自称納谷悟朗後援会日誌

ファン歴50年の自称後援会長が、納谷悟朗さんの作品をご紹介しています。

ベイルート作戦 危機突破

2012-10-25 | 吹き替え
またまたB級スパイ映画のご紹介です。(笑)
この作品はフジで放送されていますが、先日ご紹介した「黄金のスパイ作戦」や深夜枠ではなく、スパイ映画枠の2年程あとに、普通にゴールデン洋画で放送された様です。
自称吹替評論家様資料。
どうも有難う御座いました。

***

「ベイルート作戦 危機突破」 1965年 伊/仏
Le Spie Uccidono a Beirut
米題 Secret Agent Fireball
1973年6月8日(金) フジ

ボブ・フレミング(リチャード・ハリスン):納谷悟朗 リチャード・ハリソン
リズ(ドミニク・ポシェロ):平井道子
エレーナ(ワンディサ・グイダ):来宮良子
ロシア諜報部員ユーリ(アラン・コリンズ):滝口順平
ロシア諜報部員(ジム・クレイ):寺島幹夫


平井道子、納谷悟朗

***

以前ご紹介した「ミサイル電撃大作戦」で、ケン・クラークさんが演じていたCIAスパイ、ディック・マロイのコードネームが「077」でしたが、今作の諜報部員ボブ・フレミングも「077」になっている場合があるそうです。
(公式には、「077」と言えばディック・マロイ)

ボブ・フレミングの映画は全部で3作あり、上記の「ベイルート作戦」はその第1作です。
ご参考に3作品のタイトル(米タイトルのみ)を載せておきます。


これは第2作「殺し屋への挑戦状」のPAL判DVDカバーです。
堂々と「077」と入っています。(笑)

第1作 「ベイルート作戦 危機突破」 1965年作品
Secret Agent Fireball
ボブ・フレミング(リチャード・ハリソン)

第2作 「殺し屋への挑戦状」 1966年作品
Killers are Challenged
別題:Our Man in Casablanca
ボブ・フレミング(リチャード・ハリソン)

第3作 「殺しはドルで払え」 1966年作品 
Fury in Marrakesh
ボブ・フレミング(スティーブン・フォーサイス)

*3作目のみ別キャストです。
*私がチェックした限りでは、2作目、3作目の吹き替えはありませんでした。
(少なくとも、悟朗さんは演っていらっしゃらないと思います。)

***

「ミサイル電撃大作戦」はこちらに載せています。

http://sun.ap.teacup.com/nayagorofan/660.html

***

別バージョンも教えて頂きました。
有難うございました。

「ベイルート作戦 危機突破」 1965年 伊/仏
Le Spie Uccidono a Beirut
米題 Secret Agent Fireball
1969年9月19日(金) TBS

ボブ・フレミング(リチャード・ハリソン):城達也
リズ(ドミニク・ポシェロ):沢田和子
エレーナ(ワンディサ・グイダ):北浜晴子
ロシア諜報部員ユーリ(アラン・コリンズ):雨森雅司
ロシア諜報部員(ジム・クレイ):近石真介

***

「墓標には墓標を」というマカロニ(悟朗さんが主役)に、リチャード・ハリソンさんがご出演になっていました。
この作品では、山田康雄さんが声を担当されていた様です。
キャストはこちらをご覧下さい。

http://sun.ap.teacup.com/nayagorofan/569.html

***

リチャード・ハリスン リチャード・ハリソン
Richard Harrison
1935年5月26日~
ユタ州ソルトレークシティ出身 アメリカ人
ヨーロッパへの出稼ぎで100作ぐらいに出演されたそうです。


近年のリチャード・ハリソンさんです。(2008年)

***

*自称吹替評論家様
*IMDb、アマゾン(米国)、ウィキ(米国)他


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大いなる西部 土曜映画版

2012-10-17 | ヘストン
「大いなる西部」
The Big Country 1958年 米
1976年4月10日(土)、17日(土) NET/テレビ朝日 土曜映画劇場
役名:スティーブ・リーチ(チャールトン・へストン)


ビデオのカバーです。
DVDのカバーよりこちらの方が素敵だと思うのですが、どうでしょう?(笑)
武藤礼子、城達也
(手前)納谷悟朗

まっぷ様が土曜映画版の台本をお持ちだそうで、写真を見せて頂きました。
折角なのでご紹介致します。
まっぷ様、本当にどうも有難う御座いました。


まっぷ様御所有の台本の表紙です。


キャストのページからの写真です。

「大いなる西部」
The Big Country 1958年 米
1976年4月10日(土)、17日(土) NET/テレビ朝日 土曜映画劇場
1976年3月8日(月)録音(前後編を一挙に録音した様です)

ジェームス・マッケイ(グレゴリー・ペック):城達也
スティーブ・リーチ(チャールトン・へストン):納谷悟朗
テリル少佐(チャールズ・ピックフォード):高搭正康
ジュリー・マラゴン(ジーン・シモンズ):武藤礼子
パット・テリル(キャロル・ベイカー):鈴木弘子
へネシー(パール・アイブス):早野寿郎
バック(チャック・コナーズ):大塚周夫

