午後から雷と雨!
テニスコートから、すっ飛んで帰りました。
安定したお天気に、ゆったり散歩といきたいですね~
返信する
Unknown (marri)
2012-05-29 12:28:52
そうですか!
もう6年にもなりますか。おかげさまで私も
その半分くらいは、毎年見させてもらってます^^♪
いつもながら、嬉しく見させてもらいました。
アジサイのころにはお手手も治っているかな?
そのころには、また貴女のところで大好きなアジサイが^^♪
この不自由さを越えたら、元気なことがありがたくなることでしょうね!
返信する
丸窓 (nikonikotaro)
2012-05-29 18:53:01
私も明月院の丸窓ファンです。
今年、新緑季節になかなか行けなくて、
あじさい季節になりそう!
ナツロウバイは、よく分かりませんでした。
月笑軒ですかね。お茶屋さんの屋根の改修をしてましたが、終わったようですね。
私もあじさいの前に行きたいです。
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☆ちゃぐままさんへ (nao♪)
2012-05-29 21:33:18
ナツツバキとは葉っぱが全然違っていました。
でも蝋細工のような冬のロウバイとは全然違うお花で、名札を見てビックリしますよね。
確かに冬にこのお寺で見たロウバイの実が、このナツロウバイの実とソックリでした。

ナツツバキ(沙羅)は、我が住宅地の公園にもあり、私も好きなお花です。

このお寺の丸窓は被写体が良いので、どなたもステキにな写真が撮れます。
私も6年前に、オートのコンデジで撮りましたが、今の写真とあまり変わりありませんよ。
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☆地理佐渡さんへ (nao♪)
2012-05-29 21:50:42
鎌倉でブログのオフ会とは粋ですね。
撮影目的でしたか・・・?

私も20歳の頃から、仕事で縁あって通っている鎌倉です。
特に北鎌倉はさまざまな思い出が駆け巡りますね。

昔から著名人は多かったけど、海水浴のシーズン以外は静かな街でした。
今では一年中、特に紫陽花の季節は大勢の人が押し寄せる街となりましたね。
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☆山小屋さんへ (nao♪)
2012-05-29 23:56:36
痛みもだいぶ和らいできましたが、骨折した方の手の小指と薬指を使うとまだ響きます。
順調かどうかはギブスを外して、レントゲンで結果を見てみなくては判らないでことですね。
ちゃんと骨がくっついているのが判ってからでないと、傷めた手はを使う気にはなりません。

私の一眼レフカメラは幸い軽い種類なので、ほとんど右手で持ち、右手でシャッターを押すだけ・・・
痛めた左手は軽く支えて、レンズを動かすのみで助かっています。

この「夏ロウバイ」、山小屋サンのお宅の方でも見られるのですね。
ブログでも見る機会があり、最近増えているような気がしますね。
返信する
ナツロウバイ (eko)
2012-05-30 06:50:55
naoさんおはようございます。夏ロウバイ素敵な花ですね。タイサンボクの花に似ているみたいですが、上を向いていませんよね。それにしても詳しくて、毎回、凄いなあ~~~と思いながら拝見しています。
まだ、手の怪我も癒えていないのに。
明月院には、一昨年行きましたが、すいている時期に行けば、ゆっくり撮れそうですね。
でも、誘われれば、無理できますが、自由が少なくなりました。
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