役名:フュークス(ジョエル・ポリス)
私は怖いのや気持ち悪い作品が苦手なので、これも苦手と言えば苦手ですが、悟朗さんの役が変わっているのでその点がとても面白いです。
悟朗さんのキャラは命令する人ではありません。
(津嘉山さんや柳生さんに命令されていました。)
特に偉い人でもありません。(この人は、富田さんの助手らしいです。)
目立たない地味な人です。
地味ながら何か重要な鍵を握る人物と言うのは、悟朗さんの役として見かけますが、このフュークスは特に重要なキャラクターとも思えません。
(出番が少なくても重要なキャラとか、大黒幕とか、そういう類のキャラクターではありません。)
要するに悟朗さんが演じるには地味過ぎるので、不思議な感じがして面白いです。
どうしてわざわざ悟朗さんがご出演なんだろう???と思うと、謎すぎてスゴイです。(笑)
そして、途中、何だか訳が分からない感じで亡くなります。
(亡くなるシーンがなくて良かったです。)
とても地味なキャラクターですが、悟朗さんがお演りになると存在感が出てしまうので、その格差が意外性を増していました。(笑)
チェックした所、この作品当時、ジョエル・ポリスさんは31歳だったそうです。
私には、ポリスさんはもっと老けた印象でした。
(悟朗さんは当時50代でいらっしゃいました。)
フュークス(ジョエル・ポリス):納谷悟朗
究極のマイナーキャラ???(笑)
「遊星からの物体X」
The Thing 1982年 米
1985年11月30日(土) フジ ゴールデン洋画劇場
アール・“マック”マクレディ(カート・ラッセル):津嘉山正種
ギャリィ<隊長>(ドナルド・モファット):柳生博
フュークス(ジョエル・ポリス):納谷悟朗
先生:宮川洋一
ブレア<生物学者>:富田耕生
ウィンドウズ:池田秀一
ベニングス:寺島幹夫
ノリス:細井重之
屋良有作、野島昭夫、仲木隆司、藤城裕士、吉田恵美子
演出:岡本知
翻訳:鈴木導
調整:高橋久義
効果:PAG
制作:グロービジョン
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1982年南極のアメリカ観測基地。
寒いし孤独だし、大変な場所の様です。
いきなりノルウェー人の攻撃にあいますが、調べてみるとノルウェー人も大変な目にあっていた事が分かります。
そしてついに変な物が登場。(苦笑)
気持ちの悪い物は苦手ですが、この変な物の特撮が作り物すぎて、それ程怖くありませんでした。
バーナーを使って燃やしていましたが、途中で、ずっと氷漬けになっていたのなら、彼らはむしろ冷たい方が苦手なのではないか??と思いました。(笑)
すると最後の方で、この生物がもう一度冬眠して、救助を待とうとしているとの説明がありました。
なる程、冬眠出来るのか・・・と思いましたが、今まで何万年もの間、誰も救助に来なかったのに、どうしてこの先救助が来るなんて思えるのか、宇宙旅行が出来る様な文明があるのに、高等生物(???)の考えとは思えませんでした。(苦笑)
悟朗さんのフュークスが亡くなった時点で、普通なら見るのを止めている所ですが、記事を書く為に再見していたら結末が思い出せず、それが知りたくて最後まで拝見してしまいました。
でも、結末はどちらとも取れるので、見ても見なくても同じだったかもしれません。(苦笑)
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*ご協力:りおな様、松村様
*放送年月日、放送局資料:自称吹替評論家様
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<2018年10月1日>
文章を少し修正しました。