ラモン:神山卓三
レイフ:若本則夫
マンディ:浅井淑子
ブラック:増岡弘

中川まり子、緑川稔、玄田哲章

演出:佐藤敏夫
翻訳:木原たけし
調整:前田仁信
効果:TFCグループ
制作:東北新社

配給:ユナイテッド・アーチスツ・テレビジョン
制作:NET

***


台本からです。

一年ほど前、以前載せた記事に写真を追加したのですが、調度このあたりのシーンからの写真でした。
ほぼ同じ写真ですが、こちらにも載せておきます。(笑)


納谷悟朗、城達也

上の台本をこちらに書いておきます。

リーチ:マッケイさんか
ジム:そうだ
リーチ:ドー
ラダー牧場の牧童頭をやってるリーチだ
ジム:よろしく
リーチ:パットさんの馬車で迎えに来たんだ
彼女は友達の家でお前さんを待ってる
ジム:ほー? それを聞いて安心したよ
町を間違えたんじゃないかと思ってたんだ

リーチ:お前さんのか
ジム:そうだよ

リーチ:ここへ来ちゃ、そういう帽子はあまりかぶらない方が無

ご紹介頂いた台本はここまでです。

***

まっぷ様がお持ちの台本は、書き込みのない、さらの台本ですね。
皆さんが実際にお演りになるうちに、どんどん書き込みが入って、進化して行くのが常だと思います。
比較用にこのシーンのセリフをご紹介します。

納谷:マッケイさんか。
城:そうだ。
納谷:ドー。
ラダー牧場の牧童頭をやっているリーチだ。
城:よろしく。
納谷:パットさんの馬車で迎えに来たんだ。
彼女は友達のうちでお前さんを待ってる。
城:あー。それを聞いて安心したよ。
町を間違えたんじゃないかと思ってたんだ。

納谷:お前さんのか。
城:そうだ。

納谷:ここへ来ちゃ、そういう帽子はあまりかぶらねぇ方が無難だぞ。
城:ほお。どうして。
納谷:荒くれカウボーイのいい的んなるぜ。腕試しにはもってこいだ。
城:そりゃどうも。
納谷:やっ。(馬車の発車に、馬に向って仰っています)

*悟朗さんは、「的(まと)になる」と言う所を「的んなる」と言う感じで、べらんめい調です。
城さんのキャラが上品なので、対照的で良いですね。(笑)

***


オマケにもう一枚(笑)
ヘストン(納谷悟朗)

***

以前載せた記事です。

http://sun.ap.teacup.com/nayagorofan/472.html

*資料:まっぷ様。


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マーヴェリック

2012-10-11 | 吹き替え
以前リストに載せましたが、もう少し詳しいキャストを載せます。
日本テレビで放送してから、たった1年後にテレビ東京で新録したなんて面白いですよね。
(キャストも似ているし。笑)


(右)ジェームズ・ガーナー(納谷悟朗)

私は、ジャームズ・ガーナーと言えば「ロックフォードの事件メモ」を思い出します。
名古屋章さんの吹き替え、とぼけた感じが良かったです。
映画では羽佐間さんのガーナーを拝見していました。

悟朗さんのガーナーはこの「マーヴェリック」だけだと思いますが(多分?)、何故か両バージョンに参加されていて不思議なご縁です。(笑)

***

「マーヴェリック」  Maverick 1994年 米
1997年12月5日(金) 金曜ロードショー 日本テレビ

マーベリック(メル・ギブソン):大塚明夫
アナベル(ジョディ・フォスター):戸田恵子
クープ保安官(ジェームズ・ガーナー):納谷悟朗
デュバル提督(ジェームズ・コバーン):小林清志
エンジェル(アルフレッド・モリナ):玄田哲章
ジョーセフ(グラハム・グリーン):内海賢二

ディーラー:天野ひろゆき
白い帽子の男:南原清隆
夫人:内村光良
ベルボーイ:堀部圭亮
犬:ウド鈴木
マッド:有野晋哉
インディアンの少年:濱口優
子供:千秋
インディアンの少女:ビビアン・スー
子供:藤崎奈々子
トニー:勝俣州和

滝口順平、奥島和美、水野龍司、北村弘一、大川透
有本欽隆、藤本譲、平田広明、星野充昭、野沢由香里
岩田安生、藤木聖子、磯辺万沙子、青山穣、乃村健次
樫井笙人、岡本章子

***

「マーヴェリック」  Maverick 1994年 米
1998年12月24日(木) テレビ東京 木曜洋画劇場

マーベリック(メル・ギブソン):大塚明夫
アナベル(ジョディ・フォスター):勝生真沙子
クープ保安官(ジェームズ・ガーナー):納谷悟朗
デュバル提督(ジェームズ・コバーン):小林清志
エンジェル(アルフレッド・モリナ):菅原正志
ジョーセフ(グラハム・グリーン):小林修
ユージン(ジェフリー・ルイス):大塚周夫
御者(ポール・ブラインガー):北村弘一

