悟朗さんの最初と最後のゲーブルの吹き替えなので重要な作品ですが、あまりきちんと載せた事がなかったのでご紹介します。
ご存知の通り「荒馬と女」はゲーブルさんの遺作です。
悟朗さんはいきなりゲーブルさん晩年の作品を吹き替えられた事になります。
マリリン・モンローさんはこの映画の後でディーン・マーティンさん共演の「女房は生きていた」(1962年)にもご出演でしたが、完成せずに亡くなりました。
モントゴメリー・クリフトさんも「荒馬と女」の後、数作にご出演でしたが1966年に亡くなっています。
悟朗さんと同じく「荒馬と女」が向井真理子さんの最初のモンローだった様です。
山内雅人さんは「荒馬と女」以前に「山河遙かなり」(1948年作品)でモントゴメリー・クリフトさんを吹き替えていらっしゃいました。(1966年10月8日NETで放送)
「夕陽のガンマン」のイーライ・ウォラックさんもご出演ですが、出番が多く印象に残りました。
***
「荒馬と女」 ブルーレイの表紙 (2014年5月2日発売)
TBSソニープレゼンツ(1983年放送)の吹き替えを収録
(DVDは2007年2月2日発売)
ロズリン(マリリン・モンロー/向井真理子)、ゲイ(クラーク・ゲーブル/納谷悟朗)
ロズリン(マリリン・モンロー/向井真理子)、ゲイ(クラーク・ゲーブル/納谷悟朗)
34歳のモンローさんです。ヘアスタイルが可愛いですね。
イザベル役のセルマ・リッターさん(NET版/七尾怜子、TBS版/京田尚子)、パース役のモントゴメリー・クリフトさん(NET版/山内雅人、TBS版/津嘉山雅種)、ロズリンのマリリン・モンローさん(向井真理子)
ゲーブル(納谷悟朗)、グイド役のイーライ・ウォラックさん(NET版/鮎川浩、TBS版/富山敬)、モンロー(向井真理子)
イーライ・ウォラックさんをもう一枚
マリリン・モンロー(向井真理子)、クラーク・ゲーブル(納谷悟朗)
*クリックすると拡大します。
***
「荒馬と女」
The Misfits 1960年 米
1966年11月19日(土) NET 土曜洋画劇場
ジョン・ヒューストン監督
ゲイ・ラングランド(クラーク・ゲーブル):納谷悟朗
ロズリン・ターベル(マリリン・モンロー):向井真理子
パース・ハウランド(モントゴメリー・クリフト):山内雅人
イザベル・スティアーズ(セルマ・リッター):七尾怜子
グイド(イーライ・ウォラック):鮎川浩
***
「荒馬と女」
The Misfits 1960年 米
1983年5月19日(木) TBS ソニープレゼンツ ノーカット版
ジョン・ヒューストン監督
ゲイ・ラングランド(クラーク・ゲーブル):納谷悟朗
ロズリン・ターベル(マリリン・モンロー):向井真理子
パース・ハウランド(モントゴメリー・クリフト):津嘉山正種
セルマ・リッター:京田尚子
グイド(イーライ・ウォラック):富山敬
レイモンド・ターベル(ケヴィン・マッカーシー):若本規夫
翻訳:森みさ
*DVD、ブルーレイに収録
***
<オマケ>
今回調べていてたまたま知ったのですが、クラーク・ゲーブルさんのお孫さんのクラーク・ゲーブル三世さんが2019年2月にお亡くなりになっていました。
タレントとして活動していたそうです。(享年30歳)
ご冥福をお祈り致します。
クラーク・ゲーブル三世さん (1988年9月20日~2019年2月22日)
30歳のクラーク・ゲーブルさんです。
目が似ていらっしゃいますね。
***
*自称吹替評論家様
*アマゾン、IMDb、ウィキ他