自称納谷悟朗後援会日誌

ファン歴50年の自称後援会長が、納谷悟朗さんの作品をご紹介しています。

徹子の部屋 1996年

2014-06-27 | その他
2013年7月24日の「徹子の部屋」(追悼特集)で放送された、悟朗さんのお話(1996年放送から)をご紹介します。

悟朗さん、本当にジョン・ウェインがお好きですね!
あとは、やっぱり徹子さんはスゴイです。本当に聞き上手でいらっしゃいますね。
ゲーブルに関してのお話、私も徹子さんと同じリアクションでした。(「わかります」)

一部のみの放送だったのが残念です。全部拝見したかったです。(笑)


ヘストン、ゲーブル、ジョン・ウェイン

黒柳: チャールトン・ヘストン、クラーク・ゲーブル、ジョン・ウェインって、皆さん大きい方ばっかりですよね。
納谷: そうなんですよ。どうして。こう本人はこんなに小さいのにガタイの立派な人ばっかり、やらされるんですね。
黒柳: そういう大スターの声の吹き替えってのは、やっぱり演ってらして、楽しいんじゃないですか?
納谷: やっぱりいい気持ちですよ。それは。
黒柳: ねぇ。ジョン・ウェインだってお演りになってたら、いいでしょう?
納谷: (笑)上手いですね。あの人はね。
黒柳: あ、上手いですか。
納谷: はい。 まあ一つね、比べちゃいけないんだけど。
僕はジョン・ウェインって人は好きですよ。やっぱり。吹き替えをしててね。
もちろん、あの、ヘストンは演りやすいんですけどね。
黒柳: クラーク・ゲーブルはどうですか?
納谷: ゲーブルはずいぶん前だから忘れちゃったけど、でも、あの人はとにかく、帝王って言われるだけあって、あの人が画面から消えて違う場面になるとつまんないですね。
黒柳: わかります。男らしいって言うかね。
それから、もう皆さんが大好きな「ルパン三世」の銭形警部って。
あれは他の物と比べると随分、こう作った声をしていらっしゃいます?
納谷: ええ。まあ、まるで作って、はい、演ってます。
て言うのは、アニメって言うのはね、絵があって、声っていうのは、こっちの役者が勝手にこう、作っていい世界ですからね。
黒柳: そうですね。吹き替えっていうのは、一応、クラーク・ゲーブルとかチャールトン・ヘストンって人はそこにいますからねえ。
あ、だけど、アニメっていう時は自分で作っていいので・・・。
納谷: そういう意味で、まあ、ああいうキャラクターをね、ディレクターといろいろ話 して、少し三枚目がいいじゃないか、みたいな事があって、まあ、ああいう声をね、一ぺん作ってみたんですけど。
黒柳: 警部の声、ここで演って下さいってすぐ言っても、すぐ演って頂けるんですか?ああいうのって?
納谷: まあ・・・(笑)
黒柳: 道歩いているとあれなんですって?あの、わりとお演りになったご本人は前に演ったセリフなんか忘れていらっしゃる時もあるけれども・・・
納谷: はい
黒柳: 見た人っていうのは、こないだのあの銭形警部のあのセリフが良かったって言って、ちょっと演ってみて下さいなんて道でいきなり言う人いるんですって?
納谷: そうなんですよ。
いるんですよね。そんな事言われても、こっちはもう録音終わったら全部忘れちゃ いますからね。
えー?ってこっちが聞くと、ちゃんと克明に覚えてるんですよ。
何々で演ったとか何とか。
そう言われてもね。しょうがないですよね。
黒柳: でも今ちょっと、あの声を出して下さいってお願いすると、どうなんですか?
納谷: うーん。まあもうワンパターンしかないんですけど。「ルパ~ン、逮捕する~」みたいな事ですか。
黒柳: (笑) いいですねぇ。

*後ろの方からも笑いが聞えていました。

***

吹き替えはそこに向こうの役者がいるから、それは変えられないが、アニメは自分で作れると言ういつものお話ですが、その「向こうの役者」に悟朗さんご自身がなっている事があります。
「ルパン」の外国語の吹き替えを聞くと、向こうの声優さん達が、悟朗さんのとっつあんの雰囲気に合わせてくれているのが伝わって来る時があります。
悟朗さんが演じられた洋画吹き替えの逆ですよね。
悟朗さんの銭形がそこにいて、それを吹き替えているんだな・・・と思うと感動します。(笑)
やっぱり悟朗さんが元祖ですね!!(笑)

***

*チャカ様
*荒野の流れ者様



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最前線 帰らざる決死隊

2014-06-19 | 吹き替え
イタリア、スぺイン合作の「最前線 帰らざる決死隊」の写真を少しご紹介します。(キャストは以前にもご紹介しています。)
このマカロニ戦争映画、かなりマイナーらしく、あまり資料がありません。
悟朗さんがタブ・ハンターをアテていらしたそうですが、残念ながら未見です。(???)