演出:佐藤敏夫
翻訳:徐賀世子
調整:山田太平
製作:テレビ東京、ムービーテレビジョン

***

<参考>
DVD版キャスト

「マーヴェリック」  Maverick 1994年 米
2000年? ワーナー・ホーム・ビデオ

ブレット・マーヴェリック(メル・ギブソン):安原義人
アナベル(ジョディ・フォスター):深見梨加
クーパー保安官(ジェームズ・ガーナー):加藤精三
ジョゼフ(グラハム・グリーン):峰恵研
エンジェル(アルフレッド・モリーナ):有本欽隆
デュヴァル提督(ジェームズ・コバーン):小林清志
ユージーン(ジェフリー・ルイス):秋元羊介

***

*資料:ウィキ他
*IMDb
*アマゾン


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哀愁

2012-10-05 | 持ち役吹き替え
「哀愁」 Waterloo Bridge 1940年・米
1972年10月5日(木) 東京12チャンネル/テレビ東京
役名:ロイ・クローニン大尉(ロバート・テイラー)

テレビ初回放送から40年です。
40周年記念に少し書きます。


マイラ(武藤礼子)、ロイ(納谷悟朗)
空襲の中、地下鉄の駅での二人です。

あとでロイが、マイラが美人だったか、不美人だったか思い出せなかった。
それを確かめたくて彼女のバレーを見に行ったと言っていましたが、こんな綺麗な人じゃなかったら、わざわざ見に行かないですよねぇ。(笑)

***

「哀愁」 Waterloo Bridge 1940年・米
1972年10月5日(木) 東京12チャンネル/テレビ東京

ロイ・クローニン大尉(ロバート・テイラー):納谷悟朗
マイラ(ヴィヴィアン・リー):武藤礼子
キティ(バージニア・フィールド):富永美沙子
マーガレット(ルシール・ワトソン):鈴木光枝
オルガ・キーロワ(マリア・オーペンスカヤ):関弘子
公爵(C.・オーブリー・スミス):高塔正康

吉沢久嘉、飯塚昭三、八代駿
塚田恵美子、白石冬美、山本嘉子

***


ロイの母の邸宅で踊る二人です。
この舞踏会で流れる曲の一つに「Let Me Call You Sweetheart」があります。
ビング・クロスビーの歌にもあるのですが、この作品中ではワルツになっていました。
ロイが最後の方で、この曲の鼻歌を歌うのですが、その部分も悟朗さんの吹き替えになっていて素敵でした。(笑)

***

40周年記念に昔のインタビュー等から少しご紹介します。

★武藤礼子さん

一番印象に残った吹き替えは?と言う質問に対して

「やっぱりヴィヴィアン・リーの『哀愁』ですね。
作品的にも素晴らしかったし、彼女の持っているすべてが、ここに表現されているんですよね。
たいへんだったけど、やり甲斐がありました。」
(恐らく「ロードショー」のインタビューだったと思います。日付不明。1980年頃?)

***

★悟朗さん

好きな作品は?と言う質問に対して

「ロバート・テイラーの『哀愁』はとても面白い作品」と仰っていました。
(とり・みきの映画吹き替え王 2004年9月16日発行)

*昔の「スクリーン」誌のインタビューで、「哀愁」のテイラーは演りにくかったと仰っていた事もあります。(笑)

***

昔、悟朗さんが「ごちそうさま」に出演された事があります。
高島さんが「哀愁」の事を仰って下さって、私はその場で高島さんが大好きになりました。(笑)

悟朗さんはお料理は全くダメだそうで、番組では困りきっていらっしゃいました。
お作りになったのは、確かステーキ。
高島さんは美味しい、と言って下さっていました。
焼くだけだから、悟朗さんも何とかクリアされたのでしょう。(笑)
それにお肉自体、きっと特上だったのでしょうね???(笑)

***

★ヴィヴィアン・リー
★ロバート・テイラー

実際のインタビュー記事からの抜粋を見つける事は出来ませんでしたが、あちこちで二人共一番好きな映画として「哀愁」を上げていた、とありました。

特にヴィヴィアン・リーは、「風と共に去りぬ」や「欲望と言う名の電車」と言う名作をあえて外して、「哀愁」を上げていた様です。(笑)

*資料:ウィキ(米国)、アマゾン(米国)、Old Movie Nostalgia様
*ヴィヴィアンありき様

***

悟朗さんも武藤さんも素敵でしたが、マイラの親友のキティ役の富永さんも本当に素晴らしくて、忘れられません。
私にとって一番忘れらない吹き替えです。

***

以前書いた記事です。
興味のある方はご覧下さい。

http://sun.ap.teacup.com/nayagorofan/46.html


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