自称納谷悟朗後援会日誌

ファン歴50年の自称後援会長が、納谷悟朗さんの作品をご紹介しています。

サントリー・オールドのCM

2004-12-23 | CM
サントリー・オールドのラジオCM (1970年代後半?)
役名:レット・バトラー/クラーク・ゲーブル(「風と共に去りぬ」)

昔、サントリー・オールドのラジオコマーシャルに、フィックスの声優さんが出演して、往年の名画を再現すると言う洒落た内容の物がありました。
悟朗さんも御出演になっていましたが、特筆すべき点は、それが私の知る限り、このCMにおいてのみ実現した、納谷悟朗&武藤礼子版(一番正しいキャスト!笑)の「風と共に去りぬ」だった事です!!!

クラーク・ゲーブル=納谷悟朗に付いての説明は不要だと思います。
ヴィヴィアン・リーに関しては、特にフィックスの方はいらっしゃらなかった、と御教示頂いた事がありますが(注1)、私としてはやはり「哀愁」(注2)のつながりから、ここでのチョイスであった武藤礼子さんが一番納得出来ました。
特に「風と共に去りぬ」(1939 年作品)と「哀愁」(1940年作品)は、制作年度が近い事もあり、当時の年令のヴィヴィアン・リーのフィックスを武藤さんと考えても差し支えないと思いました。(←強引。笑)

このCMでは「風と共に去りぬ」の最後のシーン、レットが去って行く所をお二人が再現されていました。
モチロンCMなので、セリフの中に強引にサントリー・オールドが登場し、聴きようによっては可笑しいのかもしれませんが、私は吹き替えではついに実現が叶わなかった、悟朗さんのレット・バトラーを拝聴出来た事が本当に嬉しかったです。
(個人的には、脚本に「サントリーオールド」が登場しても、変な印象はありませんでした。お二人ともちゃんとシリアスな感じでレットとスカーレットを表現して下さったいました。)

コマーシャルで再現された名画の数々:

「風と共に去りぬ」
ヴィヴィアン・リー(武藤礼子) 
クラーク・ゲーブル(納谷悟朗)

「地下室のメロディ」
ジャン・ギャバン(森山周一郎) 
アラン・ドロン(野沢那智)

「昼下がりの情事」
ゲーリー・クーパー(黒沢良) 
オードリー・ヘプバーン(池田昌子)

「お熱いのがお好き」
マリリン・モンロー(向井真理子)
トニー・カーティス(広川太一郎)

「ピンクの豹」
ピーター・セラーズ(大塚周夫) 
クラウディア・カルディナーレ(小原乃梨子)

「王様と私」
ユル・ブリナー(小林修) 
デボラ・カー(水城蘭子)

「エデンの東」
ジェームス・ディーン(野沢那智) 
ジュリー・ハリス(鈴木弘子)

「俺たちに明日はない」(注3)
フェイ・ダナウェイ(平井道子) 
ウォーレン・ビーティー(富山敬)

作品忘却
リチャード・バートン(田口計) 
エリザベス・テイラー(武藤礼子)

語りは城達也さん。
その為ご本人がフィックスで登場されなかったのが少し残念でした。ヘプバーンが既出ながら、「ローマの休日」あたりを演って頂きたかったです。(笑)

(注1)自称吹替評論家様調べ。ご教示ありがとう御座いました。
(注2)「哀愁」ロバート・テイラー(納谷悟朗)、ヴィヴィアン・リー(武藤礼子)、富永美沙子
(注3)平井&富山版の「俺たちに明日はない」が実際に存在するのか、わかりません。
(ご存知の方、何卒御教示下さい)私が拝見した事があるのは、平井&野沢版。
なっちゃんが既に2度登場しているので、ここでは富山さんが担当されたのかも・・・??
*追加:平井&富山版は実際には存在しないそうです。
自称吹替評論家様、ありがとうございました。

<2012年3月18日追記>
文章を少し修生しました。

なお、「サントリーオールド」のCMにはアニメ版もあり「ルパン」や「ハーロック」もありました。
悟朗さんはちゃんと銭形で登場されて、しっかりズッコケ役でした。(笑)
残念ながら「ヤマト」はなかったと思います。
アニメ版のCMでも語りは城達也さんでした。

「ルパン」 山田康雄、納谷悟朗、増山江威子
「ハーロック」 井上真樹夫、小原乃梨子、神谷明


コメント (2)
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