タブ・ハンター(納谷悟朗)


DVD等は全く出ていないと思ったのですが、チェコスロバキア版のDVDを見かけました。
舞台となっているエルベ川は、チェコとドイツを流れているそうなので、チェコの方にとっては作品としての意味が深いのかもしれません。
(正規版なのか不明。)

***

「最前線 帰らざる決死隊」
No me importa morir 1969年 西、伊
米題: The Legion of No Return 
別題: Bridge Over the Elbe 
1973年10月10日(水) 東京12

リチャード(タブ・ハンター):納谷悟朗
エリカ(エリカ・ウォルナー):小原乃梨子
ハインズ(ハワード・ロス):矢田耕司
ジョニー(クラウディオ・トリオンフィ):
クリスチーナ(ロザンナ・ヤンニ):

***


ロシア軍


タブ・ハンター 
tvhoard.com photo

***

この作品をご覧になった方で、キャスト詳細をお持ちの方はご教示頂ければ幸いです。

以前載せた記事です。

http://sun.ap.teacup.com/nayagorofan/234.html

***

*IMDb他
*評論家様


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夕陽のガンマン

2014-06-13 | 持ち役吹き替え
内海賢二さんの一周忌に、「夕陽のガンマン」から、内海さんと悟朗さんの「あの」シーンをご紹介します。


クラウス・キンスキー、クリーフ
最初にエル・パソの酒場で会った時です。

このシーンにはセリフはありませんが、キンスキーさんの切れかかっている演技がスゴイです。
イーストウッドがマッチをすると、続いて(キンスキーさんの肩で)マッチをするクリーフ。
クリーフがマッチを捨てると、続いてイーストウッドが捨てると言うリズムも抜群でした。

***

再会シーン


内海: これはこれは。珍しい野郎がいるじゃねぇか。


内海: 俺を忘れちゃいねぇな。
納谷: ん?
内海: 会ったじゃねぇかよ。酒場でよ。


納谷: あ~、思い出した。


内海: そうだろう。世の中狭いもんだ。
さぁ、どうした。火をつけねえのか?


納谷: たばこは食事が終わってからだ。10分ばかりしたら来てもらおう。
内海: 一分後には、地獄へ行ってるよ。立て。
小林: 落ち着け。


内海: さぁ立て。
口でよ、三つ数えろ。


寺島: 一つ。二つ。三つ。


内海: うわ~。(声のみ)

***

やっぱりクリーフにはかないません。(笑)
ピリピリしているキンスキーさん(のキャラ)と余裕のクリーフが最高でした。

***

上記シーンのキャストです
(すごく渋いキャストですね!笑)

モーティマー大佐(リー・ヴァン・クリーフ):納谷悟朗 リー・バン・クリーフ
ワイルド(クラウス・キンスキー):内海賢二
エル・インディオ(ジャン・マリア・ボロンテ):小林清志 ジャン・マリア・ヴォロンテ
クチーリオ?:寺島幹夫




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

銀河英雄伝説 77話、66話

2014-06-05 | 銀河英雄伝説
去年の6月1日に、メルカッツ提督他のご命日と言う事で少し写真を載せました。
またご命日が来て、日誌の「銀河英雄伝説」のカテゴリーをチェックしてみたら、それが「銀河英雄伝説」に関する最後の記事でした。
別館の方に時々載せていたので、そんなに時間が経っているとは思いませんでした。(笑)
折角なので一年ぶり(!!)に「銀河英雄伝説」を書きます。(笑)

***

メルカッツ提督とファーレンハイト提督は、最初のご登場からファーレンハイト提督の最期まで、何となく縁がありました。

実際の直接対話はガイエスブルグ要塞での別れの場面のみですが、その他にもお二人の縁を思い起こさせる場面が幾つかあります。

回廊の戦いで対戦する前に、お互いが別々にお互いの事を思い出していらっしゃいました。
66話と77話なので少し離れていますが、並べて見ると、お二人とも不思議な縁を思って感慨深げです。

それぞれの場面からのセリフをご紹介します。

***

第77話 「風は回廊へ」より


ヤン(富山) 帝国軍の先陣は、かのシュワルツ・ランツェンレイターとファーレンハイト艦隊だそうです。


メルカッツ(納谷) ほお。ファーレンハイト。あの男と私とは、いささか奇妙な因縁がありましてな。
現在は宇宙の端と端に立っていますが、つい3~4年前には、艦列を並べて共に戦ったものです。共通の敵軍と。


そうか。ファーレンハイトがな。

***

少し戻りますが、66話でメルカッツ提督が生きていると言う話が話題になった時です。

第66話 「黄金獅子旗の下に」

ミュラー(水島) 「ヤン・ウェンリーもさる事ながら、そもそも一連の騒ぎの原因となった噂。あれの真偽はどうなのです。
メルカッツ提督が生きておられると言う。」

ミッターマイヤー(森) 「こうなると、生きていると見るべきだろうな。」

ロイエンタール(若本) 「うん」


*この部分はファーレンハイトの独白です。

ファーレンハイト(速水)(アスターテ、リップシュタットと艦を並べて戦ったものだが、今や俺とあのお人とでは、仰ぐ旗が異なる。
たかだか2~3年の間によくも変転したものだ。この変転が、どの様な帰結を迎えるか、それを見届けるまではなかなか死ねないな。)


このシーンからオマケ。ファーレンハイト提督の回想(?)のメルカッツ提督です。(笑)

***

お互い同じ様な思いを持って、回廊の戦いを迎えられています。

メルカッツ提督は、ヤン提督から聞いて、御自分の相手がファーレンハイト提督だとご存知でしたし、ファーレンハイト提督も、その戦法から自分の相手が誰なのか気づいていらっしゃいました。
運命の対決ですが、お二人とも静かにその運命を受け入れていらっしゃるのが素敵だと思いました。

双璧の運命の対決は、やめようと思えばやめられたのに・・・と思うので悔いが残りますが、こちらのお二人は本当にそういう運命だったと言う感じがして、ある部分淡々としているのが好きです。

***

実際の対戦の場面等もいつかご紹介したいと思っていますが、現在の所、勿論未定です。(笑)

***

オマケ写真をこちらに載せています。
興味のある方はご覧下さい。

http://blogs.yahoo.co.jp/nayagorofan/32780411.html


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする